
仕事もようやく本来のペースに戻りつつあり,やれやれというところ.
今日,ようやく通勤中に読んでいた本"ニューニューシング"を読み終えた.
本の中では,書名を”先の先をいくもの”という意味で使っています.
多くの人がご存知かと思いますが,ネットスケープ社を立ち上げた,ジム・クラークについて,書かれたもの.
典型的なシリコン・バレーの起業家物語ですな.
痛快になのは,技術者のジム・クラークが起業にあたり,投資家だけに巻き上げられていた立場から,
逆に彼らを振り回すようになったこと.まさに1990年代後半のインターネット狂騒の一例.
あと,ジム・クラークが1990代前半に,あらゆるものがインターネットが取り込まれることを正確に予測していたことには驚かされる.
ただ,彼の予想通り,ブラウザとしてのネットスケープがなくなった今,彼はいったいどこで何をしているのかな?
10年前に,インターネットとWebの仕事をしていて,モザイクやネスケを使っていた私には,とても懐かしさを覚える時代背景.
なお,翻訳はこなれていて,読みやすい本です.