日曜日に読み終わった村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」。
第一作目「風の歌を聴け」から続くシリーズの4作目だった。
楽しい時間をありがとう。
仕事に追われる日常に、旅をしているような異空間が生まれた。
その中に、温泉のように浸かって、癒される心の奥。
羊男はどうなったのだろう。
そして、いよいよ公開になった映画「ノルウェイの森」。
まだ観に行ってない。
ランチ中、後ろのカップルが、まさに「ノルウェイの森」を観終わったばかりなのか、熱く語り合っていた。
日常にまで混じり込んでくる春樹ワールド。
どうやら彼は原作ファン、彼女は松山ケンイチファンのよう。
彼が松ケンを褒めまくり、原作になかったシーンなど語りまくっていた。
彼が松ケンを褒めるたび嬉しそうな彼女。
あぁ、私も観に行きたい。
最近はテレビはほとんど観ず、本を読むかDVDを観るか。
もはや、本気のものしか響いてこない。
本気の人にしか癒されない。
今の自分と不思議と波長が合うもの。
それらの本気の姿に、自分も「やっぱ魂削って生きたいよね」と心が勝手に共鳴するのだ。
この世界に、自分を表現する手段。
この道の上にいる人は、たとえ本人は苦しみのただ中にあったとしても、やっぱり輝いて見える。
心を打つ何かを発している。
人生の時間をささげるなら、このレベルまでいきたい。
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