1979年 東映
実は私、恥ずかしながら、このアニメの内容は全く知りませんでした。
コミックやテレビでもやっていたらしいですが、メーテルや車掌の変な風貌位しか印象がありませんでした。
ただ、この映画で流れた、ゴダイゴの歌が大ヒットしたのと、誰かに「メーテルににてる」と言われたことがあるので、知っていた程度です。
はい、期待しないでくださいよ。
実際、メーテルには全く似ていません!
ただ、髪をめっちゃ伸ばしていた時期、後ろから見たら似てたかも知れませんが、私は黒髪でした。
そもそも、Netflixでこの映画を観る前、いま話題の鬼滅の刃の2話目をみようとしていたんです。
私は巷のいわゆる流行りに乗るのが嫌な天邪鬼で、最近このアニメが映画になったりして大ヒットしている話を聞いて、意地でも見ないと思っていました。
なぜに意地になってまで拒否するのか、自分でもわかりませんが。
ところが、先日Netflixで映画を観た後、たまたまそのアニメの宣伝が目に入り、ちょっと一話だけ観てみようと思ったのです。
一話でこの話のそもそもの始まりを知り、いやいや、これを観たら続きを観るしかないと、昨日二話を再生していると、血です血。皿じゃなくて血。
実写ではなくアニメではありますし、一話にも血は流れましたが、昨日は血の気が引いて、気持ち悪くなっちゃいました。
私は、心臓の手術をした後、当分、テレビの暴力や乱闘シーンさえ、無理でした。
心臓に悪い、という比喩は聞いたことがありましたが、暴力や流血のシーンには耐えられなくて、優しいもの、美しいものだけを見ていこう、と思ったものです。
その後しばらく経つと、そこまでの拒否反応は無くなっていたのですが、昨日は無理でした。
もしかしたら、心臓が弱ってるのかなとも思いましたが、無理にみるものでもない。
このアニメは観るとしたら、次は最終回だけを観ることにして他の映画を検索し、なぜかこの映画を選んだのです。
結論、めっちゃよかった。
名言的な言葉にも心をうたれ、何度もうるうる。
顔中が目で、鼻がしゅっとしたメーテルに本当に似ていたら、違う人生だったろうなあ、とも思った(爆)
そして、涙涙のラストシーンからの、ゴダイゴの歌。
ひとりスタンディングオベーション。
アニメ映画としては、はじめて、劇場で観たかったと思った映画でした。
1979年当時、22才の私がみたら何を感じたのかな、とも思いました。
というのは、男子を一人生んだ母親としての感情もありましたので、結婚もしていない、悩み多きあの頃の自分は、この映画に何を感じたのか、聞いてみたいと思いました。
映画にしても、歌にしても本にしても、同じものを同じ自分が見聞きする時期によって、感動する部分が違うのでしょうね。
★は初めての★★★★★
戦闘シーンもありましたが、いまのデリケートな心臓が拒否するようなものではありませんでしたし。
私は、星空を見上げるのが好きなこどもでした。
大人になってからもそうでしたが、いつかどこかに置き忘れて来たものを呼び起こすような、
そんな感情が沸いた映画でした。
頓挫している絵が描けそうな気もします。
ただ、大人になった私には、ストーリーにツッコミたい部分も多少ありましたが、よい意味で何も残らない映画でした。
雲の多い朝です。
てつろうじゃなくて、こたろうは、本当に正確に5時半頃に顔を掘りにきます(爆)
よい休日をお過ごしください。
空から何が落ちて来るかもわからない世の中ですが、
今日もつつがなく過ぎますように
感謝をこめて
つる姫
私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。
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