まだ少し先の事ですが、ひな祭りについて少し。
ひな祭りはもともと五節句のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」でした。この日は古代中国では忌日(いみび)とされ、そのけがれを祓うため水辺で体を清め、厄払いが行われていたのです。それが平安期頃に日本に伝わり、土や紙の人形にけがれを移して水に流す「流しびな」の行事となり、貴族の子どもたちの間で「ひいな遊び」というお人形遊びとなりました。
これが節句となり、ひな人形を段飾りにして、美しく飾って祝うようになったのは江戸時代になってからです。もっとも、そのような形でお祝いを行ったのは、武家や貴族だけでした。この慣習が一般家庭に定着したのは、明治以後のことです。
だそうです。
28年前、我が家にも娘が生まれましたので、私の実家がお金を出してくれて、ひな人形を買いました。
自分自身段飾りが夢でしたが、住宅事情に合わせて、間口の長さとお雛様の顔で選んで購入したのが
リビングのソファと壁の間にはまるもの。
現代的なお顔の物もありましたが、やはりこういう和風なお顔のがいいかなと思ってこれにしました。
でも、後に聞いたら、幼い頃の娘的には「こわい」印象があったようです。
娘が20歳過ぎて、そのうち飾らなくなり、息子の方の孫が生まれた時、もう一度段飾りを頑張っただけで、後は
いまや、誰も引かなくなったピアノの上にお内裏様だけを飾るようになりました。
因みにお内裏様、というのは、このお二人をさしているようです。(お内裏様とお雛様、という言い方はまちがいだそう)
ひな人形は、もともと穢れを祓う為にあったものなので、姉妹や先祖からの物を共有することはNGと御大層に書かれているものもありますが、私は、娘の孫が生まれても、このひな人形を飾ってあげるつもりです。
日本の伝統行事のひとつとして、孫子に伝え、引き継がれていくのも、私は悪くはないかなと。
子や孫を想う気持ちが伝わることが一番大事かな、と。
このお内裏様たちが、一年の厄を祓ってくださると信じ、大切に大切にしていきたいと思います。
ひな人形は、ひな祭りが終わったらすぐに片づけないと、娘が嫁に行き遅れる、などという迷信もありましたが、
もう決まったので、関係ないわ。
私自身、嫁に行くのが遅れたので、母が冗談半分に「ひな人形を片づけるのをさぼったのが悪かった」と言っていたとかいなかったとか。
笑
まあ、これも、だしっぱや、だらしないのはいけない、という教訓のようなことでしょう。
話題が少し早かったですが、今日は娘たちが結婚の挨拶に来るので、敢えて書きました。
私自身は、もうひと月半続く、ひどい耳鳴りの改善に努めていますが、一進一退。
音楽を聴いたり、瞑想したり。思いつく限りの工夫をして過ごしています。
が、いずれ何とかなるだろうとも思っています。
必要ないと言われつつ頼み込んで、大きな病院で色んな検査をしてどこも悪くないし、安心要素を沢山そろえたうえでのことでもあります。
なった人でないとわからない、気が狂うほどのこの辛さも、この経験が誰かの役に立つよう、レポートしておきます。
医者は、耳鳴りは治らないと断言するけど、私は、治る、と思ってるし。
だって、治らないと言われたむずむず足だって、治ったもんね~~。
そう考えるとメンタル弱すぎと思っている私ですが、存外たくましいなあ、と感心します。
死ぬまで生きるのですから、この体と付き合っていくしかない。
魂までむしばまれないように、と意識できることは、ありがたい事なのかもって思うようにする。
さて、掃除して、二人を待ち構えましょう。
みなさまにとっても、素敵な一日になりますように。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫