昨日は、めっちゃ弱気になっていたつる姫ですが
あの後急にやる気になり、どこかに行くぞ!と決心しました。
鎌倉までは無理でもどこかで紫陽花を見よう。
歩いて行ける近場。
ネットで検索すると、以前にも行った事のある品川神社が目に留まりました。
確か歩くと40分ほどかなあ。
体調はよくないけど行ってみるか、と急ごしらえをして
水やパンや飴をリュックに入れ、万歩計を装着して
何でパン?かというとあまりお腹が空きすぎると体調がおかしくなるんです。
血糖値の急な変化もだめなようで、先日の入院はそのせいだったも知れませんでした。
いざっ!
しばらく出かけていないのと、この数年の方向感覚のマヒ(汗)
行き方を忘れていましたが、そこは品川区内なので大体はわかる。
以前チャリンコでよく走り回っていたので、大井町経由なら頭に地図があったのですが、
今回は大崎駅経由で行ってみる事に。
この2週間ほどの血圧は異常な低さ。よく生きて活動できるな~という程です。
上が70台の時もあるんです。信じられないでしょう?
案の定歩きはじめると足元がおぼつかなくなりました。
行けるのかな・・・。
いやいや、大丈夫。運動すれば血圧が上がるんじゃ。ここで引き返したら先に進めない。
そんな事を考えながら、寂びれる一方の平和坂商店街を下り始めると
数年前に出来たお店屋さん。
木彫りの物を置いてあるのですが、何屋さんなのかわかりません。
多分ほとんど趣味のようなものだと思います。
そこの店先の棚に、置物のように猫ちゃんが寝ていました。
もう少し歩くと
この子は娘が駅に向かう途中によく会う猫ちゃんで
娘になついているそうです。
時々写メで送って来るので覚えていました。
娘はねこを飼いたくてしようがないみたいですが、犬がいるのでダメ!
大崎駅を越えて、多分あっちの方だろうなあ、と思いつつも確信が持てなかったので
後ろから歩いて来たご婦人に品川神社への道を聞いてみました。
ちょうどそちら方面へ向かっているそうで
よかったら一緒に行きましょうと言ってくださり、同行させていただきました。
御殿山の方へ向かうだらだらとなだらかな上り坂。
私はご婦人の歩調に合わせるつもりでゆっくり歩いていましたが
息を切らせておられるようなので「歩くの早いですか?」と尋ねました。
大丈夫とおっしゃるので、そのペースで歩きました。
近道だと、御殿山マリオットホテルの脇を通り抜けました。
とても品川を歩いているとは思えない、静かでみずみずしい新緑の風景。
神社までの道がわかるところまで来ると、ご婦人が
ここをまっすぐ行くと国道に出ますから、そこを右に行けばすぐですよ、と教えてくださいました。
私は足が遅いからどうぞ先に行ってください、とおっしゃるので
「実は私この1月に心臓の手術をして、そんなに早く歩けないのですよ」と伝えました。
見ず知らずの方に、こんなことを言うのも変ですが。
すると「私は去年秋に腰の手術をしたんですよ」とご婦人。
いいリハビリになりますね、と言いながらそれまでと同じペースで一緒に歩くことにしました。
その方はこれから腰を見てもらうために病院に行く途中でした。
とても心臓手術をした方には見えませんと言われて、うれしかったです。
国道まで出て別れ際、お互いに「お大事になさってください」と声を掛け合って
別れました。
一期一会、という言葉を久しぶりに思い出し
外に出る事はよいことだな、と思いました。
さて、品川神社に着きました。
空が明るくなり、雨はやんだようです。
さあ、階段を上らねばなりません。家の階段は平気で上るのに
何故かとても慎重になってしまう私がいました。
息が上がらないようにゆっくりと一段ずつ、数えながら上ると、わずか53段でした。
1000段の階段を上っても平気だった頃に、きっと戻りたい!と思いました。
上った時に時計を見ると、家を出てから50分ほど経っていました。
どうも遠回りをしてしまったようですが
ご婦人と歩く間も息切れはなく、クラクラ感もありませんでした。
しかし脈は相当速くなっていました。
品川神社は
源頼朝が海上交通安全と、祈願成就の守護神として、
安房国の洲崎明神である、天比理刀賣命を勧請して、
品川大明神と称したのが始まりだそうです。
数年前来た時は頬にあたる風の冷たい、梅の花の頃でした。
この日は、雨の上がった境内に、数株の紫陽花が静かに咲いていました。
天からの水をいただいたお花たちは、いっそう輝きを増しています。
ようこそ品川神社へ
これはハナムグリかしら。カナブンとの見分けがつかない私です。カナブーンは娘が聴いているから知ってる(笑)
これをみると、ハナモグリ・・ってとこですね。
背中がボロボロです。どうしちゃったのかな。喧嘩でもした??
私の参拝の言葉は、、ただ「ありがとうございます」だけです。
きっとこれから先も、どこに行っても。
紫陽花を愛でていたら、真っ赤な口紅のご婦人が声をかけてきました。
紫陽花が大好きな方のようで、5分ほど紫陽花談義。
お宅に買ってくる紫陽花は翌年には花が咲かないのだそうです。
鉢植えだからダメなのかしら、とおっしゃっていました。
私も先日ピンクの紫陽花を買ったのですが、キャットガーデンの隅に植え替えています。
来年も咲くといいな、と思いますがどうでしょうか。
紫陽花には雨。その為にわざわざ今日来たのです。
それから、境内の脇にあるお稲荷さんに向かいました。
二度目ですが、いつ来ても何だか怖い感じ。。
龍の口からお水が
ここでお金を洗うと増えるそうですよ。
一粒万倍の泉だそうです。
私はこれ以上いらないので、やりませんでしたけど(笑)
嘘つくなってか。
なんかそう言うのに、抵抗があったのです。変ですよね。金持ちでもないのに(爆)
3つのお社がありますが、謂れは後程ググってみます。
ここの入り口のお狐様は何かくわえていますが、なんでしょうね。
怖いから近寄ってみなかったです。
お狐様は人の皮を好んで食べていたそうですね。
さて、紫陽花は家の近くでも沢山咲いていますが
久々の小さな小さな旅の途中の花は特別です。
さて、あまりお腹が空かないうちに帰途につきましょう。
来た時も見たのですが、
鳥居に龍の彫り物があります。
双龍鳥居というのだそうです。
昇り竜と下り龍、東京ではこの品川神社と、馬橋稲荷神社(阿佐谷)、宿鳳山高円寺境内の 稲荷社の石鳥居
だけにあるそうです。
大黒様もいらっしゃいます。
よい笑顔ですね。
さて、方向は思い出しました。帰りは違う道から帰ります。
途中の道は、以前とあるアルバイトをしていた時、何度もチャリで通った道です。
今は道端のきれいなお花を見ながら、ゆっくりと歩いて通り過ぎます。
忙しい時は見えなかったものが、沢山見えてきます。
途中、明るくなった空からポツリポツリと雨が落ちてきましたが
取り出してさした折り畳み傘も、さほど濡れる事もないほどの雨でした。
遠回りをすることなく、順調に帰れました。
自宅を出てから、2時間ほどの小さな旅でした。
万歩計は9000歩ほどです。
筋肉痛になるかなと思いましたが、全然平気でした。
帰宅してすぐにご飯を食べ、昨日から蛹になりそうだったなぞくんをみてみると
時々プルッと身震いしています。
こりゃあ、もしかしてもしかするぞ~~♪
つづく。
アハハ。
昨日は色々盛りだくさんでしたよ。
なぞくんはどうなったか、世紀のスクープは!?
ご訪問ありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫
さっき息子に聞いたらあの虫はハナムグリで、あのボロボロに見えるのは模様だそうです。
背中がつるつるのがカナブンだそうです。