ララ「ヤギおじさんいらっしゃい!遊びに来てくれて嬉しいわ」
キキ「ヤギおじさんほんと暇人なんだね〜」
ヤギおじさん「定年退職してから退職金と老齢年金でのんびり老後を暮らしてますが、毎日働いてないので、のんびり過ごしてばかりだとやはりボケそうで。なにか人と交流したり地域活動してボケ防止に取り組みたくてきましたよ〜」
ララ「ふふっ。ボケないように色々脳に刺激的なこと一緒にしましょうね!」
キキ「刺激といえばこれ!ヤギおじさんみてみて、僕の車!かっこいいでしょ?マフラー改造したよ!音がすごいでしょ?」
ヤギおじさん「ピンクの車とそしてイエローのタイヤで、カッコいいとゆうよりは可愛いですね。音がおっきくてびっくりしました!心臓発作が起きそうになりたしたよ〜」
キキ「ご、ごめんねヤギおじさん!心臓弱いんだよね。あっよかったら車乗ってみない?」
ヤギおじさん「いやいやもうシニアですから、免許証はとっくに返納したので、もう運転はできないですよ〜」
キキ「これ本物の車じゃなくてただのおもちゃの車だよ!おもちゃなら乗れるよ!」
ヤギおじさん「おもちゃの車だったんですか、よく出来てますね!それならさっそく乗ってみますね〜ありがとうキキくん!」
ヤギおじさん「おもちゃの車とはいえど、ハンドルを握ってみるとよく昔奥さんと一緒にドライブしていたなあと懐かしくなりますね。。一緒に笑い合ったあの頃が思い出しますね。そしてなんだかドキドキします。だいぶ運転してないのでうまくおもちゃの車で走れるかなと。。」
キキ「がんばれヤギおじさん!君ならできるよ!」
ララ「フレーフレーヤギおじさん!チアリーダーララが応援するわ📣」
ヤギおじさん「えーとどっちがアクセルでブレーキだったかな?」
ききぃー!
ガン!
ララ「や、ヤギおじさん!?」
ガシャん!
キキ「大変ださっきの衝突で木が倒れたよ!」
ララ「ヤギおじさんが木の下敷きになってるわ!キキ、一緒にまずは木をどかすわよ、せーの、えい!」
キキ「ふぅ。この木、ペラペラの軽いプラスチック製で軽いからよかった!」
ララ「ねえヤギおじさん大丈夫!?ねぇしっかり!」
キキ「ヤギおじさん、、!まだまだこれからも人生やり尽くしたいことあっただろうに。。」
ヤギおじさん「キキくん、、ララちゃん、、。。」
キキララ「ヤギおじさん!!大丈夫!?」
ヤギおじさん「白い、、白い光がみえます、、そして優しい妻の姿が見えます。これは幻覚なのか。いやもしかして私を迎えに来てくれたのかい?ようやく、、会えるんですね。。長いことお待たせしてしまいましたね。すぐ、、いきますよ、、」
ララ「ヤギおじさん!そんなもういっちゃうの!?まだ私たち仲良くなったばかりなのに」
キキ「ララ僕もう見てられない!辛いよこんな結末!」
ララ「でも、彼はずっと前から奥さんを亡くして長い年月ずっと一人だった。寂しかったことでしょう。孤独と闘ってきたのよね。でももうそれも終わり。ようやく出会えた光。ヤギおじさんはこれから大好きな奥さんに再会できて幸せに導かれ飛び立つのよ。」
キキ「ヤギおじさあああん!!うわああああん!!」
ヤギおじさん「...あの〜。わたしならもう大丈夫ですよ〜生きてますよ〜!さっき走馬灯とか幻覚らしきものがみえて、死にかけたらしいですが、なんとか無事生きてます!きっと妻はまだここにきちゃだめって歩む私を止めたのでしょう」
ララ「なんだびっくりした!でも死にかけたのよね?大丈夫なの怪我は!?」
ヤギおじさん「それが奇跡が起きたのか、あれだけダメージを負ったのに無事なんですよ。凄いですよね〜」
キキ「それはよかった!けどごめんなさいヤギおじさん!無理に運転すすめなければよかったな、、僕のせいだよ、、」
ヤギおじさん「いやいやキキ君は悪気ないし私を楽しませようとしてくれただけですよ。私が長いこと運転してなくてうまく乗りこなせなかった私が悪いんですよ」
キキ「ヤギおじさん、、」
ララ「まあまあとりあえず無事でよかったわ!危ないことはヤギおじさんはなるべくしないでおきましょ、さっ私たちのお部屋でお茶しましょ〜」
ヤギ「ありがとうございます。ぜひいただきます。」
つづく