今月から通う、母子通園施設の先生が、お二人家庭訪問で来て下さいました。
家庭訪問なんて、何十年ぶりでしょうか・・。
私が子供のとき以来なので・・。
前日から一生懸命掃除をして、お迎え準備をしましたが、直前になってお茶菓子を用意していないことに気が付きました。
家庭訪問のときって、お茶とお茶菓子って出すものでしたっけ??
それすら忘れていたので、ちょっと焦りました
まだ2歳なのに、通園?
まだ小さいのに、家庭訪問?
と思いましたが、これから通う所がどんな感じなのかよく分かってよかったです。
それにしても、学園の対応に少し疑問も感じました。
「
これまでのことについて少し質問させてください。もし答えにくいことがあったら、おっしゃってくださいね」と最初に言われ、出産時のことを詳しく聞かれました。
医者にも聞かれなかったことまで、根掘り葉掘り・・。
一年前なら、聞かれることだけでも辛くて、涙が込み上げてきて答えられないところでしたが、悠里の成長と共に私の中で受け入れることができるようになったので、ちょっと不快に思いましたが、できるだけ簡潔に答えました。
でも、病院ではなく、保育が目的で通うのに、そんなことを聞く必要があるのでしょうか?と思いました。
それに、悠里が入る組のことを、「重身(重度身障児)の組」というのも、?って感じです。
先日、悠里の担当のPTの先生に母子通園のことを話していて、私が悠里の入るクラスのことを「重身」と言ったら、咎められたのです。
PTの先生には、「何十年もいろんな子供を担当しているけど、一度もその本人を捕まえて、「あなたは重身だ」なんて言った事ない。しかも悠里は重身とはちょっと違うのに、そんな風に言われて頭にこないの?」といわれました。
前にその学園の見学に行ったときにもそう表現されたので、そういうものだと受け止めてしまったのですが、その時はちょっとドキっとしたのを思い出しました。
悠里の障害がはっきりしてきて、これからどうやって子育てしていけばいいのか戸惑っている時期だったので。
そして、最後に不快になった一言。
先生の話を聞いている間に眠くなったようで、悠里は少しグズリぎみ。
母が一緒にいてくれたので、悠里を遊ばせていてくれました。
それをみて、先生が一言、「
悠里ちゃんは、脳性まひの割には、手が上手に動きますね」と!!
悠里の訓練などで知り合ったお母さん同士といろんな話をしていて、話の中でそういうことを言ったり言われたことがあったと思う。
でもその子や悠里を指して、「脳性まひ」と言うことはないし、あったとしても「手に麻痺があって」という言い方だったと思う。
同じような子供を持っていて、同じような立場とはいえ、同じように傷つくような経験をしているからなのか、無言の気遣いというのがあって、たとえ仲良くなってもお互いに口に出す言葉には気をつけて話すようにしていると思う。
たぶん、そのお母さんたちや主治医に言われたのなら、気にならなかったのかもしれない。
今も数人の訓練士の方に診ていただいていますが、悠里のことをそういう風に言った人は一度もいなかった。
なのに、悠里みたいな子供が集まる施設の先生が、そんな表現をするなんて・・。
信じられない思いで、その言葉を聞き流しました。
そういう直接的な言い方もそうですが、障害の症状の出方はそれぞれなのが当然なのに、他の子供たちを見比べているようで、あまりにも配慮がない言い方だと思いました。
すごく可愛くて優しい声の先生で、とてもそんなことを言う人には見えませんでした。
多分悪意はなく、事実だからその通りに話しただけだろうとは思いましたが・・。
確かにその通りなのですが、こちらも敏感になっているのだし、デリケートな問題なので、表現方法には特に気をつけて欲しいと思うのです。
皆悪意はないのでしょうが、親の立場になってみると、些細な言葉でも傷つくようなことがあるんです。
子供の療育に携わる人なら、尚更そのことを気をつけていただきたかった・・。
楽しみにしていた母子通園なのに、少し心配になりました。