きのうの話だが、全国都道府県対抗女子駅伝が京都で行われ、おもしろかった。兵庫の2区(4キロ)を走った田中希実さん(24)だ。1500、3000、5000の日本記録保持者で、東京オリンピック1500で8位。その活躍ぶりはスゴイよね。
2区の区間記録は、これまた女子陸上界のレジェンド、オリンピック代表だった小林祐梨子さんが2009年に出した12分7秒。これを破るかが、注目だった。田中さんは20位でタスキを受けると、19人抜きでトップに。テレビで解説していた小林さんはあと数百メートルというところで、そのラストスパートに「これはいける」と新記録に期待したが、4秒遅れの12分11秒。記録更新はならなかった。
田中さんは走ったあとに「全力を出しても届かなかった。祐梨子さんは偉大だなと思った」とコメントしたという。普段から親交がかるという二人。トップ選手同士だからわかる、何かがあるのだろう。ちなみに1500の前の日本記録は2006年に高校時代の小林さんが記録したものだったという。
ちなみに優勝は宮城、兵庫は7位だった。