吉宗のほうは、仇討ちモノ。お姫様育ちながら武道の腕もたつ辻沢京子が小さな藩の勘定吟味役(監査役)に抜擢された。勘定方の不正を調べるためだ。同じ疑惑を追う恋人とのすれ違いもあるが、最後は吉宗の力を借りて、自分の側近と恋人の父親を殺していた藩の勘定奉行を成敗した。
辻沢さんは、80年代を知る方なら知っているだろうが、青春ものドラマやアイドルとして活躍した。同期は荻野目洋子や長山洋子という時代だ。その後も時代劇、現代劇問わずに女優として活躍。出演当時は30歳くらい。ちょっとキツめのおカオが強いお姫様役に似合っていた。
もう一人、「アレっ」と思わせる呉服屋の女店主がいた。悪い一味の一員で、岡場所から勘定奉行に見受けしてもらったため、一味の中でも威張っていた。
演じたのは朝比奈順子さん。オールドな方は名前は知っているのではないかな。宝塚でデビューして、女優に転身。「ウルトラマンA」など特撮モノにも出たことがあるという。そして、日活ロマンポルノに進む。「女教師のめざめ」「バックが大好き!」などなど朝から題名を見ただけでピクる作品にたくさん出た。そして、そして、再びテレビに復帰、様々なドラマに出演した。この当時は40歳前後だったようだ。
2001年に病気で他界したそうだ。享年67歳。合掌