ラアスのずぼらなブログ

最近愚痴がおおい

メガテン風物語 5

2008-04-01 | メガテン風物語
いっぽう学校では


5時間目の授業が終わり、6時間目の授業がはじまろうとしていた。
キーン コーン カーン コーン
ガラガラガラ 戸を開けて英語担任の天野ヒナキ先生が入ってきた。

ヒナキ先生は、男子に大人気の先生。
長いウェーブヘアーでかわいいタイプ、女子からの人気も絶大。
しかし、勉強の事になるとどの先生より厳しい。

「きり~つ、ぐっど・あふたぬ~ん。」
当番が号令を掛ける。
基本的に英語の授業は英語ですすめられる。当たり前か。
晃司は、5時間目の授業そっちのけで宿題をやっていたので、どうやら間に合ったようだ。
宿題を回収し、また、何気ない、いつもと変わらずの授業が始まる。

やっぱ、やる気が起きない。

授業開始から30分位たった時。

ドン! グラグラグラっ! ガタガタガタっ!
大きな音とともに結構大きな地震が来た。

「きゃ~!!」
「うわ!」
悲鳴が聞こえる。
「みんな、机の下に隠れて!」
あわててヒナキ先生が叫ぶ。
俺はとっさに机の下に潜っていった。
すごい揺れだ!

30秒くらいだろうか、結構長く感じた。
最近ほんと地震が多い。震度3くらいでたいした事はないのだが、実際、こうも頻繁に地震が来ると嫌になる。
しかも今回はかなり大きな地震だ。
「アキト君、今回の地震大きかったね。震度いくつだろう~ね。」
後ろの席の優那が話しかけてきた。
「さあ、でも今回のは大きかったな。5弱~強はあるんじゃないかな。」
教室中がざわめいている。

今回の地震は大きかったので校内アナウンスが流れ、校庭に避難する事になった。
まあ、こういう時の為に避難訓練なんぞやってるからな。
大地震が来た時に非難しないでは、間の抜けた話になってしまう。

授業が潰れてラッキー♪
揺れは大きかったが、町にも被害はほとんど無し。
震度は5

その後、教室へ戻りホームルーム。
で、半分授業が出来なかったので、日程が決まり次第1時間追加だそうだ。
おいおい、かんべんしれくれ。7時間授業かよ。
全員で「えぇ~!!」とハモる。
「じゃあ、地震もあったので、さっさと帰るように。じゃあ、終わります。」
伽条先生がそういうと。
「きり~つ。さようなら。」
当番が号令を掛ける。


つづく