くろねこ写真館

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幸せな毎日。
大切な毎日。
写真を撮る。

2020年10月11日 日曜日①

2020-10-13 09:12:00 | 私の記録



私の母は、
心配性で考えが古くて、そして、やや過干渉だ。
今風に言えば、考えようによっては『毒親』である。

女性がタバコやお酒を嗜むのはもってのほか(私はタバコは吸わないけれど)
父は娘とお酒を飲むくらいはしたそうだけど、母の手前遠慮気味である。

実家に帰省した時、旧友とご飯を食べに行ったりすることもあるけれど。
子どもを置いて友人と外出することもよく思わない。
(母親たるもの…みたいな)

高校を卒業して家を出た。
大学生のうちは仕送りをしてもらっていたけど、『足りない』と言ったことはない。

借りていた奨学金も就職して働いたお金で自分で返した。

初任給で母に贈り物をしても『いくらかかったのか、こんなことに使わなくていい』と気にして単純に喜んでくれなかったり。

結婚して16年。
特に大きな問題もなく、娘2人も無事に大きく育っているし、普通に毎日を送っているけれど。
我が家の経済事情やら生活模様が気になるらしく、色々と探りを入れてくる。


おそらく、母自身が苦労したせいもあると思う。

幼い頃の母の記憶は、本当に優しい母で、大好きだった記憶しかない。

ただ、98点のテストをとっても取れなかった2点を気にするような人で。
簡単に褒めてはくれなかった。

振り返ってみると、母に認められたくて一生懸命になってたと思う。

特に両親に大きく迷惑をかけるようなことはしていないし、成績も悪くなかった。
認められないと感じた私は反抗することで抵抗した。
私の反抗期は毎日が母との言い争いだった。

母は自分の経験を踏まえて、正しいと思ったことを伝えたいだけだと思うけれど。
母の経験が世の中の全てじゃないのに、私の言うことには耳を傾けようとしない。

未だに、仕事はいつが休みなのか、今日は何をしていたのか、など聞かれると

どうして、40までこうして無事に生きていているのに干渉するのだろうか

と不快に思ってしまう。(世間話程度のつもりだと思うけれど。)
適当に聞き流してはいるけれど。

住まいがお互いに簡単に行き来できる距離ではないので、今は良好な状態を保っている。

そんな母と私。
心配性な母は昔から何かと送ってくる。
今では遠方に住む娘や孫たちのために、という理由づけで、父と出かけては色々と物色するのが趣味のようになっている。

たまに、量が多くて消費をしなければならないという義務感にとらわれてため息が出てしまうこともある。
『特に困ってないし、何もいらないよ今は。何か欲しくなったら電話するよ』
なんて言っても、残念がるか不機嫌になるか…

姉は
『年寄りの趣味みたいなものだから、好きにさせとけばいいよ。』
と言う。確かにそうかもな、とも思う。

私の中で、母と私の間の色々に感じることはあるけれど、それを度外視すれば、美味しい旬のものを娘たちに食べさせてあげられてるのだから、母にはやはり感謝である。

それに、良くも悪くも、これだけ気にしてくれる人もそうそういない。

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幸せなこと

⑤父母が自分たちで外出できるくらい元気なこと
⑥旬のものをいつも送ってくれる人がいること


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