
「僕の山」
何度描いてもこうなる「山シリーズ」。
これはさっき完成した最新の山です。
夕飯の支度を諦めて。
絵を描くのを中断されるのほど落ち着かない事はありません。
紙に向かって出てきているものは、引っ込める事が出来ないのです。
中断したところで、他の事など全て中途半端にしかこなせないのだから、
折角湧いてきてくれたものには徹底的に集中すべきなのです。
なーんにも湧いてこない時期だってあるのだから、大事にしなくてはいけません。
なんで山を描くといつもなんとなく同じ場所を描いている気がするのか。
きっと、僕の中に理想の山風景があって、
それを描きたくて、何度も何度も挑戦しているんだ。
何か「越えなきゃいけないもの」があるのかもしれません。