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井之頭弁財天 十二年に一度の御開帳へ!

2013-04-14 | 寺・神社・仏像



今日は、井之頭弁財天のご開帳に行ってきました。
十二年に一度、巳年の三日間のみにご開帳されるのです。

小さな頃から遊び場だった場所ですので、見逃すわけにはいきません。
混雑が予想され覚悟していましたが、なんと朝7時から開くというので、
早起きしてスクーターで出動。

着いた時にちょうど朝の法要が終わったところで、散華が撒かれました。
赤・青・黄・白・黒と5色ありましたが、
おばさんパワーに勝てず赤だけ拾えませんでした。。

待っていた数人と一緒にお堂に上がり、弁財天さんと対面。
やわらかな表情の美人さんでした。

次はまた十二年後。

来て良かった。




そのまま、大好きな動物園の水生物舘でカイツブリを観察して、
ゾウのハナ子さんがいつも通りの揺れを見せているのを確認して、
僕が暗い少年期にひとりで通っていた熱帯鳥温室へ。




「ありがとう、熱帯鳥温室」の垂れ幕!!

1962(昭和37)年にオープン。
ガラス張りの温室に鳥類を放すという当時としては斬新だった施設も
老朽化で取り壊しだそうです。。。悲しい。

僕、毎日ここで南国の鳥全種類探してたんだよ。
ついにコンプリートできなかったけど。
(パネルに紹介されている鳥、全種類は居ない!という噂もありました)


あ、帰りに噂の地蔵ビルのお地蔵さんも見てきました。





武蔵野吉祥七福神めぐり2013

2013-01-07 | 寺・神社・仏像


年末年始をノロウィルスと共に過ごしていた為、
まともに初詣も行けずに今年も一週間が過ぎました。

今日はお休みでしたので、本格的に初詣に。
以前から気になっていた「武蔵野吉祥七福神めぐり」に出かけました。

完全に土地鑑のある地域で七福神めぐりが出来るなんて不思議な感じです。

杵築大社

主催する武蔵野商工会議所もかなり力が入っていて、
毎日特別バスが出ていたり、グッズを作ったり頑張っています。

●井の頭弁財天(大盛寺)/弁財天・・・幸運・財宝・芸能
●杵築大社/恵比寿神・・・商売繁盛
●延命寺/毘沙門天・・・福徳・知恵、寿老人・・・長寿
●大法禅寺(大法寺)/福禄寿・・・幸福・富・長寿
●武蔵野八幡宮/大國様・・・財宝
●安養寺/布袋尊・・・福財

井の頭弁財天

6つの寺社(延命寺は二福)で七福神御朱印を頂きます。

駅で言うと吉祥寺周辺に4箇所、武蔵境駅に1箇所、間に1箇所という感じ。
僕はバイクでサクッと移動しましたが、御朱印色紙を買えば特別バスのフリーパスが付いてきます。




七福神を野菜にした??な「吉祥ベジ福神」の携帯クリーナーも頂きました。。

詳細は公式サイトで見て下さい。

正直、地味な七福神めぐりであります。
が、地元の皆さんが楽しそうに甘酒を配っていたり、良い雰囲気です。

安養寺

今回、一番印象に残ったのは、
吉祥寺駅から歩いて20分位の住宅地にひっそりとある大法禅寺で
2メートルを超える大きな「釈迦苦行像」に出会った事です。




大法禅寺 釈迦苦行像

お寺の方によると、以前は地下に安置されていたそうで、
最近地上に移しこの期間は扉を開いているそうです。

こんな近所にこんな立派な「苦行像」があるなんて驚きました。
それにしても、迫力ありました。。

お寺を出ようとした時、近所の幼稚園の子供たちが入って行ったので、
(苦行像なんて大丈夫かな。。。)と歩いていたら、
案の定、後からきゃーきゃーと悲鳴が聞こえてきました。いつもは扉閉まってるんだもんね。。。

杵築大社

バイクで巡って3時間で満願致しました。。
最後に行った延命寺なんて家から5分位の所だし。


延命寺にて最後の御朱印。

そういえば、井の頭弁財天の弁財天さんは8本の手を持った八臂像で秘仏ですが、
12年に一度(巳年)のご開帳だそうです。

そして今回必ず買って来ようと決めてたのがここの白蛇の勝守。
ここは、宇賀神も祀っていますので干支関係無く「蛇」なんです。
今年持たずにいつ持つか。






朝、洗濯してから出かけて、お昼には帰って来ているという
至上最短記録な七福神めぐりの日でした。



東京文化財ウィーク 2012

2012-11-03 | 寺・神社・仏像
ご無沙汰しております。皆様お元気でしょうか。

今日は11月3日、文化の日。
恒例の「東京文化財ウィーク」がピークを迎える日であります。

東京にも秘仏は多く、普段お目にかかれない仏様たち。
そんな仏様たちの多くが、この期間中に公開されます。

一番見たかった八王子の龍見寺の大日如来坐像は、今年も平日に一日だけ公開だった為諦め、
東村山の正福寺、千体地蔵堂の公開に足を運びました。



東村山の駅には、ボランティアガイドのお父さん方が、はっぴを着て盛り上がってました。
地蔵堂へは、駅から10分程歩くのですが、お父様方に声をかければ、
ガイドをしながら連れて行ってくれるという事でした。



地蔵堂の周りには屋台や地元の産物を売るお店が出て「地蔵まつり」を盛り上げます。
小さな山門をくぐると正面に地蔵堂があります。
屋根の両端が反り上がり、とても美しいお堂です。



この地蔵堂ですが、都内唯一の国宝建築物なのです。
東村山は、もっとPRすべきだと思う。志村けんだけじゃないんだぞ、と。

年に3回公開される地蔵堂の内部。
行列に並んで、地蔵延命菩薩とその周りに並ぶ千体地蔵尊を拝ませて頂きました。

境内の特設ステージでは雅楽が行われたり、
地元の人たちが楽しくやってる「おまつり」の雰囲気はほんわかと良い感じでした。







歩いて東村山駅に戻る途中、大善院というお寺にお邪魔しましたが、
ここがとても面白く、境内にゴツゴツとした岩山がそびえ、
そこに唐金製の不動明王三十六童子が立っていました。




拡大してみてね。

で、電車に乗って拝島に向かいます。



拝島大師の隣にある「普明寺 大日堂」の大日・釈迦・阿弥陀トリオの特別公開が
この日だけ10時と14時に行われます。内陣まで入れてもらえます。
堂内の厨子の迫力と、三人並んだお姿が、あきる野の大悲願寺の秘仏三尊のお姿と似ていました。






堂内撮影は禁止ですが「外からならいいよ」という事で。

とりあえず、今年の文化の日はこの2つで終了。
帰りのバスが2時間後というハプニングに負けず、40分歩いて駅まで戻り、
帰路につきました。

乗り換え無しで自分の最寄り駅まで帰って来られる範囲での、濃い一日となりました。



東京文化財ウィーク、いろいろあって面白いので、
パンフレットを見つけたら貰って帰ると良いですよ。




トーハク&東京藝術大学大学美術館

2012-04-29 | 寺・神社・仏像


ゴールデンウィークの日曜日。天気は晴れ。
こんな日に上野に出かけるなんて、僕自身驚きの行動です。

一番の目的は重要文化財「板絵著色弁財天梵天帝釈天四天王像」。

東京藝術大学大学美術館・地下2階で開催されている
「芸大コレクション展―春の名品選―」内での展示です。
3年にわたる修復作業を終えての初公開です。

京都南部の山の中にあり、
昨年念願かなって秘仏・吉祥天さまにもお会いできました憧れのお寺。
その吉祥天さまが入っていらっしゃいます厨子の内部は
吉祥天さんに負けない位、それはそれは美しい絵が描かれています。

ところがこの厨子絵、現在浄瑠璃寺で見る事が出来るのは「模写」なのです。
オリジナルは明治初期に寺外に流出し、その後明治22年に国が買取り
現・東京藝術大学の所蔵となったのです。

文化庁と大学の取り決めで、このオリジナルは門外不出だそうで、
現在、奈良国立博物館で開催されている「御遠忌800年記念特別展 解脱上人貞慶」に於いて
ぜひ吉祥天さんと同時に展示を!という夢も叶いませんでした。
門外不出に決まったはずの吉祥天さんは短期間ご出張されます。
ゆかりの貞慶上人の一大イベントですものね。

オリジナルの厨子絵に長い事会えずにいる吉祥天さんを思うとね。。。
なんとも残念なお話ですが、浄瑠璃寺のあの美しい本堂内で両方を見る事は
もう不可能なのではないでしょうか。

ですので!オリジナルは何がなんでも目に焼き付けておきたかったのです。
何よりも人混みが嫌いな僕を動かすほどに。

トーハクから少し離れた東京藝術大学美術館、
ゆっくりと見る事が出来ました。

「芸大コレクション展―春の名品選―」の会期は6月24日までですが、
目玉の背面板の大きな「弁財天と四神」、「梵天像」、「帝釈天像」のオリジナルは
5月13日までの展示だそうですので、行かれる方はお気をつけください。


「芸大コレクション展―春の名品選―」



浄瑠璃寺関連で書きすぎてしまったので他は簡単に。
「平成24年 新指定 国宝・重要文化財」
新たに国宝、重要文化財に指定された48件のうち、
44件(写真パネル展示2件含む)が展示されていて見応えありました。

重要文化財 木造天王立像 平安時代・10世紀 文化庁蔵
重要文化財 木造弥勒仏坐像 平安時代・10~11世紀 奈良・弥勒寺蔵
重要文化財 木造十二神将立像 鎌倉時代・12世紀 神奈川・曹源寺蔵
重要文化財 木造深沙大将立像 鎌倉時代・12~13世紀 和歌山・金剛峯寺蔵

等々、仏像以外にも魅力的なものがたくさんでした。

みんなトーハク平成館の「ボストン美術館展」に夢中ですので、
本館のこの「国宝・重要文化財~」の方は、のんびりでしたよ。
研究熱心な小学生が、撮ってはいけないものまで写真に撮りまくり、
係りのおばさんに追いかけ回されてました。


「平成24年 新指定 国宝・重要文化財」



「研究報告発表展」
前後しましたが、東京藝術大学大学美術館・陳列館1階にて。
小規模ながら、仏像の修復や制作過程の分かる面白い展示会でした。
室生寺の地蔵菩薩や不動明王なども手掛けておられる研究チームです。
実物はもう奈良にお帰りになっちゃってますが。


「研究報告発表展」



3つの展示を見終えて上野公園に出てきた頃(11時頃)には、
まぁ、人、人、人で大変。
動物園を目指す親子連れで賑やかでした。

足早に人混みを通り抜け、
有名な上野大仏と清水観音堂に久しぶりにお参りして、一服して帰りました。




あきる野Day

2012-04-22 | 寺・神社・仏像




あきる野にあります大悲願寺。
毎年4月21,22日は伝阿弥陀如来三尊像のご開帳です。
今年は土日に重なりました。

僕は土曜日の午前の部に参加。
無畏閣(観音堂)の中に皆さんとギュッと詰まりまして、
住職のありがたいお話とお経を聞きます。
足もビリビリと痺れた頃、いよいよ奥にある大きな厨子の扉が開かれました。
皆で並んで目前で拝む事が出来ました。

(伝)阿弥陀如来という謎多き仏様でありますが、
その辺の事は興味の無い人がほとんどと思いますので省略。
やわらかな美しい表情が印象的な仏様でした。




見仏後、あきる野の苗屋さんに嫁いだ友達が、
仕事を抜けて迎えに来てくれまして、

美しい里山
美味しいお蕎麦
絶景の滝
温かい足湯
正統派天津飯

という癒しのコースを案内してくれました。
ありがたいです。







おまけ「滝」