接吻(映画よ) 2011-01-23 | 映画のこと 純愛映画を装った恐ろしい映画でした。良い意味で。 登場人物は小池栄子、豊川悦司、仲村トオル、ほぼこの3人のみ。 菅野美穂と並んで平成の怪女優と僕が勝手に思っている小池栄子が、 期待を裏切らない素晴らしい演技を見せてくれます。 観る人間がどんな人生を送ってきたか、送っているかで、 この映画の見え方は大きく変わると思います。 僕の感想は、恋愛映画などではなく、小さなテロリスト映画だと。 こういう映画は埋もれちゃうからもったいない。
告白(映画ね) 2011-01-23 | 映画のこと リアリティなど皆無な胸糞悪い映画。 そんな批評は物ともしないパワーがありました。 いつもパキパキの色使いで売ってきた監督の 極端に色を抑えた映像が美しく、 意図されたザ・演技な松たか子も素晴らしい。 これを観た子供たちが、受け入れるとは思えませんが、 作り手もそんな事ははじめから期待していないでしょう。 最初からR15で公開してるんだし。 これは大人の観る映画で、真面目な映画ではない。 過剰な利己主義と自己愛。「少年」を武器にした13歳に、 大人が挑む強烈なな復讐劇でありました。 ナチュラルなふわふわ邦画にいい加減うんざりしてきてたので、 とても刺激的な時間でした。