田中 正也 「魔法のピアノ」

皆さん、ピアニストの田中正也さん、ご存知ですか？
昨日は天気も良く、何か宗次でいいのやってないかな？という軽い気持ちで
当日券でふらりと入ってみました。
そうしたら、これがすごーく良かったんです。
すっかりファンになってしまいました。

私は彼を「日本のキーシン」と命名しました。
本当に魔法のピアノです。
音色は澄んであくまでも明るく、ダイナミクスは大きく、リストやスクリャービン向きです。
彼は、１５歳からモスクワ音楽院で学び、金賞で卒業した後、同大学院でも学んでいます。
そうして、その後スクリャービン国際ピアノコンクールで優勝しています。

きのうはバロック（バッハ）からロマン派（リスト、スクリャービン）、
近代（ドビュッシー）そして現代（プロコ、リゲティ）までのトークコンサートで、
演奏の合間に解説しながらという集中力が途切れそうなプログラムにもかかわらず、
完成度はどれも高く、１時間半を堪能しました。
田中さんのピアノは日本での教育ではなく、ロシアの中で身に付けたものだなあ、と
つくづく感じました。

♪　menuetよりお知らせ
１１月の発表会は都合により延期になりました。
申し訳ありません。
生徒の皆様は、
親和楽器さん主催「子供弾き合い会」「大人弾き合い会」、
また「menuet定期」にて日頃の成果を発表されることをお勧めします。
これについては随時予定をお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。