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名古屋/千種区・名東区のピアノ教室。
レッスン・ピアノ・音楽のことはもちろん、
日々感じたことを綴ります。

久々にモーツァルトを弾いてみた

2024-11-09 16:37:50 | 日記

モーツァルトからはしばらく遠ざかっていた。といってもピアノ作品の方。

しかし、来年はポゴさんのリサイタルでも前半はオールモーツァルトだし、先日はトリフォノフが溌剌としたモーツァルトを弾くのをTV で見たこともあって、わたくしも久々に楽譜を取り出してみた。

ソナタのいくつかを弾いてみる。

すると、あれ?昔、こんなに曲に乗れたっけ? 今、完璧にモーツァルト降りて来てる?みたいな感じになったのですよ。

指が回ってなくても、リズムが違っていても大丈夫。人前で演奏するわけじゃないから。でもモーツァルトが分かる。ベートーベンやシューベルトのように。もう、これだからピアノはやめられない。

そして、その先が残酷物語。

さぁ、曲をきちんと仕上げようと細かい練習に入ると、その時点から降臨していた何か大切なものが、少しずつ少しずつ消えて行ってしまうのだ。

藤田真央君とかホントにすごいものね。リサイタルで彼はもはやモーツァルトです。

 

 

 

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休みの日には語学を

2024-11-03 10:13:38 | 日記

三連休、本日は快晴なり。

早くも11月、すっかり秋も深まる頃なのに、台風は来るし暑いし、今日みたいに気持ち良く過ごせる日は貴重である。

で、何をするかというと人混みの中出かけるのは嫌だから、結局家の中でごそごそ片付けなどし、そのあと語学やピアノを楽しむのである。

その語学。中国語は始めて2年ほどになる。

 

今はこんなのをやっている。月一ペースで個人レッスンを受け発音や訳などを見てもらっている。

テキストは自分で選んだ。放送大学の教材で三つの短編小説を少しずつ読み、やっと最後の話になった。レベル以上のものにチャレンジしているから大変だが、ストーリーに惹かれて何とか読み進めている。フランス語の『星の王子様』同様、原語で小説を読むのは嬉しく楽しい。

 

 

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ポゴさんは東京で

2024-10-30 10:36:11 | 日記

いろいろ迷った末、ポゴさんはやはりサントリーで聴くことにした。もちろんソロの方で。

今回のリサイタルはモーツァルトとショパン。ポゴさんのショパンに関しては、こう弾くのだろう、というのがほぼ分かる。そういう意味では安心だ。さて、モーツァルトはどうなんだろう。今回のモーツァルトもポゴさん長年のレパートリーになってるものだが、私はこれまで聴いたことがない。とても楽しみだ。早くも2曲の幻想曲に感動の予感がする。

台北でポゴを聴くということもしたくて、航空チケットを何日か探した。今や名古屋から台北までのたった3時間のフライトでもけっこうな運賃だ。まあ、これは仕方ないとして、忘れていたが、中国、台湾にはこの時期『春節』(旧正月)があるのだった。たしか来年は1月末だったと思うのだが、ポゴさんのコンサートがある18日あたりはもう人が動くのである。

何かとあわただしくなる時期に海外に行くのは避けたい。よってサントリーになった訳である。

とりあえずまた東京でお会いできますわね。ポゴ様。

 

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ダニール・トリフォノフ ドキュメンタリー

2024-10-22 15:13:40 | 日記

先日NHK BSプレミアムシアターでダニール・トリフォノフを特集した番組を見た。

「音楽は生きる喜び」というフランス制作(だったと思う)のドキュメンタリーだ。とても興味深かった。普段着でインタビューに答える素顔のトリフォノフを見ることができた。

森の中を思索に耽りながら歩く姿も撮られていて、彼は何やらやたら腕や指を動かしながら急な坂をずんずん登って行くのだ。それは散策などと言う感じでは全く無くてすごく集中している様子なのだ。

絶対に頭の中で演奏しているに違いない。ひょっとしたらこうして暗譜をものにしているのか?ある種のピアニストは超人的な記憶力を持っている。トリフォノフは確実にこのタイプの人間だ。

こうした自然の中での思索が不可欠らしく、周りにそのような自然環境が無いところでは住めないと言っていた。

トリフォノフの音もまた独特である。魅力的なピアニストは皆、独自の音色を持っている。自宅ピアノでチャイコフスキーの子供のための小品を弾く場面があった。難易度はおそらく最も低いものだが、これを真剣かつ、ものすごい集中力で弾くのだ。どんな曲にも彼の哲学が溢れる。

番組最後エンドロールに幼い日のトリフォノフの発表会だか演奏会だかの古い映像が現れた。5、6歳くらいだろうか?

日本のような親切な子ども向けの補助ペダルなど無い。大人用の椅子で座るとペダルが踏めないから、ほとんど寄りかかって弾くようだ。それでも自分にとってもっとも弾きやすい姿勢を探しバランスをとる。最後は着ている服の袖が気になるのか腕まくりするような仕草。

そうして演奏されたグリンカの小品に私は度肝を抜かれた。これはもはや子供の演奏ではない。一つ一つの音に魂がこもっているような深く悲しい音色。数秒で心を奪われる。才能ある子供たちがテンポの速いハイドンとかのソナタを見事に弾くのはよく見る。しかし、これはゆっくりとしみじみ歌う曲なのだ。本当に素晴らしいと同時に恐ろしくなるような演奏だ。

それゆえに私は何度も録画を巻き戻しては見てしまうのだ。

 

 

 

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ポゴレリチ、どっちで聴く?

2024-10-13 10:11:31 | 日記

急遽決まった来年(1月29日)のサントリーホールでのポゴレリチリサイタルの先行予約は13日の今日までだ。なのにまだぐずぐずしている私。

その訳は、

何らかの理由で行けなくなるというリスクもあるから席はB席でいいし、平日だから多分一般販売時でも何とかなる、と思っているからだ。

しかし、今回もプログラムは一般受けする曲ばかりとあって油断ならない。しかし、実はここもぐずぐずしている原因でもあるのだ。

モーツァルトとショパン。うーん、そう来たかポゴさん。モーツァルトは私の中では最も遠い作曲家だし、後半がせめてリストとかブラームス、ラフマニノフだったらなぁ、と。

それで、はたと思いついた。ひょっとしたら来日する前後に台湾公演あるかも!ポゴさん、台湾も大好きだから。

うひゃー!ドンピシャじゃないですか。

来日直前の18日、台北の国立コンサートホールでラフマニノフのピアノコンチェルトをお弾きになる。

このホール、今年4月に台北に行った時に寄ってみた。交通の便もとても良い。

そんな訳で、今ものすごーく迷っている。サントリーにするか、我が人生終盤の道楽としての「旅とポゴレリチ」を実践するかで。

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