ch317621

備中松山城は、日本一高い標高を誇る。

ch317621 情報

チャンネル名	備中松山城は、日本一高い標高を誇る。
チャンネル概要	現存する天守閣は日本全国で12城存在するのだが、その中でも唯一の山城で、近世日本三大山城にも選ばれている「備中松山城（岡山）」は、海抜（478m）が最も高いお城としても有名だ。「臥牛山（がぎゅうさん）」山頂に位置し、老牛が腹ばいになり草を食んでいる姿に似ているところから「老牛伏草山（ろうぎゅうふくそうざん）」とも言うそうだ。鎌倉時代（1240年）に、有漢郷の地頭に任ぜられた「秋庭三郎重信」により大松山に砦が築かれたのが始まりで、後に毛利氏の東方侵出の拠点ともなった。またさらに毛利氏が防長二国に退いてからも、備中国奉行として赴任していた小堀氏・池田氏・水谷氏・安藤氏・石川氏・板倉氏と城主がかわり明治維新を迎えるが、現存する天守閣・二重櫓などは「水谷勝宗により修築（1683年）」されたものと伝えられている。日本の山城で現存しているのが「備中松山城」だけなのは何故かと言う疑問が残る。明治時代の新政府が出した「廃城令」で、競売で呉服商が当時の金額７円で落札した山頂にある松山城の取り壊しに莫大な経費がかかり採算がとれないため、取り壊したと偽ってそのまま放置されたからだ。天守閣は、松山城では三重櫓と呼ばれ、外観は三重であるが実際は二階建のようだ。城主だけが入る一段高い「装束の間」があるのが珍しい。窓は全体に大きくて数も多く城内は明るい。パッタンと突き上げて開ける窓ではなく、引き戸になっているのも初めてお目にかかった。また天守の裏にたたずむ「二重櫓」は、現在は甲冑などの倉庫となっているようだが、これも現存している建造物でかなりの貫禄がある。面白いのが、このお城の防御システムである穴・・・・矢狭間(やざま・矢を放つ穴)・円形の筒狭間(つつざま・鉄砲を撃つ穴)などが、外側が広くなっている誤設計となっている。きっと復元する時に間違えて作ってしまったのだろう。これなら外的に鉄砲玉が全部中に入ってくる造りだからだ。本丸南御門（復元）・本丸東御門（復元）・路地門（復元）・木造埋門（うずめもん）・腕木御門（復元）・搦手門の前に立ち遥か昔に思いを巡らすのも楽しいものだ。
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ブログ	■炎のクリエイター日記
タグ	近世日本三大山城備中松山城臥牛山老牛伏草山水谷勝宗鉄砲狭間本丸南御門本丸東御門腕木御門現存天守閣
作成/更新日時	2014-11-17 12:12 / 2014-11-17 12:15
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