行ってきました,ミイラ展。キャロンのお話はお休みです。
ていうかぁー(女子高生風),昨日出発前に適当に投稿したタイトルに,コメント4つもつけてくださると思ってなかったので,ブログ用の写真も撮らずにのほほんと見て帰ってきたのです。
朝食を食べながら実家の母に電話し,「ミイラ展行くんやけど」と言うと「行く!」と言うので(親子揃ってミイラ好き?),三宮(神戸で一番大きな駅です)で待ち合わせることにしてレッツゴー。
朝11時前だったので結構空いていましたが,博物館前にある立て看板に「今,この地点で30分待ち」と書いてあったので,混雑が予想されました。
実際,病気のお父さんが緊急入院して同じく神戸の実家に帰った職場の先輩(高校の先輩でもある)から夜来たメールによると,彼女も子供さんらと行ったが午後混んでたらしい。・・・お父さん入院しているのにミイラ展行ってる場合か!と心配になったのですが。
前置きが長くなりましたが,感想。
うわっ!ミイラだ!キャー!というより
テクノロジーに感動!
ミイラを壊さずに,CTスキャンで体内を見ていく方法で生前の容姿までCGで復元。棺に書かれた名前から,「ネスペルエンネブウ」という神官のミイラだと分かったようです。すごいなあ。そして長い名前だなあ・・・。いちいち呼ぶのかな,この名前。
「おはよう,ネスペルエンネブウさん!」
「ちょっと,ネスペルエンネブウさん,あの人が上手に神様の像を作るんだって。」
・・・なんて,いちいち呼んでたんだろうか。舌かみそうだよー。
復元されたネスペルエンネブウさんは結構イケメンでした。(下は棺)
そして,ミイラの作り方なんですが,内蔵を出すのは知ってたけど脳みそまで出すとは知りませんでした。
脳の出し方,どうするかご存知ですか?
鼻の穴から鼻の骨を壊して脳みそを掻きだすんですってぇー。うわー。
ミイラ職人は淡々と処理してるんでしょうけど,グロテスクな光景だわあ。
内蔵も,お腹をバサっと切って出すんじゃなくて小さな切り口を下の方に作ってそこから掻きだすらしい。肺も。
取った内臓はこういう容器に塩漬けにして保管らしいです。
ミイラの作り方を検索してみました。貧富の差によって違うんですね。
その1
その2
これなんか,マンガ式でとっても分かりやすい。
↑レッツトライなんて書かれているけど,実際トライしたら犯罪です。
ホラー映画,怖くて気持ち悪くて見れないのに,どうしてミイラに興味があるのか不思議だわ。
ちなみに包帯ぐるぐる巻きのミイラも展示されていました。
展示会場の最後のコーナーで,それまで小さな副葬品とかを「フンフン♪」と気軽に見ていたのに,曲がった瞬間,
ぐるぐる巻きミイラの足がどーんと鼻先に。
思わず一歩後退。
冷静になって,ミイラさん達と私の身長を比べっこしてみましたが,古代エジプト人は私より背が高かったようです。(私は155cm)
ネコのミイラや,鳥のミイラもありました。最後の魚のミイラ・・・要するに干し魚やん! 古代エジプトにウサギがいたかどうかは知りませんが,いたらウサギのミイラもあったんだろうなあ。
子供達は,予想に反して興味津々で見てました。よし,それでこそ私のムスメである。・・・・そして,大好きなばあちゃんと離れがたく,そのまま彼女らは実家に行ってしまいました。
(おまけ)実は大学時代にアラビア語を専攻していたワタシ。当然エジプトにも行きました。カイロ博物館で棺いっぱい見ました。
でもゆっくり見られませんでした。
なぜか。
係員がナンパしてきて,振り払っても振り払ってもしつこく,早くその場を離れたかったのです。
残念・・・。
エジプトでは日本人女性は大人気なのです・・・。