地方分権で日本は植民地化する -地域主権で日本は属国化する-

今後ますますグローバル化する世界において、地方分権で日本は必ず弱体化し、弱肉強食の世界政治の中で必ず喰い物にされます。

福岡県庁を解体せよ 知らぬは国民ばかりなり。副知事、裏金でコンパニオン・ホステスと・・・

2010-02-18 18:09:54 | 日記
 これが都道府県庁の実態です。
 そもそも県庁はいったい何のために存在しているのでしょうか?
ほとんどその存在意義はありません。その業務内容は、○○支援とか○○振興とか勝手に仕事を作り出していますが、社会にとっては何も必要とはされていないものです。つまり、明日から無くなっても誰も困りません(県職員やその家族、後は外郭関係団体の職員は困るでしょうが)。
 では、県庁はなぜそんな仕事を作り出すのかといえば、①職員の食い扶持のためです。②そして、そういう権力組織の一員であることによって、外郭団体や業界からうまい汁も吸えるからです。
 ①職員の食い扶持、すなわち人件費については、県庁支出の高割合を占めます(地方公務員人件費は外郭団体込みで地方財政の半分40兆円以上ともいわれています。)どんなに税収が落ち込んでも、国からの地方交付税は増額されていますし、あとは地方債を発行して、膨大な職員人件費だけは真っ先に確保しています。何で国民は、不要な職員を養うための税金を搾り取られた上に退職手当債という借金をしてまで自治体職員の面倒を見なければならないのでしょうか?
 自治体職員人件費が高額であることは阿久根市の例を見ても明らかです。九州の端に位置する阿久根市ですら国家公務員よりも遥かに高額の給与を得ていたわけで、自治体職員の高額給与のほんの一端です。都市部や政令指定都市職員がどれだけ不当に高い給与を得ているかを見ると、とても恐ろしいことだと思います。
 しかも、阿久根市では市長の英断にて職員給与額の公開が行われましたが、地方のほとんどの自治体では議会・市長・マスコミは自治体職員と癒着しており、住民は自治体から収奪される一方、マスコミは自治体のちょうちん記事しか書かないので、住民は自治体職員の腐敗ぶりをよく分からないまま低水準の生活を強いられています。また、腐敗を知った市民が立ち上がっても既得権益層の総攻撃にあい、一瞬でつぶされてしまうでしょう。阿久根市では、市長ですら自治労や既得権益層からの猛攻撃を受けています。
 
 ②また、うまい汁については、まさにこの福岡県庁副知事の収賄裏金で観光旅行代金etc・・ほか、コンパニオンのチップ延長料金やホステスへのプレゼント代金まで支払っていたこと、またこれは副知事だけでなく取り巻きの県職員達や外郭団体職員も一緒になってやっていること、千葉県職員の裏金コンパニオン、その他岐阜県、大阪市・・・など枚挙に暇がありません。全国レベルでは報じられていなくても全国津々浦々あらゆる自治体でこのような不正腐敗が進行しています。
 しかも、平成も22年になってもこの有様ですから、県庁や自治体という組織にはもはや自浄能力はないと言えます。
 さらに、福岡県庁のこの件で判るように、宝くじの収益金は結局自治体職員の裏金、うまい汁の一部として消えているということです。こんなことが許されていいのでしょうか!?
 不況の中のささやかな娯楽として、決して高くはない還元率であっても宝くじを買う国民は多いと思います。しかし、結局その上がりは今まで延々と県職員を筆頭に自治体職員の豪遊・放蕩・酒池肉林に消えていたのです。
 高い税金を取られた上に、宝くじでも県庁、自治体に搾り取られる(公益に使われると謳いながら本当は県職員の懐に)国民。
 事業がうまく行かず、地方税滞納で高い税金を搾り取られた上に、悲惨な暮らしに追い込まれる国民も多いと思います。しかし、県職員が何をやっているかといえば、結局こんなことだったわけです。
 知らぬは国民ばかりなり。
 どうせ県職員らはちょっと謝って再発防止策とか作って終わりにしようと考えているのでしょうが、そんなぬるいやり口を許してはいけません。結局カラ出張、食料費裏金が発覚してから15年経っても結局この体質は変わっていません。
 もはやこんな組織の存続を許してはいけないのではないでしょうか?
 少なくとも、福岡県庁、千葉県庁は解体すべきです!!
 

「裏金でコンパニオン チップ1万円や延長料も 福岡汚職
 福岡県の後期高齢者医療制度をめぐる贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された前同県副知事、中島孝之容疑者(67)を、県町村会側が接待旅行に連れて行った際、宿泊先にコンパニオンを呼んでいたとみられることが、町村会側の関係者への取材でわかった。コンパニオン代に加え、1人あたり1万円のチップなどを町村会側が負担していたという。

 町村会側の関係者によると、町村会参事、天野敏哉被告(49)=詐欺罪で公判中=は、2004年以降、町村会の全額負担で毎年1回、中島前副知事らを旅行に連れて行ったという。天野参事らは「お抱え旅行」と呼び、宿泊先にはコンパニオンを数人呼んで、料金を町村会側が負担していたという。行き先は北海道や東北地方などだったとされる。

 天野参事や元町村会事務局次長、田中剛佑被告(70)=詐欺罪で起訴=がコピー用紙の架空発注などで作った裏金を旅行先に持って行き、コンパニオンや仲居に1人あたり1万円のチップを払ったり、コンパニオンの延長料金の支払いに充てたりしていたという。天野参事は「裏金のお金を派手に使った」などと話しているという。

 天野参事らは、こうした接待旅行とは別にゴルフ旅行も企画。町村会長で全国町村会長も務める同県添田町長、山本文男容疑者(84)や前県町村会事務局長、笹渕正三容疑者(80)=いずれも贈賄容疑で逮捕=が、中島前副知事を大分県内のゴルフ場などに連れて行き、プレー代や宿泊代を負担していたとされる。天野参事や田中元次長は「精算係」として毎回20万円程度を持って参加し、中島前副知事がゴルフ場の売店で買う土産代や飲食費の支払いに充てていたという。


「前福岡副知事、ホステスへのプレゼント要求」
 福岡県町村会による贈収賄事件で、同県前副知事・中島孝之容疑者(67)(収賄容疑で逮捕)が、町村会業務課参事・天野敏哉被告(49)(詐欺罪で公判中)に、行きつけの高級クラブのホステスに贈るプレゼントを購入させていた疑いがあることが、関係者への取材で分かった。

 天野被告は「コピー用紙の架空発注で作った裏金で、中島容疑者が指定した女性用の小物を購入した」と供述。県警は、中島容疑者が飲食費やマージャン代だけでなく、好意を寄せていたホステスへのプレゼント代まで町村会側に負担させていたとみている。

 複数の関係者によると、中島容疑者は福岡市・中洲にあるこのクラブで、天野被告や町村会元事務局次長・田中剛佑被告(70)(同)から頻繁に飲食接待を受けていた。

 県警の調べに対し、天野被告は「中島容疑者から『ホステスの誕生日プレゼントを用意してほしい』と言われた。購入代金はもらっておらず、裏金で支払った。副知事の依頼なので断ることができなかった」と説明。中島容疑者は、天野被告から小物を受け取り、クラブ内でホステスに渡したという。

(2010年2月14日14時35分 読売新聞)