寝不足の私に替わってハンドルを握った、うっちーさんが飛ばして予定より早くノーザンファームに到着。
今回、案内していただいたのはKさん。
私は初対面でしたがキビキビした物腰が好印象。
会話を通して彼女はホントに芯から馬好きなんだなと分かり嬉しくなりました。
キングオブブルース
今回、こちらでの馬見はこのキンブル1頭のみですが、うっちーさんと私の期待のです。
『この仔はホントに危険ですから、注意してご覧になってくださいネ』
「はあ・・・」
『乗り始めたところなのでテンションが上がってますから。暴れだしたら危ないです』
「は、はあ・・・」
『会員さんに怪我されては大変ですから・・・』
「へ、へえぇ・・・」
事前にKさんから散々脅かされましたが、厩舎から出てきたキンブルはネコのように大人しくしています。
『あら。今日はご機嫌が良いのかしら』
Kさん、怖いわとか言いながら近づくと、キ甲の辺りをゴシゴシとマッサージ開始。
キンブルはと見れば、気持ち良さそうに曳き手のスタッフさんの手を舐めてます。
ホッ・・・。
『ここ(キ甲)とここ(お尻の頂点)を掻かれると、お馬は気持ちが良いのです』
ということで、私もちょっとだけ挑戦しようかと思いましたが、やっぱり怖いので止めました。(チキンハート)
『お兄さんのデルタブルースは、もうホントに怪獣でしたから、ご案内する度に必死でした』
『厩舎長と彼(曳き手のスタッフさん)以外は扱えません』
『それに較べりゃ、この仔はまだまだ可愛いもんだわ~♪』
Kさん、豹変です。
さて気になる状態ですが、左膝の外傷が治ったので坂路で乗り始めたそうです。
運動量が少ないためでしょう。腹が出て背ったるですが、それでも持ち前の力強さと上品さを兼ね備えた馬体は健在でした。(親バカ丸出し発言をお許しください)
が、まだ左腕の筋肉痛がチクチクするらしくペースを上げるには至ってません。
これまで漠然と「筋肉痛」と聞いていましたが、Kさんの説明では、どうやら前腕骨に沿って伸びる筋肉の付け根が痛むらしい。
(え~と。帰宅後ネットで調べただけの俄か学者ペピート博士の解説によりますと、上腕三頭筋の一つである尺側手根伸筋か深指屈筋尺骨頭の炎症かと思われますな)
う:このペースだと入厩はいつ頃でしょうか?
『年末から年始にかけてではないかと』
ペ:う~む。皐月賞にギリギリですね。
『休む前には速いところを乗っていましたので、相当な能力があることは分かっていますから、今後は少しづつペースアップして行けば十分間に合うでしょう』
『この時期のデルタブルースに較べても、この仔のほうが素質、状態ともに断然上です』
(はあ、お値段も上でしたな)
Kさんからは嬉しいお言葉のオンパレードが続きました。
ま、どうかひとつよろしくお願いしますです。
そしてスタッフの皆さん、どうぞお怪我をされませんように。
日没が迫り、かなり暗くなってきた中を最後の訪問地早来ファームへ向かいます。
早来FではSさんの解説付きで、来年クラブ募集されるであろう白老産の当歳馬を10頭ほど拝見しました。
いや~。キンブルを見た後だけに、当歳馬のなんとメンコイことでしょう。
メモしてなかったので、どの仔を見たのか記憶が定かでありませんが(Sさん、スミマセン)
2頭だけ、気に入った仔がいたので写真を撮りました。
サルヴァドール06(父ワイルドラッシュ)
サルヴァドールはブラジル産のカリティバを母に、サンデーサイレンスを父に持つ栗毛の牝馬で、クラブで募集されたためよく覚えています。
残念ながら未勝利で引退しましたが、サンデー産駒らしからぬ馬体でした。
この仔は初仔ですが、母父の血が色濃く出ているように思います。
「これは良いですね」
『9月のツアーでも人気でしたよ』
なるほど。そうでしょうな。
次はうっちーさん一押しの牝馬。
チャペルコンサート06(父ブライアンズタイム)
う:ブライアンズタイムとは思えないスマートな仔でしょ。
ペ:ホントだ。良い馬ですね。
S:牝馬ですが、お母さんをお持ちだった会員さんで人気になるでしょうね。
ペ:お一人確定かなあ。(ってことでリスリンさん、よろしく~)
私のお目当てだったドリームワークス(父スウェプト)は追分ファームに繋養とのことで会うことは叶いませんでしたが、このほか、キトゥントリックス(父キンカメ)、ラストリゾート(父クリスエス)、ライクリーティナ(父フレンチ)、オータムブリーズ(父ネオユニ)、アセマ(父ネオユニ)、アルーリングアクト(父タイキシャトル)、グレースランド(父ワイルドラッシュ)などを拝見したようです。なんだ、結構覚えてるわ。
寒い中、遅くまで親切に案内していただいたSさんはじめスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
以上で、晩秋の日帰りツアーは終わりです。
お付き合い頂いたうっちーさん、お疲れ様でした。
また、最後になりましたが、お忙しい中、各牧場でお世話になりました皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
次回は来年春を予定しておりますので、どうぞよろしく~。
バドちゃんの06、情報によると1億超えるだろうって?
ギューまず見送りですね。
と、そこへ・・・。そうだチャペコンっ仔もあったんだ、という感じ。
そんなによかったてすかぁ。
ペピさんの目に適うならまず間違いないでしょう、たぶん。(笑)
ご一緒にいかがでしょうか?
しかし、ここのクラブでBT産駒って走った馬(強かった馬)っていたかいなぁ?
チャペコンっ仔、良かったですよ~。
>ペピさんの目に適うならまず間違いないでしょう、たぶん。(笑)
はい~。この日は寝不足な上にたくさん馬見して眼がショボショボでした。
それに、もうかなり薄暗かったですからねぇ。
BT産駒ですねえ・・・。
え~と。タイムパラドックスとアンドゥオールって牡馬ぐらいでしょうか。
でもいずれも縦縞ですね。
僕の運転って、そんなに飛ばしてましたっけ
いつの間にか、名古屋走りになっているのかも。
さて、期待のキンブルですが、なかなか良かったですね。
この兄弟は、うるさいくらいでちょうど良いのかもしれません。
今回の発見は、ペピートさんの文章力です。
わたしが同じ牧場訪問記を書いたら10行で終わりそうです。
ペピートさんには是非会報に連載を持って頂きたいものです。
また来年の春にでもご一緒しましょう
キンブルは楽しみです。
なんとか順調に行ってほしいですね。
てへ。馬見の合間に電話インタビューをこなす方にお褒め頂き恐縮至極です。
私は軽く明るく好き勝手に書いてるだけですよ。
私も先月29日に早来F見学してまして、同じ10頭を見学させてもらいました。
自分もメモしてなかったので、この記事に母馬が載っていて何とか写真と突き合わせができそうです。
ありがとうございましたm(_ _)m
今9頭載ってましたが、あと一頭は多分ダイナフェアリーだったと思います。(携帯からなので父はすぐには分からないですが)
をを。同じ10頭だったようですね。
そうでした。
おっしゃるとおり、あと1頭はダイナフェアリー(父タキオン)でした。
Sさんもフェアリーに最後の一花咲かせてほしいとおっしゃってました。
これからもお立ち寄りください。
ダイナフェアリーの06(父アグネスタキオン)をご覧に
なったのですね。
どうでしたか?気になります。
私も最後の一花に期待しているので、募集されれば
当然候補です。
半兄スヴァローグの分も、頑張ってもらいたいです。
そうです。yossyさんのご指摘で思い出しました。
スヴァローグに出資されていたトップガンさんとしては、気になる1頭ですよね。
タキオン産駒らしく、前後にほど良い筋肉がついてバランスの良い馬だったように思います。
(でも牡だか牝だかは覚えてません)
フェアリーは白老最古参だそうです。
確かに最近の繁殖能力には翳りが見えていますが、最後の一花を咲かせてほしいですね。
今になって、他の仔もあわせ写真を撮ってくるんだったと後悔してます。
Aボイスの下でほぼ決めてます。シャトルなら
そんなに高くないだろうし、人気もそこそこ程度
でしょうから。
アルーリングはなかなかの馬でしたよ。
Sさんも自信ありげでした。
社台のシャトル産駒は人気以上に走りますから狙い目ですね。
でも私はアンチですからネ・・・。けいすけさんにお譲りします。