宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)

ピアノレッスンやイベントの様子、講師が勉強していること、おすそ分けしたい感動体験等、自由に綴っています。

今井先生のゼミ

2021-05-20 | 講座・勉強会
コロナが始まって、今井顕先生のレッスンも受けれなくなってしまったのですが、オンラインで月一度、今井先生のゼミに参加させて頂いています。

話の入り口はブルグミュラー、楽譜から何を読み取るか? 「音楽の当たり前」を学びます。
出来てるようで実は出来てない…
スラーとフレージング、強拍と弱拍、スタッカートの本当の意味は? などなど、はずすことのできないことばかり。

ピアノに向かったらごく普通にそんな当たり前の表現が出来る…
私の憧れです。






オンラインで感激

2020-07-18 | 講座・勉強会
近ごろまた感染が増えて、まだまだ出口が見えないコロナの状況。
「いつまで」ってわからないのが一番つらいですね。

夏のマスクは、呼吸してるだけでも喉が乾いてきます。
レッスンで話をするのも、普通よりはっきりしゃべらないと伝わりにくそうで、熱がこもってしまいます。
今年は遅い夏休みのスタートまで毎日マスクで通学する子供たち、水分補給を十分にね。

そんな状況の中で、すごいことも。
オンラインのピアノセミナーです。



赤松先生のセミナーは北九州や大阪などで受講してきたのですが、なんと家にいながらにして受講できるオンラインセミナーに、初参加させていただきました!

自宅のパソコンに向かいながらリラックスして、今年生誕250周年のベートーヴェンのお話を伺いました。その生い立ちから作品の奏法まで、この機会にこういう形で勉強出来るのは、素晴らしいこと‼
ありがとうございました。

梅雨明けまでまだ少しかかりそうですね。体調管理に気を付けて過ごしましょう。

近頃見かけなかったイガイガのきゅうりです。瓜類がおいしい季節になりました。






対面

2019-11-17 | 講座・勉強会

兵庫県立美術館へ、ショパン展を見に行きました。

 


ショパンの貴重な自筆譜や手紙の展示も。
 
真っ暗な展示室で、まるでショパンと直に向き合えたかのような気がして、体が震えました。
 


これはお土産のクリアファイル。
エチュードop.10-8の始めの部分です。
 
 


赤松先生のバッハ講座はいよいよ平均律です。
1曲1曲丁寧に進んでくださるので、頑張ります!💦💦




分科会

2019-02-28 | 講座・勉強会
昨日はYMC宇部分科会に久しぶりに出席させていただきました。


まず読書。
正しい楽譜の読み方」の第7章装飾音符について。
18世紀はイタリア様式とフランス様式の2つが主流でした。

それからS先生に通奏低音のおさらいをしていただきました。



いつかバロックの華やかな即興演奏が出来るようになるかな?


最後に次回のアンサンブル(連弾)発表会の相談。
12月中頃の予定です。ホールが取れたらまた正式にお知らせしますね。


ダンス、ダンス

2018-09-13 | 講座・勉強会
台風、そして地震が立て続けに起こり
被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げるとともに
とても他人事とは思えない気持ちでいっぱいです。


先週、YMC(山口ムジカコンパル~県内の音楽指導者の集まり)の
宇部分科会がありました。

指揮者の下野竜也先生お薦めの本「正しい楽譜の読み方」を
みんなで少しずつ勉強してます。



今回は「舞曲について」
メヌエット、ガボット、サラバンド…
舞曲はバロック音楽の中で占める割合が高いのですが、
日本人にはどれもいまいち
馴染みの無いものですね。

優雅に見えるバロックダンスも
実は当時の貴族たちにとっては
「義務」として課せられた過酷な行事だったようです。

メヌエットのステップの確認も。
以前受けたバロックダンスの講座が
記憶に甦ってきました。💦

更に「通奏低音」のおさらいも。
すらすらできるようになると
バロックの即興(リアライズ)も
得意になるかな?




そして昨日受講した
赤松林太郎先生の「バッハのいろは」の2回目、
偶然にもテーマは「舞曲」!

イタリア、フランス、そしてドイツ、と
発祥の国、発展した国によって
性質も違ってくるとのこと。

先生の講座は、何回か受けて
ようやくその情報量の豊かさに慣れてきました。

ここでもやはり大事なことは
「楽譜を読み解く」こと。
音楽の後ろにあるもの
~その国の言葉や人の気質、お天気や建築、ファッションまでも
音楽の様式と深く結び付いているのですね。

そう考えるとヨーロッパ旅行、
行きたくなりますね。




今頃になってバテないように、
ベリーと炭酸、りんご酢の特製ドリンクです。



森の中へ

2018-07-22 | 講座・勉強会
気がついたらあと二日でおしまい、という日に
見に行きました。🏃💨
映画「羊と鋼の森」

久しぶりの心が落ち着く映画でした。
ピアノという楽器の中に息づく深い森。
そこに足を踏み入れた若い調律師さん、高校生姉妹の瑞々しい感性が光ってました。
北海道の大自然の映像もスケールが大きくて、映画館で見れて良かった!




赤松先生のシンフォニア講座は3回目。



楽譜から読み取れる事を確実に表現につなげていけますように。

福岡にて

2018-06-21 | 講座・勉強会
昨日は梅雨空の中、博多まで。





人気の赤松先生の講座、
「いろは」といっても
対位法の歴史に始まり教会の様子、キリスト教と音楽の関係、
和声と旋法、各国の音楽的特色と言語の関係…、などなど
本当に奥の深いセミナーでした。

先生曰く、
「バッハを弾く時はキリスト教徒になりましょう。」
ヨーロッパの当たり前も
日本人にとっては??だったりして
一段一段ステップを上がって理解に繋げていきたいですね。


さて、セミナー会場が意外に大宰府に近いことがわかり、
お昼から九州国立博物館へ。







思いがけず印象派の名画との素敵な御対面となりました。
(なんと撮影OK!)





天神さまにもお参りして
充実の一日となりました。😊
(明日は京都です🎵)


タイムトラベル

2017-11-23 | 講座・勉強会
昨日は山口ムジカコンパルの勉強会、
「タイムトラベルクラブ」に参加させて頂きました。

それぞれが音楽にまつわる気になることを
資料を持ち寄って話しました。

私が出した話題は~モーツァルトの時代の身分階級のこと~



モーツァルトの雇い主コロレド大司教、
たいていの話では「悪役」で登場しますが
当時はやはり教会関係の聖職者が絶対的権利を握っていたようです。

片や貴族の方でも
侯爵や男爵など階級がはっきりしていたんですね。

日本人にはあまりなじみのない世界ですが
人に話して理解が深まるような気がします。

コーヒー片手にメンバーのお話を聞き、
本の紹介とかもしてもらって
楽しいひとときでした。

また参加させてくださいね。



可憐な秋の野の花、
気持ちも和みます。

音の数だけ

2017-09-29 | 講座・勉強会
暑さの和らぐ9月は、
気分的にもほっと一息。

「上級につながる楽譜の見方」という
池川礼子先生のセミナーを
受講させていただきました。



音を横のつながりで捉える、
楽譜を読み取る力のかぎは「音程」である。
レッスンでもこれを出発点として
曲の構造を捉えることに
つなげていきたいです。

「音符をたくさん弾くことは大事」
というお話も。
思わずうなずいてしまいましたが
特に骨格がしっかりしてくる小3くらいからは、
練習量も大切に考えて欲しいですね。





お隣さんが庭で作られた青唐がらし。
いっぱい出来たから好きなだけ取って~、
と言われましたが
これがとってもスパイシー‼
一本刻んだだけで
タバスコいらずのパスタができました。

楽器から見えてくるもの

2017-04-02 | 講座・勉強会
4月になったものの朝は結構冷えますね。
今日は朝から雲行きがあやしいと思ったら
突然「ひょう」がバラバラと降ってきてびっくり‼

いいお天気が続かないのと、
まとまった時間が取れないのとで
今年はまだお雛様が滞在中。💦
旧暦のひな祭りですね。🌸

先日は久元祐子先生のセミナー、
「楽器からアプローチする演奏法」
に行って来ました。



モーツァルト、ベートーベン、ショパン、リスト、……
時代の流れと共にどんどん進化を遂げていったピアノ。
作曲家がどんな楽器で何をイメージして作った曲なのか?を知ることは
どう弾けばいいか考える出発点。

ショパンやリストの曲のペダルの使い方も具体的にお話してくださり、
とても勉強になりました。
ありがとうございました。



ピアノ指導者ライセンス体験会

2016-09-01 | 講座・勉強会
ピティナのピアノ指導者ライセンス体験会に
参加させていただきました。(in 福岡)



普通の説明会、と思って申し込んだのですが
なんと 他の先生方の前で
実際に小学生の生徒さんのミニ・レッスンをすることに!

初めての経験で準備も全くなく
どうしようかと思いましたが
とっても良い勉強をさせていただきました。

弾いてくれたのは4年生のMさん。
素直な明るいスカルラッティの演奏でした。

この時は6分という短い時間設定でしたが
弾くときの姿勢のこと、
バロック時代の奏法の特徴や
拍子とフレーズのまとめ方などをレッスンさせていただきました。

他の先生方のレッスンも聞かせていただき
改めていろんなアプローチの仕方があるんだな~と
自分の引き出しも増えたような気がします。

受け入れてくださった三島先生をはじめ福岡の先生方、
アドバイザーの久保山先生、
大変お世話になりありがとうございました。



石井先生公開レッスン

2016-05-14 | 講座・勉強会
ゴールデンウィークの最中、
滋賀県守山市で石井なをみ先生の公開レッスンを
聴講させていただきました。



以前バロック時代の曲について
先生の講座を受けたことがあるのですが、
ぜひ、実際のレッスンを見学させていただきたかった…

ということで今回願いが叶い
朝10時から夕方5時まで
ずっとレッスンを聴かせていただくことに。

お話がとても楽しくて
小さな子も思わず笑ってしまうレッスン。

でも根底にはゆるぎない基礎力をとても大切になさっていて
具体的な練習方法を示してくださる。
少し大きい子には
「どう弾きたいの?」という自発性を投げかけられる。
また、「バロックの曲は0.3ミリのシャーペンで」など
時代様式でどう弾き分けるか、もとてもわかりやすい例え。

などなど今の指導者に求められていることが何か、
トータルで教えていただいたような気がします。

石井先生、貴重な機会をいただき
ありがとうございました。

お世話いただきました西島先生、
感謝いたします。




はじまりはイタリアから

2015-12-06 | 講座・勉強会
愛読させていただいている音楽用語辞典の著者で
ピアニストの関孝弘先生の講座に行ってきました。



18世紀までは文化の主流だったイタリア。
宮殿もお料理もファッションも、そして音楽も
ヨーロッパの中心として力を誇っていました。

現在私たちが使う楽譜の中でも
たいていはイタリア語が使われていますね。

フォルテやピアノ、アンダンテやモデラート、
スタッカートにレガート、などなど。

でも、もともと音楽用語として出来た言葉ではなく
どれも日常生活の中で使われるイタリア語。

教科書どおりスタッカート=短く切って、はねて、とだけ
紋切り型で伝えていいものか、
レッスンで考えてしまうこともあり、
そんな時いつも関先生の本を読ませていただいています。

大切なことはその言葉の持つイメージを知ること。
楽語辞典ではなく伊日辞典を調べると良い、とのお話。

学生時代にちゃんとイタリア語やっとけばよかったなあ~
と、今更思っています。

ちなみにスタッカートとは
「離れている」「くっつかない」という意味だそうです。


チェルニー30番講座

2015-10-15 | 講座・勉強会
根津栄子先生のチェルニー30番講座を
受講させていただきました。





中級のテクニック育成のために
昔から使い継がれている定番教材ですね。

それを、いかに楽しく効率的に習得していくか?
1曲ずつ楽しいイラスト、題名も付いたテキスト。
アイディア満載のレッスングッズもたくさん!

レッスンのスタート時から
バランス良く、根気強く。
常にトータルでピアノ演奏に良い手を育てていく…
その大切さを改めて考える良い機会になりました。


根津先生は以前から
「スケールとアルペジオ」の教材を使わせていただいているのですが
お会いできたのは初めて。

普段気になっている「親指の使い方」についても
質問に丁寧に答えてくださり
レッスンに生かすヒントをいただきました。

根津先生、ありがとうございました。






未来へつながる

2013-11-23 | 講座・勉強会
セミナー受講のために山口市へ。
塚原利理子先生の「科学的ピアノ指導法」です。



ピアノ指導のかたわら、楽器メーカーのピアノスタッフとしてのお仕事、
さらに大学の博士課程で教育科学の研究をしてらっしゃる
パワフルな先生。
子供の発達や脳の仕組み、
ピアノという楽器の構造や教材の理解、
そしてそれに基づいた効果的なレッスンとは・・・?
これからの指導の在り方のヒントをいっぱいいただきました。

めまぐるしく進化する時代。
音楽教育も次の時代につながるものでありたいな。

ひとりひとりみんな違う個性を持った生徒さん達が
ピアノや音楽とともに歩むことで
ゆるぎなく、生きていく力を付けていってくれたら
と願っています。

講座の後、通りかかった山口情報芸術センターに
ふらっと立ち寄りました。



今年は開館10周年。
こんなビッグ・イベントをやっていたんですね。
樹や水や霧、自然が語りかけてくるものに
しばしゆったりと心を預けました。