宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)

ピアノレッスンやイベントの様子、講師が勉強していること、おすそ分けしたい感動体験等、自由に綴っています。

右手と左手は別の人

2015-12-21 | レッスン


年々増えていく我が家のクリスマスの飾り。
やっぱり賑やかにすると心もウキウキ…

生徒さんへのプレゼントのお買い物も
楽しいひと時です。




先日はケルト音楽のコンサートにも行ってきました。


今年もあと1回のレッスンになりましたが
新しいテキストに入った人もあり
みんなの進歩を振り返っています。

最近気になるのは
手や指の独立のこと。

ピアノは「ひとりでオーケストラ」とも言われ、
ひとりで何役も同時にこなすような楽器です。

入門からちょっと進むと
右手がスラーで左手がスタッカート、
なんて場面もあるのですが
右手と左手がお互いつられないようになるといいですね。
それぞれ別の人が歌ってるようにね。

(バッハのフーガなどに進むと
ひとりで三声、四声~というのもあります。


各指が自立して動くか、というのも
注意して練習が必要ですね。
4や5の指はそれだけを自由に動かすことは
普段の生活ではまずないので
意識してトレーニングすることが大切です。


両方とも、自分がどんな弾き方をしているか
まず聴くことが大事!


両手で微妙に違う指の動きができることは
脳の発達にも良い、らしいです。
http://www.piano.or.jp/report/04ess/livereport/2015/07/29_20010.html














はじまりはイタリアから

2015-12-06 | 講座・勉強会
愛読させていただいている音楽用語辞典の著者で
ピアニストの関孝弘先生の講座に行ってきました。



18世紀までは文化の主流だったイタリア。
宮殿もお料理もファッションも、そして音楽も
ヨーロッパの中心として力を誇っていました。

現在私たちが使う楽譜の中でも
たいていはイタリア語が使われていますね。

フォルテやピアノ、アンダンテやモデラート、
スタッカートにレガート、などなど。

でも、もともと音楽用語として出来た言葉ではなく
どれも日常生活の中で使われるイタリア語。

教科書どおりスタッカート=短く切って、はねて、とだけ
紋切り型で伝えていいものか、
レッスンで考えてしまうこともあり、
そんな時いつも関先生の本を読ませていただいています。

大切なことはその言葉の持つイメージを知ること。
楽語辞典ではなく伊日辞典を調べると良い、とのお話。

学生時代にちゃんとイタリア語やっとけばよかったなあ~
と、今更思っています。

ちなみにスタッカートとは
「離れている」「くっつかない」という意味だそうです。