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パソコン修理の毎日

毎日毎日パソコンを修理しています。パソコン修理で特に印象に残ったものをここに公開していきます。

USBコネクタ破損のため、コネクタ交換修理

2012年04月25日 | マザーボード半田修理
ノートパソコンが2台、USBコネクタの破損ということで、修理依頼です。
業務で同じパソコンを導入し、両方とも壊れてしまったというのですが、壊れやすい機種だったのか?扱いが悪かったのか?何とも言えませんが・・・。


パソコンを分解して、マザーボードを取り出して、USBコネクタ部品を交換します。
半田ごてで温めて半田吸収のスッポンを使い、コネクタの半田を一旦除去してコネクタを取り外します。
半田ごてを当てるのに時間をかけすぎると基盤のパターンが断線したりするので、繊細な修理です。

新しいコネクタを取り付けて、テスターで回路の抵抗値を確認し、断線や回路の不具合が無いことを確認し、元通りに組み立てます。

動作のテストも問題なし!、修理完了です。



無停電電源装置が品切れ?

2011年03月24日 | マザーボード半田修理
計画停電で、APS無停電電源装置が売れているようです。

いつ停電するかわからない状況では、無停電電源装置は頼りになるものです。
しかし、通常は停電した後で5~10分程度の安定してシャットダウンさせる間の電源供給させるための装置ですので、3時間とか動作するものではありません。

しかし、計画停電がこの先、当分の間続くということですので、なんとか3時間程度電力を確保したいものです。

バッテリーでAC100Vを供給しているブログをいろいろと検索してみました。
我が家のDC-ACインバーターは無停電電源UPSを改造

APSの改造は水素ガスの発生による火災などの危険が伴うと言われますが、3時間の間、ADSLルータとハブ、プリンタ、パソコンを動作させられるように改造をやってみようと思っています。
要するに12V-9Ah×2台とかのバッテリー容量を大きくしてしまうというわけです。
もちろんこんな改造はやってはいけません。

ルーターやハブは2~10W程度で、パソコンは小型ノートにするので30W程度で、2~3台稼動させますが100Wあれば足ります。
半田ごてはガス式の物があるので電気は使わないことにします。

とりあえず、700Wの無停電電源装置を購入したのですが、今確認したところ、プリンタの最大電力がLBP3920は980Wということに気がつきました。どうやらこの無停電電源装置ではレーザープリンタはそもそも起動させられそうにありません。伝票発行の指定プリンタなので、他に変えることも出来ません。
もう1台無停電電源装置の購入が必要か・・・。1500Wの無停電電源装置をオーダーしたけど納期がかかるって連絡が来てるし。

計画停電の役立ちサイト

2011年03月17日 | マザーボード半田修理
東日本大震災関連の役立ちサイト

計画停電による、HDDの損傷にご注意ください。

自分が計画停電のどのグループかわからない場合は、こちらのGoogleのサイトで確認できます。

http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011_power.html

停電時間帯などの情報
東京電力のホームページ

震災全般の情報
NHKオンラインニュースサイト

ノートパソコンは、バッテリーが十分充電されていれば大丈夫ですが、デスクトップパソコンの場合は起動中に突然停電するとHDDや電源ユニットが故障する恐れがありますので、ご注意ください。


起動時にフリーズしたり、BEEP音がして起動しない症状

2011年03月16日 | マザーボード半田修理
OZZIOのMX6350SDXPというパソコンで、起動が不安定になったり、起動後InternetExplorerを起動するとフリーズしたり電源が落ちたりする症状のパソコン修理。

まずは、HDDの不良を疑ったが、エラーを調べたが異常なし。
HDDの無い状態でも、起動時にメモリカウントの前で停止したりする症状が出たので、どうやら他に原因があるらしい。

マザーボードは、PM8M3-VというMSIのマザーです。
どうやら、今回はこのマザーの不良のようです。

マザーボードをIntel915Gのマザーに交換し、CPU、メモリ、電源はそのままで動作チェックをしたところ問題なし。

さて、これからこのマザーで今までのHDDのソフトをそのまま動かそうというわけです。
チップセットが変わっているので、そのままではSTOPエラーで再起動してしまい、Windowsが起動できません。

そこで、WindowsXPの修復インストールをかけます。
WindowsXPHomeSP3のCDで2回チャレンジしましたが、結局認証画面が表示されず、認証が出来なくてセーフモードでの起動しか出来ない状態になってしまいました。
WindowsXPHomeSP2のCDでチャレンジすると、問題無くライセンス認証画面が表示されて、無事認証することができました。

IEが起動できないトラブルがありましたが、IEの再インストールで不具合解消できました。

今までのソフトも問題無く起動することが出来ます。

VIAのチップセットからIntelのチップセットのマザーボードに変わってしまいましたが、どちらかというと新しいマザーの方が良さそうです。
結構手間がかかったけど直ってよかった。



DELL LatitudeD610修理

2011年03月11日 | マザーボード半田修理
DELL LatitudeD610修理

パソコンの電源が入らず、ランプも何も点灯しない。全くの無反応です。

こういうときは大抵マザーボードの不良です。
分解して、マザーボードをルーペでくまなくチェックしますが、どこにもおかしいところは見つかりません。
計測機器で詳しく確認すると、回路のショートがありました。
故障部品を交換して、無事起動するようになりました。

DELLは結構マザーボードの故障が多いですが、なんとか直せそうです。



外付けHDDのデータ取り出し修理

2010年12月09日 | マザーボード半田修理
外付けHDDのデータ取り出し修理

データのバックアップ用に外付けHDDを使う人が多くなりましたが、バックアップというのは、元のデータも残しておかないと、大変なことになります。

500GBを超えるデータが入ったHDDが突然「アクセスできません。ディスク構造が壊れているため、読み取ることができません。」と言って中のファイルが見られなくなってしまったという修理が来ました。



USB接続タイプなので、HDDのフォーマットはNTFSです。
USB変換アダプタを変えてWindowsから読み出しをしてみますが、症状は変わらず。
まずは、万一に備えてHDDをコピーしておきます。

解析ソフトを使って、データを取り出しますが、今回は無事にフォルダ階層も含めて取り出せそうです。
一晩放置して、朝には無事データの救出が成功しました。

新しい外付けHDDにデータを移動してご返却となります。

データは2箇所に保存するということを徹底しないと、誰もが遭遇するトラブルでしょう。



http://www.pc2.jp/pc/
パソコン修理



富士通パソコンNB50H CPUファン不良の修理

2010年10月07日 | マザーボード半田修理
富士通のノートパソコンNB50HのCPUファン交換で修理です。





パソコンの裏面はあまりの高温のためか茶色く変色してしまっています。
ファンを分解してみるとホコリの塊が出てきて、ファンの軸の油も乾ききっています。

モリブデン配合グリースとモリブデン配合潤滑オイルの両方を注油して、3V程度の電圧をかけてしばらくの間テストで回転させると音も無くスムーズに回転するのが確認できました。
どうやらファンの交換まではしなくても大丈夫そうです。

組み立てて、さぁ動作確認!と思ったら、ブルーバックのエラーで再起動。
すぐにデジカメを構えてエラーを撮影します。




BAD POOL CALLER

STOP:0x000000C2

0xC2エラーという表示がでておりました。

Windowsの修復をかけましたが直らず。
HDDのエラーチェックでは問題はありません。
データをバックアップしてから、リカバリしてデータを復元という作業となりました。

お持込になる前に、正常に起動できずに何度か電源を切ってしまっていたようです。
システムファイルに破損があったようでした。

それでもHDDが壊れるほどの重症ではなくて良かったです。


修理のご依頼は
http://www.pc2.jp/pc/ 
PCアシスト

DELLノートパソコンLATITUDE D610電源が入らない修理

2010年08月18日 | マザーボード半田修理
DELLノートパソコンLATITUDE D610電源が入らない修理

ACアダプタをパソコンに接続すると、ACアダプタの緑のランプが消えてしまう。
DELLのACアダプタは過電流が流れると安全装置が働いて、出力がなくなるように設計されている。再びコンセントを抜き差しするとACアダプタの緑のランプが点灯する。





電源スイッチを押しても何の反応もありません。

この症状は典型的なチップコンデンサの不良の症状です。

分解していくと、CPUファンにもホコリがビッシリ付いていました。冷却不足でパソコン内部の温度が上昇したのも原因のひとつと思われます。ファンとヒートシンクは掃除機で綺麗にしておきます。






マザーボードを取り外し、チェックするとやはりチップコンデンサの不良でした。
同規格のチップコンデンサは再発防止のため全て交換します。






今回は外見上は正常品と不具合品の区別は付きませんでしたが、少しヒビが入っている時もあります。




仮組み後、ACアダプタを接続して様子をみると問題なし。

DELLのノートだと、他にも Inspiron1720、Inspiron630m、Latitude D520、Vostro1000、XPS M1330 などでもコンデンサの修理実績があります。


パソコン修理


シャープ Mebius PC-MM1-H1W バッテリー表示橙色ランプ点滅起動せず

2010年07月28日 | マザーボード半田修理
Mebius PC-MM1-H1Wが、「使用中に、突然電源が落ち、電源ONしようとしてもバッテリー表示の橙色ランプ点滅で、起動できないという事態になりました」ということで修理にやってきた。

典型的なマザーボード不良の様子。

分解して確認すると、回路の一部にショートしている箇所がある。
さらに詳しく見ていくと、どうやら電源回路の近くのチップコンデンサがショートしているようだ。
半田ゴテ2本を使って取り外してみると、3個並んだコンデンサのうち、1個がショートしていた。

故障コンデンサを外すと、回路のショートは改善されている。

同じコンデンサは11個使われていたので、それら全てを取り外し、新しいコンデンサに交換する。



新しいコンデンサは村田製作所のGRM31CF11E106ZA01L 25V-10uFのものだ。いつも1000個単位で購入しているが、過去に再発は無い。このパソコンが製造された時期に供給されたチップコンデンサに品質不良が多発しているのだろう。

新しいチップコンデンサに交換し、通電させると無事mebiusのロゴが出てくれた。

この機種は、電源コネクタも故障が多いようだが、今回のパソコンはしっかり半田がついていた。コネクタは抜き差しを繰り返すと半田割れが起こり易いので、取り扱いには注意した方が良いだろう。