銅山川に架かる橋のたもとで車中泊をする。
前夜の飲み過ぎの所為で予定より出発が遅れた。
橋から見下ろすと谷の水量はある。
期待と不安が胸をよぎる。
いざ、入渓。
第一印象は緑色の苔の顕著な谷だ。
両岸がうっそうとして高くて、
日光が届きにくいからだろうか。
ゴム底は滑りやすい。
フェルト靴にしとけばよかった。。。
両岸の枝沢から大きな滝が入り込む。
身体が温まった頃にゴルジュ帯に突入。
手がかりの少ない「小滝+釜」群が
前進を阻むように待ち構える。
まだ寒いからスイムは控えて、へつり多用。
谷幅が狭まり、いよいよ圧迫感が増してくると、
左から大きく巻いて懸垂下降。
その先ではスイムを余儀なくされる。
10m滝に通せんぼされて、微妙な草付を攀じって高捲き。
枝沢に懸垂下降2回目。
どうやらこれで長いゴルジュ帯を抜けたようだ。
雨で増水の不安があったから、ホッとした。
核心を越えたからだろう、
二俣(605m)に並ぶ大滝二本を
じっくり観賞する心の余裕があった。
残りはごく平凡な渓歩きをして、
林道に上がり入渓地まで下った。
下山路、
大野集落には、
見事に手入れされた庭園が目を楽しませてくれた。
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