引き寄せの法則! サラとソロモン大好き♪♪

引き寄せの法則に強く惹かれてエスター夫妻の本を読んでいます。特にサラとソロモンのシリーズが大好きです。

3年ほど前に・・・。

2009-11-14 13:22:21 | その他
パソコンのデーターを整理していたら、昔書いたショート物語が出て
きたので、ご紹介しますね^^

当時のままの文章で載せておきます。


はじめに・・・・
この物語は最初お金が、もし食べ物のように賞味期限があったらどうなるかな?というのを物語風にしてお伝えしたいと思い書いたものです。

 でも、後から読み返して気づいたことですが、自分の夢や願望をはっきりとさせ、そして自分自身を信頼することの大切さや素晴らしさ、そして自分たちはもっともっと欲しいものを手に入れ、たくさんの願いを叶え、たくさん幸せになっても良いという許可を自分にしてもらいたい、気づいてもらいたいと願い、書いた物語なんだなと気づかせてもらいました。

 どうぞ、ごゆっくりごらんください。



「神様からの贈り物」

 登場人物

 ○ぽんた・・プレーリードック(男の子)
 ○きなこ・・プレーリードック(女の子)
 ○ろろ・・・コーギー(男の子)
 ○謎のおじいさん

ある日曜の昼下がり、空は透き通るような青色で、そんな中を雲は自由に気ままに、ぷかぷかと浮かんでいます。遠くのほうでは、小鳥がさえずり平和な時間が流れています。
 そんな中ぽんたと、きなこはいつものように木陰でのんびりとお話をしていました。目の前には美しい緑の草原が遥か彼方まで広がっており、さらに色とりどりの花が辺り一面に咲いています。時おり吹く風が、花の甘い香りを運んできてくれています。

 二人は、とっても仲良しで将来のこと、そしてお互いの好きなことについて、お話をしていました。そのときふと目の前に、おじいさんが立っているではありませんか・・・。いつの間にやってきたのでしょうか?
そして、おじいさんは言いました。

 「いつも元気に、そして今の生活を楽しんでおるの~感心感心。私は、向こうの山からやってきた仙人じゃ。君たち二人の話す姿を見ていたら、わしの若いころを思い出してな。君たちから元気や勇気をもらったのじゃ。そこでじゃ。そのお礼として、わしの国に代々伝わる、幸せの実というのをあげようと思う。この実をどう扱うかは君たちに任せる」
 と言い残すと、おじいさんは一瞬で消えてしまいました。
ぽんたと、きなこはびっくりして腰を抜かしていましたが、しばらく経つと動けるようになったので、その実を手にとって匂いを嗅いでみました。ほんのりと甘い香りのする、真っ赤に熟したその実は、とってもおいそうでした。

 そのとき、ぽんたが言いました。
「この実を半分に分けて食べようよ」
 すると、きなこは・・・
「う~ん、そうねぇ、でもこれを食べてしまったら、甘い香りもこの実をもなくなってしまうのよ。なんだか、もったいないわ」
 二人はどうしたら良いものかと真剣に考えました。考えた末、結局その日はその場に置いて、赤い実の匂いや姿を楽しむことにしたのでした。

そして次の日の朝・・・
 昨日と同じように二人は大きな木の下に行き、赤く熟した実をぼんやりと眺めていました。とその時です。ふと二人の心の中にある情景が浮かび上がりました。

 それは・・・

 今眺めている赤い実のたくさんなっている木が、ぽんたときなこの目の前に現われました。そしてその赤く熟した実を、おなかいっぱい食べている二人の姿がそこにはあったのです。
ふと我に帰ったぽんたときなこは思いました。 どうすれば、この実をたくさんに増やせるかな?と・・・
食べてしまえばなくなってしまうし、かといって食べずにとっておいても、いつかは腐ってなくなってしまう。はて・・どうしたものかと・・・
 一日中、二人は考えました。
夕方になって遠くのほうで、コーギーの“ろろ”が楽しそうにあるものを撒いていました。なんだろうと思って近づいていくと、なにやらニコニコしながら歌っているではありませんか・・・。

 「幸せの実~はおいしかったなぁ~☆来年もま~た、食べたいな~☆今度はな~んこ食べられるかな??」

 興味をもったぽんたときなこは、ろろの所に近づくと今の歌はなんだったの?と聞きました。
 そうすると、ろろは言いました。
 「僕は、この幸せの実をもらったのだけど、あまりにもキレイで甘い香りがするので、ずっと食べずにとっておいたんだ。それは、もう大事に大事にして眺めていたんだ。そんなある日、朝起きてみるとあんなにキレイだった実が真っ黒になってしぼんでしまっていたんだよ。もう悲しくて仕方なくて三日三晩泣いたよ。でもね、そのうち涙も枯れてしまい寝てしまって・・・夢を見たんだ。目の前におじいさんが現れて、こう言ったんだ」

 「君にあげた幸せの実は、残念ながら腐ってなくなってしまった。残念だったね。あと一個だけあげるから今度は、これをどうすれば増やせるか考えてごらん。ヒントを1つ差し上げよう。自然の法則を利用することじゃ。では健闘を祈る!」

 「そこで目が覚めたのだけど、最初はどうやって増やせばいいか分からなかったんだよ。その後一週間、真剣になって考えたよ。自然の法則ってなんだろう?って・・・。一週間、考えても全然わからなかったから、もうやけくそになって、もらった実を食べてしまったんだ。どうせ、とっておいても腐ってしまうのは前回の経験から学ぶことができたからね・・・。この幸せの実は、この世のものとは思えないほどおいしかったよ。 食べ終わると、あ~あこんなおいしい物を僕はもう二度と食べられないんだなって思ってね。そしたら、なんだか悲しくなってきてしまって・・・。だから、せめてこの実に感謝の気持ちを込めて、土に帰してしてあげようと思ったんだよ。
 
 するとぽんたは、言いました。
「どうして土に帰してあげようと思ったの?」

「どうしてって?すべての生き物は、死んだら土に帰るって聞いたことがあったから・・・そして、固くて食べられなかった部分をキレイに洗って土の中に埋めたんだ。それで、最後にありがとうって心を込めて言ったら突然、今まで晴れていた天気が曇ってきてとうとう雨が降り出したんだよ。で仕方なく家の中に入って、のんびりすることにしたんだ。そして一週間が経ち、ふとこの前植えたところを見てみると、そこには緑の葉を出した小さなものが生えていて・・。なんで、こんなところに?って不思議に思ったけど、そういえば一週間前、この場所にあの時食べた実を植えたって思い出して・・・。きっと、こいつはあの実の生まれ代わりだなって思ったんだ。それで・・・」

とここまで話をして少し疲れたのか、ろろは一度話を休み、すっと立ち上がって台所に行き、ぽんた達の大好きな紅茶とおいしいクッキーを二人に振る舞いました。
しばらくすると、話を続けました。
「でね・・。 じゃぁ、こいつを大事に育てて僕の友達にしようと思ったんだ。一人での生活は寂しかったからね・・・。それで毎日、水をあげたり話かけたりしていたら、なんと驚いたことに一年で僕の身長ぐらいになったんだよ。さらに驚いたことに、きれいな花が咲いたんだ。その花の香りは・・・あの時食べた実と同じぐらい甘い素敵な香りだった。ひょっとしたら、あの実が戻ってくるかもって思ったぐらい、それはそれは素晴らしい香りだったよ・・・。そのうち花は咲き終わり、しばらく経つと咲いていたところに小さな丸い実がなっていたんだ。そのときは、あれ?これは、なんだろうって思ったんだけど、しばらくそのままにしていたんだ。そうしたら日が経つごとに大きくなっていってね・・・。ついには、あのとき食べた実と同じ大きさになったんだよ。匂いも色も全くおんなじ。しかも、今度は一個じゃなくて一回じゃ食べきれないぐらい、た~くさんの実がなっていたんだよ。このとき、やっと気づいたんだ。この実は僕が昔、食べたあのおいしい幸せの実だって・・・。そして、おじいさんの言っていた自然の法則を使いなさいっていう意味も理解できた。だから今年も、こうして種をまいているところなんだよ」

 その話を聞いてすっかり感心したぽんたは、きなこに言いました。
「さっそく僕たちも、ろろ君みたいにやってみよう」

 こうして二人は、幸せの実を半分ずつに分けて食べ、残った固い部分。つまり種を植え、どんどん増やしていったそうです。  

今では幸せの実がなる木が百本にも増え、一生食べ物に困らず健康で幸せな生活をおくりました。
 この幸せの実のなる木は、春には花を咲かせ見る人たちの心を癒し、夏には緑の葉で涼しさを演出し暑さを和らげてくれます。そして、秋には実と真っ赤に燃えるような紅葉で二人を楽しませてくれましたとさ。  おしまい。



あとがき

 最後まで、お読みいただきありがとうざいました。
物語の中にもありますが、種を蒔くこと、すなわちそれは夢、願望を明確にすることだと思います。そして、それらを大切に心の中で育て(楽しくイメージして)信頼し花を咲かせる。つまり夢や願いが叶うことです。それがこの物語でお伝えしたかったことです。

どうか、夢や願望をはっきりさせ、すぐにそれが現実にならなくてもあきらめないでください。もうすでに種は蒔かれたのですから、それを信頼し(土をほじくりかえすようなことをしないで)叶うまでの過程を楽しんでください。

あなたの生活が、これからもさらに幸福なものでありますよう・・・・☆

最後に、プチメッセージをお伝えします。

褒め言葉は心の栄養である。

あなたという存在は、この世にたった一人しかいない貴重な宝物。

あなたは、この世に祝福され生まれてきた。

どんなことがあっても、自分を貴重品のように扱い、たくさんの

優しさで自分の心を包んであげてください。

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