murmure de tous les jours

日々浮かぶよしなしごとを書き綴る...公開ひとりごと。

鬼はー外ー!

2008-02-03 23:51:14 | レシピ、保存食、作った料理
今日は節分。
クリスチャンのわが家だが、「季節を分ける」節目の日、とのことで、いつも太巻きといわし、炒り豆を用意している。

太巻きを作るには炊きたてのご飯が必要。でも、今日は教会のあと衛星放送を見に出かける予定だったのでいつ作ろう…と困っていた(帰ったあとに作り始めると遅くなってしまう)。

そしたら天の助け!大雪のため、教会の集会が1時間だけになった。これなら一旦家に帰って、太巻きを作ってから出かけられる。おまけに、子どもたちを預かってくれる家族がいて、夫とふたりでゆっくりできた。

一瞬、パンダとか車とか、祭り寿司とかデザイン寿司とかいわれるのを作ろうかとも考えたが、即却下。作るのすごくめんどくさいんだもん。調理師学校時代、パンダを作った。確かに子どもは喜ぶだろうが…

私ひとりだと予定数を巻けそうにないので、夫にも手伝ってもらうことに。海苔の上にご飯を計って広げ、具をのせて、この辺を目指して一気に巻いて…と、デモしながら手順を説明する。

夫はふむふむと私の手つきを見ていたが、自分でもやりたくなったらしく、2本目は僕がやるという。そして、やらせてみると案外手つきがいい。

きっちり固めに巻いた夫の太巻き。私のはそれよりゆるく、太い。さてどちらが上手かというと…夫の方が形がよく見えるが、寿司やおにぎりはギュッと握りすぎると固くなり、おいしくない。従って私の勝ち!ま、調理師なんだから当たり前。

あとはやっとくよ、との声に甘えて私は衛星放送へ。帰り、子どもたちを迎えに行った夫がそのまま駅まで車できてくれた。Sなは遊び疲れて車の中で寝ている。

家に着き、子どもたちが風呂に入っている間に食卓を準備して、みんなで太巻きといわしと味噌汁の夕ご飯。自然と、みんな黙ってもぐもぐ食べて静かに(笑)

その後、年の数よりひと粒多く炒り豆を食べた。Sな、「私は5個なの?私だけ少ないよー。まりーくんはいいな、さんじゅうごこも食べられて!」とかなり不満げ。でもしょうがないでしょ。「Sな、この中で一番若いんだよ。若いっていいなあ!」となんとかなだめる。

最後に夫が「そしたら豆まきをしよう」と提案。鬼は誰になるかで一悶着(?)子どもたちは保育園で鬼の面を作っていて、Sやのお面の方が鬼らしい、ということでSやが鬼の役に決定。最初「えー、やだあ」と言っていたが、だんだんその気になってきたらしく、「鬼だぞ、がおー」とかやり出した。

Sなも負けずに「うおー!」。でも、丸い紙皿で作ったお面のゴムが耳にうまくかけられず、ずり落ちてしまう。それでも興奮してきたのか、ふたりできゃいきゃいとうるさい。

夫と私が「鬼はーそとー、福はー、うちー」と言って豆をふたりに投げつけると、うれしげに跳ね回る。Sやはさすがドッジボールで鍛えてるからか、逃げるのがうまい。傑作なのはSな。豆が投げられると、すぐさま拾って食べてしまう。お前は上野動物園の猿か、それとも井の頭公園の鯉か!(笑)

SやもSなを見て豆を食べ出した。落ちた豆にハイエナのように群がるふたり…Sやが毎日おねしょしているふとんの上に落ちようが関係なく、もしゃもしゃ食べている。ひええ。お腹痛くなっても知らない。

5粒しか食べられなかった鬱憤を十分晴らしたSな、満足そうに床に就いた。Sやも「ぱたちゃん、豆まき楽しかったね」とうれしそう。よかったよかった。

今年一年、家族が皆健康で無事でありますように!