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セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『アノニマスノーツ ~第一章~ -フロム・ジ・アビス-』 インプレッション

2010年06月16日 07時31分11秒 | 【旧】購入・レビュー話


アノニマスノーツ ~第一章~ - FromTheAbyss -
対応ハード : DS(DSiウェア)
開発・配信元 : ソニックパワード
配信開始日 : 2010/02/10
配信価格 : 200DSiポイント(=200円)
ジャンル : アクションRPG
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 45ブロック

参考データ--------------------------
プレイ時間:約2時間
実績:2回目の「アビス3」まで到達(2回目のボスまで行けないよ~…)
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●アビスゲートの迷宮を消滅させるために…
今作は、同社が2008年に発売した『FROM THE ABYSS(フロム・ジ・アビス)』のスタイルをそのままに、ダウンロード専用としてボリュームやシステムを縮小した作品です。
現在、第二章まで発売していますが、今回はその第一章となります

◆あらすじ
遥か昔…人類は、災厄の根源と恐れられた 『大いなる魔』 を倒し、「アビスゲート」という扉を境にして、それらを「次元の迷宮」と呼ばれる異次元に封じ込めることに成功しました。
しかし時は流れ、何者かによって「アビスゲート」の封印が破られます。アビスゲートを見守ってきた小国ルーベンハウトは襲撃を受け、平和ボケしてしまった兵士たちに戦う術はありませんでした。

そこでルーベンハウトの女王は、アビスゲートを女兵士ヘレンに見張らせたうえで、アビスゲートに立ち向かえる戦士たちを募ることにしました。
今回の主人公である赤毛の若き戦士、レイドも…アビスゲートに立ち向かう戦士となるのです。

◆原作との違い
・2人協力プレイができません。
・「レベル」や「経験値」の概念がありません。
・(たぶん)登場するモンスターやスキルなどが少なくなっていると思います。


●ゲームの流れ
まず「アビスゲート前」で、門番であるヘレンの力を借りて、セーブ・倉庫を利用できます。準備が整ったら、挑戦するダンジョンを選択します。(このゲームでは「アビス1」「アビス2」…という呼び方をします)
ダンジョンを選択したら、そのダンジョンに移動し、先に進める紫色のワープホールみたいなものを探し出しましょう。ダンジョンはランダム生成となっており、入るたびに違う形になっています。

ちなみに、このゲームに「レベル」や「経験値」の概念はありません。
能力は、装備しているもので決まります。敵を倒した時に落とすアイテムや装備品で、自身を強化していきましょう。

ワープホールをに触れると、次のステージに進みます。1つの「アビス」にはいくつかのステージがあります。(1つしかない場合もあります)最後のステージのワープホールを見つけると、ダンジョンクリアとなり「アビスゲート前」に戻ってきます。そして次の「アビス」に挑戦できるようになります。
ダンジョンクリアまでに、レイド(主人公)のHPが0になると攻略失敗となり、「アビスゲート前」に戻ってしまいます。ペナルティとして、所持していたアイテムは全てなくなってしまうので、必要なもの以外は倉庫に預けておくようにしましょう。(※HPは、敵が落とす赤いビンを獲得すると回復します)

「アビス」は全部で3まであり、「アビス3」の最後のステージにはボスが登場します。そのボスを倒して、出てきた魔法陣に触れると「その迷宮を破壊した」ことになります。
ボスを倒すと、これまでクリアした「アビス」は全て消滅し、また「アビス1」からの挑戦になります。ただし、出てくるモンスターなどは、ちゃんとグレードアップしています。

「アビス」をクリアし続け、ボスを倒してまた「アビス1」から挑戦…これを繰り返すことで、多くの迷宮を破壊することが、このゲームの目的となります。


●メニュー画面について
上記でも記載しましたが、メニュー画面は、常に下画面に表示されています。そして、メニューを利用は全てタッチ操作で行うようになっています。
・「アイテム」…所持しているアイテムを確認できます。最大所持数は36個。ダブルタッチ(素早く2回タッチ)で消費アイテムを使用できます。タッチスライドでアイテムの移動・整理ができます。
・「スキル」…最大で3つのスキルを装備できます。装備したいスキルをタッチスライドして、装備します。
・「マップ」…現在いるステージのマップを表示します
・「ステータス」…レイドの能力を確認できます。


●操作説明
このゲームは、上画面にダンジョンでのアクションが表示され、下画面には、常にメニュー画面が表示されています。

十字ボタン…移動
Aボタン…持っている武器による攻撃
Bボタン・Xボタン・Yボタン…スキル

メニュー画面の「スキル」で各ボタンにスキルを装備させて、対応したボタンを押すことでそのスキルを使用します。
スキルの使用には「SP」を消費します。(※SPは、敵が落とす青いビンを獲得すると回復するほか、ダメージを与えたり受けたりしても回復します)

Lボタン or Rボタン…メニュー画面の項目切り替え
項目のタグをタッチしても切り替えられます。

STARTボタン…ソート(整理)
メニュー画面の「アイテム」「スキル」を開いている時に押すことで、アイテム・スキルの並びを整理できます。

SELECTボタン…装備品の比較
メニュー画面の「アイテム」で、装備品をタッチした後SELECTボタンを押すと、いま装備している装備品と能力の比較をすることができます。(※装備している装備品に使用すると、比較ではなくそのものの能力値が表示されます)


●ソウルキャプチャー
これは、レイドが最初から使用できるスキルで、これを使用することでモンスターからスキルなどを奪うことができます。

モンスターをある程度弱らせた後、スキルにセットした「ソウルキャプチャー」を使用すると、モンスターを捕獲します。するとメーターが表示されるので、メーターが0になるまでボタンを連打します。0になるとキャプチャー成功です。ギリギリまで弱らせたほうが、キャプチャーもラクです。
キャプチャーに成功すると、新たなスキルを獲得できる他、HPやSPを吸収したり状態異常を回復したりすることがあります。というか、スキル獲得よりHP・SP回復のほうが多いです。また、逆に状態異常にかかってしまうなど悪い効果も発生することがあります。
「ソウルキャプチャー」は、使用するとSPを1消費します。また、連打中も押田回数だけSPが1ずつ消費されます。

あと、「ソウルキャブチャー」ばかりしていると、モンスターを「倒したこと」にはならないため、アイテムや装備品が(落とさないので)入手できなくなります。バランスよく利用していきましょう。


◆partygameの評価◆…70点(100点満点)
まあ、こんなものかな?悪くはないと思います

基本的に、シンプルなスタイルのアクションRPGという感じで、「ソウルキャプチャー」のようなオリジナリティもありますし、1つのダンジョンにはそこまで時間がかからないので…それなりに楽しめる内容にはなっていると思います。

あと、原作と違ってレベルの概念がないため、どれを装備するか?という戦略は、ある意味原作より際立っているかもしれません。難易度もちょこっと難しめで、ナメてかかるとけっこうHPが削られていきます。ただし強いのはザコ敵の群れで、ボスはそうでもないです。

ただ、200円ですから仕方ないだろう…とは思いつつも、獲得できるアイテム・スキル・装備品の種類が少ないのは、やっぱり盛り上がりに欠けるところです。ランダム生成されるダンジョンも、おそらくそのパーツがそんなに多くないのでしょう。多少グラフィックは変わっても、すぐに形成が同じようなところにたどり着いちゃいます。
200円に贅沢を言うな、と言われればそれまでですけどね…(笑)

下画面に常にメニュー画面を表示しているのも、1つのスタイルとしてはありだと思いましたが、アイテムの使用がやや不便ですね。大抵はマップを開いているので、例えば…状態異常にかかった時、すぐに回復したいんだけど…回復するアイテムを使用するために「アイテム」タグを開いて、アイテムをダブルタッチで使用…となると、放置する時間ができてしまいますからね。


そんなわけで、サクッと手軽に楽しめますし、200円のわりにはそこそこ本格的なスタイルのアクションゲームにはなっていると思います。
1つ問題なのは…原作である『フロム・ジ・アビス』が、すでに格安なんですよね…。(amazonの新品でも1,159円)もちろん、それでもDSiウェア版のほうが安くはあるんですが、内容を考えたときに…どちらを買うべきか?というのが、ちょっと悩ましいところです。ただ、なんか原作もそんなにボリュームがないらしいですし、そういう意味では…DSiウェア版のほうが遊びたいときにすぐプレイできますから、やっぱりDSiウェア版のほうがいいかな?とは思います。まあ、各自でご判断ください・

第二章を購入するかは…今のところ不明です。


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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