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セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Wii『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』 ファーストインプレッション

2010年07月16日 17時06分57秒 | 【旧】購入・レビュー話


ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー
対応ハード : Wii
発売元 : スクウェア・エニックス
開発 : ロケットスタジオ界グラフィックスエイティング
発売日 : 2010/07/15
希望小売価格 : 6,090円(税込)
ジャンル : カードバトル
プレイ人数 : 1~4人(セーブデータ4つ)
通信機能 : ニンテンドーWi-Fiコネクション対応・有料コンテンツ対応
操作スタイル : ヌンチャクスタイル or クラシックコントローラ
CERO : A(全年齢対象)

参考データ--------------------------
購入価格:4,697円(新品)
プレイ時間:約6時間
実績:「大会」モードで大会1つ優勝
対人戦:まだ未プレイ
-----------------------------------
※アーケード版『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードIIレジェンド』は、全くの未経験です。そのうえでの評価になることを、ご了承ください。


●バトルロードの舞台は、Wiiへ!
今作は、アーケード版(ゲームセンター)で稼働中の『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードIIレジェンド』の移植作品です。
架空の町で対戦バトルを繰り広げる「大会モード」などの追加要素に加え、最大4人でのローカル対戦&Wi-Fi通信対戦もできます。DSiウェアまたは携帯モバイルで配信されている「専用カラーコードスキャナー」を利用すれば、アーケード版で使用していた全てのカードが使用可能となります。
(※ちなみにアーケード版は、8月末をもって稼動終了となります)


●まず、ざっくりとルール説明
私のように初めての人もいると思いますので、軽くルール説明を。

最大3匹のモンスターでチームを作成し、様々な攻撃や呪文・能力を利用して、最終的には相手のHPを0にすれば勝ちとなります。
職業によってチームの組み方は変わりますが、大体の場合は「モンスター3匹」か「プレイヤー自身+モンスター2匹」という組み合わせになります。(プレイヤー自身がチームに参加する場合は、プレイヤーが装備する「武器カード」「鎧カード」「盾カード」を選択します)
基本的には、それぞれのモンスター(プレイヤー)に定められている2種類の行動のうちどちらかを選択し、素早さなどによって決められた順番に行動を行っていきます。ただ、HPを0にするといっても手段は様々です。

重要なシステムが2つ。
1つは「スペシャルカード」というもので、1回の戦闘につき1枚だけ使用できます。攻撃タイプや補助タイプなど種類は様々。得られる効果も様々ですが、最初はダメージを与えられるスペシャルカードを獲得することをオススメします。
そしてもう1つは「ゆうきゲージ」。あらゆる手段によってゲージをためていき、ターン開始の時点で満タンになると「とどめの一撃」を放てます。あらゆるカードの中から1枚を選択し、選択したカードによって演出は変わりますが効果は大体変わらず、超大ダメージを与えます。ほぼ100%、勝敗が決します。

確実なダメージで勝つか?スペシャルカードで機転するか?とどめの一撃を狙うか?戦略は様々です。

◆「ゆうきゲージ」について
「ゆうぎゲージ」は、以下の方法で溜まります。
・ターン開始前、行動の選択を完了した時に増えます。選択が遅いほど、増えるゲージが少なくなっちゃいます。
・行動時、攻撃などのタイミングに合わせて表示されたボタンを押して、その後Wiiリモコンを振るとゲージが増えます。
・特定の行動でたまる…ようです。(そんな技があったような気がする…自信はないですが(笑))

◆「つばぜりあい」について
対戦する両チームにプレイヤー自身が参加している場合に限り、ターン開始時に1度だけ「つばぜりあい」を仕掛けることができます。(相手から仕掛けられた場合を含めれば、最大で2回発生します)

「つばぜりあい」が発生したら、まずAボタンを押し続けて「賭けるゆうきゲージ」の量を決めます。その後、増減しているゲージが表示されているので、Wiiリモコンを振ってゲージを止めます。止めた時のゲージが多いほど「つばぜりあい」が有利になり、「賭けるゆうきゲージ」の量がが多いほどゲージが多くなりやすいです。
ゲージを止めた後、プレイヤー同士の「つばぜりあい」が行われます。Wiiリモコンを限りなくガンガン振り続けましょう。最終的に、勝つことができれば相手の「ゆうきゲージ」を減らすことができます。

◆プレイヤーの「レベル」について
バトルに勝利すれば経験値を獲得し、レベルアップします。

バトルを行うとき、「職業」を選択します。選択した職業によって、チームの組み合わせ方や装備できる武器・防具などが変わってきますし、モンスターとの相性などにも関わります。
そして、バトルに勝つとその職業で経験値を獲得して、レベルが上がっていきます。レベルが上がればプレイヤー自身の能力が上がっていきますので、強くなるには、着実なレベル上げも重要です。
ただし、この作品での「レベル」は職業ごとに分かれており、例えば「戦士」でレベルを上げても、他の職業のレベルは上がりません。それぞれの職業でバトルを行い、そして勝って経験値を得ないと、レベルは上がっていきません。


●モード紹介…の前に「冒険の書」を作成
「もうルール知ってるよ(怒)」という人はお待たせしました(笑)
ここから、ゲームのモード紹介です。
…と、その前に「冒険の書」の作成について説明します。

新たに「冒険の書」を作成すると、プレイヤーの分身となるキャラクターを作成します。
性別・顔の種類(6種類)・髪型(10種類)・紙の色(10種類)を選択し、名前(最大4文字)を入力すると、作成完了です。

ちなみに。
入手したカードのデータは「冒険の書」ごとに保存されるのではなく、共通で保存されます。
つまり、どれかの「冒険の書」で入手したカードは、他の「冒険の書」でも使用できるということになります。


●モード紹介
◆アーケードモード
アーケード版そのままの内容を楽しめるほか、ローカルでの対戦や、Wi-Fiコネクションによる通信対戦ができます。
1人プレイだけではなく、2人で協力してプレイすることもできます。対戦も同じことなので、最大で2vs2の対戦ができることになります。(2人協力プレイは、Wiiリモコン1個でも行うことができるようです)

Wi-Fi通信対戦は、フリー対戦とフレンド対戦が行えます。
※いつものことですが、フレンド対戦を行うにはお互いに「フレンドコード」を登録し合う必要があります。

◆大会モード
「竜神町」という架空の町で暮らす主人公となって、最終的には開かれている様々な大会での優勝を目指します。
下記でもう少し詳しく説明します。

◆カードアルバム
これまでに入手したカードを確認できます。
もちろん、「アーケードモード」や「大会モード」の中でも確認できます。

◆オプション
音量や「大会モード」でのカメラ操作の設定ができます。
「専用カラーコードスキャナー」からスキャナしたカード情報を読み込むのも、ここで行います。
また、アーケード版のプレイ経験者は「ふっかつのじゅもん」をここで入力することで、特典がもらえます。
※注意!…「ふっかつのじゅもん」を利用する場合は、プレイヤーの分身キャラの名前をアーケード版と同じにしないといけません。また、「ふっかつのじゅもん」は、アーケード版で入手した日の翌日までが有効期限となります。

◆ダウンロードコンテンツ
様々な有料コンテンツが、これから増えていく予定です。


●「大会モード」について
「竜神町」の様々な施設を利用してカードを集めたり、様々な住人と戦ってレベルアップしたりして、最終的にはコロシアムセンターで行われている様々な公式大会に参加し、優勝することを目指します。
午前10時に起床。午後8時になると1日が終了です。(対戦することで時間が経過します)
以下、様々な施設について記載します。

◆闘道館
基本的なルールを学んだり、トレーニングを行ったり出来ます。

◆コロシアムセンター
ここで、様々な公式大会が行われます。

◆ゲームセンター
ランダムで選定された様々な相手と、最大10回連続で対戦します。
負けてしまうと報酬はゼロですが、途中でやめればそれに相当する報酬がもらえます。

◆カードショップ
大会や住人とのバトルで獲得したお金や「ちいさなメダル」を使って、様々なカードを購入できます。
ランダムでカードが1枚出てくる「カードマシン」もありますが、1日で購入できる回数には限りがあります。「あまりたくさん買うとママに怒られるから」って。よく分かります(笑)

◆コスチュームの店
主人公が身につける「おしゃれ着」を購入できます。
「おしゃれ着」は、組み合わせによってはバトルが少し有利になる効果が得られることもあります。もちろん、そんなのを無視して見た目で楽しむのもOKです。
ちなみに、購入した時にすぐ着ることもできますが、着替えたい場合は自分の家に戻って着替えます。

◆住人とのバトルについて
青い吹き出しアイコンが頭上に表示される人に話しかければ、バトルに挑むことができます。
勝てば、お金がもらえる他、相手のお気に入りなカードを1枚頂けます。
着実にバトルを重ねて、お金や経験値を稼ぐもよし。様々なチームを組んでみて、実験的に対戦してみるもよしです。


●操作説明
今作は「ヌンチャクスタイル」と「クラシックコントローラ」の2タイプに対応していますが、今回は、私が遊びやすいと思った「ヌンチャクスタイル」で説明します。

◆バトル中の操作
Aボタン・Bボタン…行動の選択・アクション中のコマンド入力
Wiiリモコンを振る…「ゆうき玉」の回収・「つばぜりあい」での操作・「とどめの一撃」の決定
1ボタン or Zボタン…「つばぜりあい」の発動
+ボタン or -ボタン or Cボタン…スペシャルカードの一覧を開く
十字ボタン…スペシャルカードの使用

「お気に入りチーム」で、十字ボタンの各方向にスペシャルカードを割り当てておけば、十字ボタンだけでスペシャルカードを選択できます。

◆「大会モード」での操作
3Dスティック…移動
十字ボタン…カメラ視点の操作
+ボタン or -ボタン…メニュー画面を開く
Aボタン…話す・調べるなど



●「専用カラーコードスキャナー」について
DSiウェア・携帯アプリで配信中の「専用カラーコードスキャナー」の使用について記載します。
今回、私はDSiウェア版を購入したので、そちらで紹介します。

Wii側では、「オプション」→「カードをとりこむ」→「DSiからとりこむ」を選択します。(携帯アプリ版の場合は「ケータイからとりこむ」を選択します)
DSiウェア側では、「専用カラーコードスキャナー」を起動して、メニュー画面から「カードをスキャンする」を線多雨して、あらかじめカードを読み込んで保存しておきます。外カメラか内カメラのどちらかに、カードの裏面にあるQRコードのようなマークを写すと、スキャンされてカード内容が保存されます。
その後、「Wiiへ転送する」を選択して、Wiiと通信します。これで、DSiウェアに保存したカードのデータが、Wii側に反映されます。
※注意!…「専用カラーコードスキャナー」による通信は、「同じDSi(DSiLL)本体とWii本体の組み合わせ」でしかできません。一度利用した「専用カラーコードスキャナー」を、別のWii本体で起動した『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』と通信することはできません。


◆partygameの評価◆…88点(100点満点)
ロードがちょいと気になりますが、補って有り余る魅力は感じました

全くの初心者だった私としては、ルールが予想してたよりもけっこう色々とあって、なかなか恐る恐るという感じでした。
基本的なルールはしっかり教えてくれましたが、モンスターの組み合わせによる能力アップなどの応用編とかは実際にプレイしていきながら学んでいったって感じです。
そして、この6時間のプレイで確実に、自分が成長しているように感じられました。最初は誰にも勝てなかったんですが、じわじわと全体像が分かってくるにつれて組み合わせとか色々考えるのが面白くなってきましたし、勝てるようにもなってきました。多少の運も必要ですが、ギリギリで勝てた時は単純に嬉しいです。

あと、分かってくると、色々と配慮が行き届いていることにも気づき始めました。
例えば。モンスターの組み合わせによって能力がアップするのですが、何もないところから探し始めだすとかなり大変なものです。しかし、「大会モード」でメニュー画面を開くと「くみあわせリスト」というものがあり、どういう組み合わせでどんな能力がアップし、手持ちのカードのどれがその対象なのか?が、全て分かるようになっています。ここらへんで、攻略サイトありきにしていないところが好印象です。

ただ、1つちょっと気になったのが…バトル開始時のロードがちょっと長いような気がしました。マップ移動などのロードはたいしたことがありませんが、バトル突入時のロードがちょっと気になります。
バトルを始めようとすると、対戦するプレイヤーの表示→ロード(5秒くらい)→両チーム登場→またロード(5秒くらい)→バトル開始という流れになっており、間で2回ロードが入るんですよね。
アーケード版経験者はどう感じるか知りませんが、少なくとも未経験者である私は、ちょっと気になりました。ただ、それも最初のうちだけで、プレイするうちに気にならなくなりました。ロードについては個人差が大きいので何ともいえないですが、短くはないと言っておきます。

あと、基本的にバトルの演出はスキップできない(バトルの前後は多少スキップできますが)ので、何度も同じ演出を見るのが面倒だと感じる人には、合わないかもしれません。
ただ一応、演出中にボタンを押して「ゆうきゲージ」をためるというアクションがあるので、それで多少は緩和されていると思いますし…むしろ、個人的にはドラクエの錚々(そうそう)たる面々が、お馴染みのBGMを背景に活き活きと動いている様を見れるだけでも、ニヤニヤしてしまう次第なわけです(笑)

「専用カラーコードスキャナー」について。
スキャンの感度は全く問題ないと思います。カラーコードをちょっと合わせれば、すぐ読み取ってくれます。
ちなみに実験として、ゲームソフトの特典などで付いている透明の袋に入ったカードを、開封せずにスキャンしてみたら、さすがに時間はかかりましたが読み取ることができました。


個人的に引っかかったのはロード時間くらいで、やはりアーケード版で人気なだけのことはあると感じられました。むしろロード時間の難点を「補って有り余るだけの面白さがある」と感じました。
もちろん、ロードがどうしても我慢できない…という人もたぶんいると思うので、そういう人は慎重に検討して欲しいです。ただ、許容できそうだと感じるなら、このゲームの戦略性と、ドラクエの集大成たる豊富なモンスター&キャラクターの魅力に、きっとハマれると思います。

とはいえ、まだ序盤で…カードの種類が増えてきて、初めて分かることがあるかもしれません。あくまで「ファーストインプレッション」ですね。
「大会モード」を進めてみて、もしエンディングを見たところまでいったらセカンドインプレッションを書こうと思います。(エンディングがなかった場合は、キリのいいタイミングを自分で探します)


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (kow)
2010-07-18 04:45:11
Wii『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』について,いろいろ教えていただきました。

ありがとうございます。

またいろいろ教えてください。
返信する
こちらこそ、ありがとうございます。 (partygame(管理人))
2010-07-18 07:49:11
>kowさん
アーケード版をプレイしたことのない私だからこそ、全てを新しく受け止められたように思います。
ご参考になれば、幸いです。
返信する
ありがとうございます (ふわっと)
2013-02-05 20:56:01
色々勉強出来ましたありがとうございます
返信する
変えたよ (kai)
2013-02-05 20:57:34
名前変えた↑の者です
返信する

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