
『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』
対応ゲーム機 : PSP
発売日 : 2011/04/14
希望小売価格 : 通常版 7,329円・数量限定BOX 7,854円
ジャンル : シミュレーションRPG
プレイ人数 : 1人
CERO : B(12才以上対象)
備考 : データインストール対応(必要な容量:909MB)
※データインストール … メモリーカードにデータを作成することで、ロードが短縮できます。
◆== 参考データ ========================◆
購入価格 : 3,762円(中古・数量限定BOX)
プレイ内容 : シナリオクリア
シナリオクリアまでのプレイ時間(目安) : ●●●●○
●○○○○ … 5時間未満
●●○○○ … 5~15時間
●●●○○ … 15~30時間
●●●●○ … 30~50時間
●●●●● … 50時間以上
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●= 混沌たる多元世界を、生き抜け! =●
今作は、PS2で発売された『スーパーロボット大戦Z』の続編タイトルです。
様々なロボットアニメ作品の共演や、華麗な戦闘アニメーションは健在。システム的には、小隊システムがないなどシンプルにまとまっているようです。
今回、2回目のインプレッションです。
『スーパーロボット大戦L』を放ったらかしにして、こちらを先にクリアしちゃいました(笑)
■== partygameの評価 ==■ … 81点(100点満点) 前回比…-1点
二部作の第一部であることを理解してプレイしましょう
○=良かった点
△=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点
|== ○ 次回作の予告あり ==|
クリアしてスタッフロールが流れた後、次回作『第2次スーパーロボット大戦 再世篇』の予告が。
今までのスパロボには(たぶん)なかった試みで、次も購入してもらうためにはいい手段だと思います。
|== ○ 一話ごとの話がコンパクトに ==|
最近のスパロボでは、一話で一時間以上かかるのが当たり前になっている傾向でした。正直いってダレちゃいます。
今作はそれに比べると、比較的コンパクトにまとめられています。ターン数がやたら長くかかったイメージがないので、その点は良かったように思いました。会話は相変わらず長いですが、むしろそこの絡みを楽しむ作品なので、そこは別にこだわっていいでしょう。
もっとも、ターン数が短いので、ガンダムDXのサテライトキャノン活躍の場が少なかったですけどね(笑)
|== △ 難易度は、やはり易しめ ==|
私は結局、中盤以降は「Normal」でプレイしていましたが、機体が強化されてきたりスキルを習得してくると、グッと楽になっていきました。
特に「連続行動」と呼ばれるスキルが強力。気力120以上の時、敵を撃墜すればもう1回行動できるというもので、おかげでザコ戦を面倒に感じにくかったですが、故に戦力の差は歴然。
まあ、最近のスパロボってそういうゲームなので。今さら、難易度が易しいことにどうこう言うつもりはありません。
|== △ 全体的に中途半端な終わりかた ==|
ネタバレになるので詳しくは話しませんが、ラスボスとなる存在が思わせぶりな行動をとっていたわりには、あっさりとした最期でした。むしろ一歩前の幹部との決戦のほうが、何かと熱いプレイができました。謎も多く残しています。
まあ、二部作の第一部ですからね。次回作ではわりと、このラスボスが戦力の一部で出てきたりとかしちゃうのかもしれません。
また、版権作品についても、決戦があるのかと思ったら無いまま終わった作品がそれなりに多いです。
これも第一部だから仕方のないところですが、故にあまり”終わりがどこなのかが見えづらかった”です。まだ敵は多く存在するので、まだまだ続くのかと思ったら、そう思っているうちに終わっていた…みたいな感じです。
この辺も、最後があっさり気味に感じた原因の1つかもしれません。
|== △ BGMについて ==|
今回、容量の問題からか、いくつかの”おなじみの曲”がなかったりします。
ガンダムDXのサテライトキャノン専用曲は無し。ウォーカーギャリアの専用曲も無しです。まあ、些細なことですが、個人的にはDXがお気に入りなので、ちょっとガクッとなっちゃいました。
|== △ その他、気になったこと ==|
・前回、サブオーダーの評価で「PPや資金などがちゃんと獲得できているか分からない」と言いましたが、実は私がちゃんと「実行開始」を選択していなかったようです。失礼しました。
・全体的に、BGMが”さっぱり”とした印象でした。
音に関してはそんなに知識がないので、何と言ったらいいのか難しいんですが…乾いた感じと言ったらいいんでしょうか?
普通はそんなに気にならないですが、イヤホンを付けて聞くと、乾いた感じというのがよりハッキリ分かります。
◆== まとめ ==◆
前回とほぼ同じ感想ですが、良くも悪くもいつも通りの安定したスパロボでした。
ただし、今作は二部作の第一部ということで、何となく中途半端なところで終わる感じになります。それを理解したうえで、楽しんでくださいね。
故に、1つの作品としてみると締まりがないようなモヤモヤした部分を感じると思います。
そういうのがイヤな人は、いっそ第二部『再世篇』を待つというのも、ありかもしれません。それこそ、特典として今作のダイジェストとか語られそうですし。あるいは、再世篇が発売されそうになったあたりで今作をプレイするとか。
ま、プレイするタイミングはご自身で判断下さい。
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万人向け ← ○●○○○○○○○○ → 熟練者向け
操作自体はいうほど難しくないので、比較的どなたにでも楽しんでいただけます。
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手軽に ← ○○○○●○○○○○ → じっくり
いつでもセーブは可能です。
ただし1話あたり大体30~50分といったところ。途中でやめたくない人は、それなりに時間を作りましょう。
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思考タイプ ← ●○○○○○○○○○ → 感覚タイプ
一応シミュレーションRPGなので。
ただ、精神コマンドの使いどころと敵との間合いさえ気を付けていれば、大抵は大丈夫です。
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爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視
ストーリーや、華麗なアニメーションで敵を倒していく様を、楽しみましょう。
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関連記事:
PSP『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』 ファーストインプレッション(2011/08/01)
その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
※ストーリー内容などネタバレになるコメントはご遠慮下さい。
システム面はユニットの多さで出したいユニットが絞られる面があるので次回交代システムとかほしいです。
今回の敵キャラの一人は各方面で著名な人にも話題にされちゃってます。
編成するのが面倒だと言われていた小隊システムですが、いざなくなると、それはそれで寂しいものですね。
あまり多くなくてもいいので、1チーム2体で。もしくは、ダイヤさんのおっしゃっている交代システムみたいなのがあったら、良いかもしれませんね。戦艦に入ったら、交代して他のユニットを出撃させられるとか。