なんか、もうちょっと上手く作れたら、流行ったのかもね…。
![バトルファンタジア](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Qzdz8t4DL._SL160_.jpg)
『バトルファンタジア』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション3/Xbox360
発売日 ―→ 2008/05/29
希望小売価格 ―→ 6,090円(税込)
ジャンル ―→ 剣と魔法の対戦格闘
プレイ人数 ―→ 1~2人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力・セクシャル
■====== 簡単なご紹介 ======■
『ギルティギア』や『ブレイブルー』などで有名なアークシステムワークスが手がけた、対戦格闘ゲームです。
ファンタジーで暖かみのある3Dグラフィックのなかで、2Dスタイルの格闘ゲームが繰り広げられます。登場キャラクターは12人。コンボを華麗に決めていくタイプではなく、どちらかというと駆け引きを楽しむタイプです。
基本は、相手の体力をゼロにしたか勝ちという、オーソドックスな2D対戦格闘ゲームのルールです。
以下、今作ならではの特徴的な要素を、ご紹介。
|== ガチボタン ==|
攻撃ボタンではなく、いうならばカウンター用のボタンだと思ってください。
ガチボタンを押して「ガチモーション」をしている最中に相手の攻撃を受けると、受け流すことができます。また、相手のいる方向(相手が左なら方向キー左)を押しながらガチボタンで受け流した場合は、相手を後方にフッ飛ばします。
|== ヒートアップ ==|
必殺技に使用するゲージを1本消費する代わりに、一時的にパワーアップをすることができます。
パワーアップする内容はキャラクターによって微妙に違い、特別な技が使える・特定の技が強くなる、などがあります。
ダメージを受けると効果時間が減り、ダウンする(倒れる)と効果が切れます。
モードについても、ざっくり書いておきます。
アーケードモード ―→ ゲームセンターと同じ内容です。
ストーリーモード ―→ 各キャラクターごとに用意されたストーリーを楽しめます。アーケードモードに、会話シーンが追加されたような感じですね。
VSモード ―→ ローカルでの2人対戦プレイが楽しめます。
サバイバルモード ―→ 体力がゼロになるまで何人倒せるかに抽選します。
プラクティスモード ―→ 色々な設定で練習できます。
タイムアタックモード ―→ 全13ステージを攻略するタイムを競います。
ギャラリーモード ―→ ゲーム中のムービーやイラストを閲覧できます。
ネットワークモード ―→ インターネット通信で、離れた相手との対戦プレイが楽しめます。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイした対応機種 ―→ プレイステーション3版
購入価格 ―→ 0円(「PlayStation Plus」のフリープレイタイトルとしてダウンロード)
プレイ時間 ―→ 約2時間
プレイ内容 ―→ 各モードをざっくりとプレイ
○ ―→ 可愛らしい雰囲気で、親しみやすいです。
本来、ムキムキだったりいかにも人外な生物が多かったりするのが格ゲーですが、これだと女性も惹き付けられそうですね。まあ、そもそもこの作品自体、そういう狙いの作品でしょうから。
○ ―→ モードは一通り揃っています。
格闘ゲームとしては、まあ充分なボリュームだと思います。
○ ―→ ストーリーモードでの会話が、わりとしっかり盛り込まれていて楽しめます。
各キャラクターごとに用意されていますし、とりあえずストーリーモードを一通りプレイするだけでもわりと満足できます。
一方で、メッセージを早送りする機能もあったりするので、面倒だからすっ飛ばしたい人も安心です。
△ ―→ オンラインは、当然のごとく無人。
まあ、発売からかなり経っていますし、あまり流行らなかったですし。こればっかりは仕方ないですね。オンラインで遊びたいなら、フレンドに話を聞くなどしてどうにか相手を見つけてください。
× ―→ 思ったよりオリジナリティが少ないと感じました。
思った以上に「普通の2D格闘ゲーム」って感じです。従来の格闘ゲームと比べるとオリジナリティのあるシステムが少ないですし、かといって女性やライトユーザーに優しいシステムになっているか?というと、そうでもないです。従来の格闘ゲームと同じでキャラクターの動きは速いですし、ガチボタンのタイミングはけっこうシビアですし。これじゃゲームセンターでは「絵がかわいいから遊んでみたけど、1回で諦めた」って人が多かったのかもしれません。
■====== まとめ ======■
●●●●●●○○○○ … 6点(10点満点)
「オードソックスな格闘ゲームを、可愛らしいファンタジーの世界で表現した」という言葉そのものの出来って感じでした。
言い方を替えれば、他の格闘ゲームに無い特徴的な要素がそれ以外にあまり無いんですよね。”ガチボタン”のようなカウンター要素もあまり珍しくないですし。雰囲気で勝負しつつ、中身は格闘ゲームとして良くも悪くも無難な出来でした。
せっかく、可愛らしいデザインで新しい客層を呼び込めそうな空気は作れていたんですから、それにつられて寄ってきたユーザーに合わせる形にするべきだったようには思いますね。
どうしても格闘ゲームである以上「末永く楽しんで欲しい要素」を考えてしまうものですが、だからといってスピーディーな動きやシビアなタイミングなんかを盛り込んだら、そもそもスタートラインにすら立ってもらえないわけで。もっと割り切って、極端なくらいに遊びやすい格闘ゲームにしたほうが、意外と残る作品になっていたのかもしれないな~なんて思いました。まあ、『ギルティギア』など2D格闘ゲームを”作り慣れている”からこそ、そういう考えには至らなかったのかもしれませんけど。
なお、今作が「PlayStation Plus」のフリープレイタイトルとして楽しめるのは、9月17日(火)までです。
色々言いましたけど、雰囲気を楽しめる格闘ゲームとしては及第なので、ストーリーモードを一通り楽しんでみたり、友達と対戦を楽しんでみると良いんじゃないでしょうか。よろしければ、是非どうぞ。
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
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『バトルファンタジア』
対応ゲーム機 ―→ プレイステーション3/Xbox360
発売日 ―→ 2008/05/29
希望小売価格 ―→ 6,090円(税込)
ジャンル ―→ 剣と魔法の対戦格闘
プレイ人数 ―→ 1~2人
CERO ―→ B(12才以上対象)
└→ CEROに影響した内容 ―→ 暴力・セクシャル
■====== 簡単なご紹介 ======■
『ギルティギア』や『ブレイブルー』などで有名なアークシステムワークスが手がけた、対戦格闘ゲームです。
ファンタジーで暖かみのある3Dグラフィックのなかで、2Dスタイルの格闘ゲームが繰り広げられます。登場キャラクターは12人。コンボを華麗に決めていくタイプではなく、どちらかというと駆け引きを楽しむタイプです。
基本は、相手の体力をゼロにしたか勝ちという、オーソドックスな2D対戦格闘ゲームのルールです。
以下、今作ならではの特徴的な要素を、ご紹介。
|== ガチボタン ==|
攻撃ボタンではなく、いうならばカウンター用のボタンだと思ってください。
ガチボタンを押して「ガチモーション」をしている最中に相手の攻撃を受けると、受け流すことができます。また、相手のいる方向(相手が左なら方向キー左)を押しながらガチボタンで受け流した場合は、相手を後方にフッ飛ばします。
|== ヒートアップ ==|
必殺技に使用するゲージを1本消費する代わりに、一時的にパワーアップをすることができます。
パワーアップする内容はキャラクターによって微妙に違い、特別な技が使える・特定の技が強くなる、などがあります。
ダメージを受けると効果時間が減り、ダウンする(倒れる)と効果が切れます。
モードについても、ざっくり書いておきます。
アーケードモード ―→ ゲームセンターと同じ内容です。
ストーリーモード ―→ 各キャラクターごとに用意されたストーリーを楽しめます。アーケードモードに、会話シーンが追加されたような感じですね。
VSモード ―→ ローカルでの2人対戦プレイが楽しめます。
サバイバルモード ―→ 体力がゼロになるまで何人倒せるかに抽選します。
プラクティスモード ―→ 色々な設定で練習できます。
タイムアタックモード ―→ 全13ステージを攻略するタイムを競います。
ギャラリーモード ―→ ゲーム中のムービーやイラストを閲覧できます。
ネットワークモード ―→ インターネット通信で、離れた相手との対戦プレイが楽しめます。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイした対応機種 ―→ プレイステーション3版
購入価格 ―→ 0円(「PlayStation Plus」のフリープレイタイトルとしてダウンロード)
プレイ時間 ―→ 約2時間
プレイ内容 ―→ 各モードをざっくりとプレイ
○ ―→ 可愛らしい雰囲気で、親しみやすいです。
本来、ムキムキだったりいかにも人外な生物が多かったりするのが格ゲーですが、これだと女性も惹き付けられそうですね。まあ、そもそもこの作品自体、そういう狙いの作品でしょうから。
○ ―→ モードは一通り揃っています。
格闘ゲームとしては、まあ充分なボリュームだと思います。
○ ―→ ストーリーモードでの会話が、わりとしっかり盛り込まれていて楽しめます。
各キャラクターごとに用意されていますし、とりあえずストーリーモードを一通りプレイするだけでもわりと満足できます。
一方で、メッセージを早送りする機能もあったりするので、面倒だからすっ飛ばしたい人も安心です。
△ ―→ オンラインは、当然のごとく無人。
まあ、発売からかなり経っていますし、あまり流行らなかったですし。こればっかりは仕方ないですね。オンラインで遊びたいなら、フレンドに話を聞くなどしてどうにか相手を見つけてください。
× ―→ 思ったよりオリジナリティが少ないと感じました。
思った以上に「普通の2D格闘ゲーム」って感じです。従来の格闘ゲームと比べるとオリジナリティのあるシステムが少ないですし、かといって女性やライトユーザーに優しいシステムになっているか?というと、そうでもないです。従来の格闘ゲームと同じでキャラクターの動きは速いですし、ガチボタンのタイミングはけっこうシビアですし。これじゃゲームセンターでは「絵がかわいいから遊んでみたけど、1回で諦めた」って人が多かったのかもしれません。
■====== まとめ ======■
●●●●●●○○○○ … 6点(10点満点)
「オードソックスな格闘ゲームを、可愛らしいファンタジーの世界で表現した」という言葉そのものの出来って感じでした。
言い方を替えれば、他の格闘ゲームに無い特徴的な要素がそれ以外にあまり無いんですよね。”ガチボタン”のようなカウンター要素もあまり珍しくないですし。雰囲気で勝負しつつ、中身は格闘ゲームとして良くも悪くも無難な出来でした。
せっかく、可愛らしいデザインで新しい客層を呼び込めそうな空気は作れていたんですから、それにつられて寄ってきたユーザーに合わせる形にするべきだったようには思いますね。
どうしても格闘ゲームである以上「末永く楽しんで欲しい要素」を考えてしまうものですが、だからといってスピーディーな動きやシビアなタイミングなんかを盛り込んだら、そもそもスタートラインにすら立ってもらえないわけで。もっと割り切って、極端なくらいに遊びやすい格闘ゲームにしたほうが、意外と残る作品になっていたのかもしれないな~なんて思いました。まあ、『ギルティギア』など2D格闘ゲームを”作り慣れている”からこそ、そういう考えには至らなかったのかもしれませんけど。
なお、今作が「PlayStation Plus」のフリープレイタイトルとして楽しめるのは、9月17日(火)までです。
色々言いましたけど、雰囲気を楽しめる格闘ゲームとしては及第なので、ストーリーモードを一通り楽しんでみたり、友達と対戦を楽しんでみると良いんじゃないでしょうか。よろしければ、是非どうぞ。
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