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『隠し絵ミステリー リクとヨハン ~消えた2枚の絵~』
対応ハード : DS
発売日 : 2008/07/03
希望小売価格 : 4,800円(税込)
ジャンル : 隠し絵ミステリー
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
大体3時間ほどプレイしてみてのファーストインプレッションです。
○いわゆる「隠し絵」を楽しめるミステリーアドベンチャー
今作は、「隠し絵」を主題にしたミステリーアドベンチャーゲームです。あらゆる場面で人を助けるため、必要とされるものを探します。
○「隠し絵」から、必要なものを制限時間に探しだせ!
ストーリー進行中、もしくは自由行動時に人に話しかけたり隠しアートを発見したりすると、隠しアートパズルに挑戦できます。
制限時間内に、上画面で指定されたものを下画面の隠しアートから探し出して、タッチしましょう。複数個あるケースもあり、またその個数が「?」となっていて分からない時もあります。
基本的にはアートは一画面に収まっておらず、画面端の三角アイコンをタッチするか、十字ボタンもしくはABXYボタンを押すと、画面をスクロールします。
画面右上にはメニューアイコンがあり、「ヒント」「ギブアップ」が選択できます。ギブアップすると、やり直しになります。どうしても分からない時は、ヒントを使うと教えてくれます。…ヒントというよりは、もうその場所そのものを教えてくれるという感じです(笑)
ちなみに、メニューを開いている間も時間は過ぎているので注意しましょう。
上画面で指定されたものを制限時間内に全て見つけると、クリアになり、残り制限時間、見つけた数、ヒントを使った回数、ミスタッチの数などでスコアが洗い出され、S~Dでランクが付けられます。
○フィールドで行動
行動できる時は、画面右上に靴のアイコン。画面左上に「リクノート」と描かれたアイコンが表示されます。
画面内をタッチすると、そこを調べることができます。時々、隠しアートが見つかったり、メモが見つかったり、あるいは情報が更新されることもあるので、ひとまず色んなところをタッチしてみたらいいと思います。
人物にタッチすると、その人物に話しかけます。
移動したい時は、靴のアイコンをタッチします。タッチすると、画面内にの行ける先に矢印が表示され、さらに「全体マップに移動する」というアイコンも出てきます。
矢印をタッチすると、その場所に移動します。「全体マップに移動する」をタッチすると、全体マップに移動します。
全体マップでは、場所の名前が表示されているので、タッチするとその場所に入ります。
○モードが豊富な「リクとヨハンの探偵手帳」
行動時に「リクノート」と描かれたアイコンをタッチすると、「リクとヨハンの探偵手帳」を開きます。…まあ、メニュー画面ですね(笑)
モードは全部で9つあります。
◆困ったときの探偵日誌
これまでのストーリーのあらすじを確認することが出来ます。しばらくプレイしていなくて、話を忘れちゃった時はここを確認!
◆首都アルトン 街調査記録
アルトンというのは、今回の舞台となっている場所です。アルトンにある場所や伝説などについての情報が掲載されています。最初は何も書いていないですが、行動時にタッチして調べるなどしていると、街調査記録が更新されることがあります。
◆会話大好き 人物リスト
自分も含め、今まで出会った人物を確認できます。ただし、名前が分からない間は人物リストに登録されません。
◆トレジャーハンターRIKU
どこかに、「トレジャーメモ」や「トレジャーアート」というものがあります。「トレジャーメモ」は、「トレジャーアート」の在り処を指し示す言葉が描かれています。
「トレジャーアート」は、隠しアートパズルの一種です。見つけると挑戦できます。ただし、難易度が高いうえに、探すものは毎回変わります。
果たして、全てのトレジャーアートを攻略できるでしょうか?
◆僕の探偵記録
総プレイ時間や、S~Dのランクを獲得した数、果てはマップを移動した回数や各場所を訪れた回数、パズルで見つけたものの総数など、なんとも細かいデータまで見ることが出来ます。
◆隠しアートリスト
これまでに挑戦してきた隠しアートパズルを確認でき、ここで改めて挑戦することもできます。
◆ゲームの遊び方
ストーリーの序盤では、チュートリアル要素として度々説明が入るんですが、それをもう一度見たいときは、このモードで見れます。
◆セーブ
現在の状態をセーブします。セーブスロットは全部で3つあります。
ホントはもう1つあるんですが、まだ「???」になっています。
●丁寧に作られており、モードも豊富でそこそこいい出来かと
なんか、思ったより楽しめてます。ストーリーを進めるだけだとおそらくそんなに時間がかからないんだと思いますが、たっぷり楽しむためにあえて、隠しアートを探しまくっています。
全体的に操作性は『レイトン教授』シリーズに似てますね。ただ、画面切り替え時にちょっと間が空くことが多いみたいで…最初はちょっともどかしかったです。
隠しアートパズル自体のクオリティは、何か高かったり低かったり…。中には「お~!」と思えるくらいうまく絵に紛れているものもあれば、チョウチョがチョウチョに見えないときがあったりして、「え~」と思うような何か理不尽なものもあったりします。とはいえ、どうしても分からない時は「ヒント」を使えばいいので、その応急処置のおかげで、ストレスが溜まるまでには至っていません。
あとは、先ほど説明した「トレジャーアート」は探し物が毎回変わりますが、普通の隠しアートパズルはたぶん変わらなかったと思うので、結局何回か繰り返していれば、誰でもSランクは取れるようになると思います。いわば「総当り感がある」というのが、人によってはイマイチやる気がでないかもしれません。私はどうでもいいですが(笑)
あと、ストーリー進行中も隠しアートパズルがあったりしますが、ほとんどストーリーと直接的な絡みがありません。(後々になるとあるのかもしれませんが)隠しアートは隠しアートで楽しんで、ストーリーはストーリーとして、読んでお楽しみくださいという感じですね。まあ、ストーリーのやり取りはそこそこ面白いですが。
あとは、メニューのモードが豊富なのがいいですね。どうしてもこういうアドベンチャーって、情報量が多くなるもので、それを中途半端に表示しないと理不尽なだけですし、かといって全部表示するにしても下手なレイアウトだと、分かりにくい。そういう点では、バランスよく綺麗にまとめられていて、丁寧に作られているな~という印象を受けました。
その一方で「僕の探偵記録」みたいな、良い意味での無駄っぷりも際だったりしてます。
…という感じで、まだボリュームがどの程度かは分かりませんが、プレイした感想は決して悪くないと感じました。良作…とまではいかないかもしれないですが、じっくりストーリーや雰囲気を味わいつつ、隠しアートパズルにちまちま挑戦という感じで、わりと楽しめる作品だと思いました。
あ、確かにそんな感じですね。ニュアンスはよく似てますよ。