『太鼓の達人DS ドロロン！ヨーカイ大決戦！！』
対応ハード ： DS
開発・発売元 ： バンダイナムコゲームズ
発売日 ： 2010/07/01
希望小売価格 ： 5,040円（税込）
ジャンル ： 和太鼓リズムゲーム
プレイ人数 ： 1～4人（セーブデータ2つ）
通信機能 ： ワイヤレス通信・ダウンロード通信対応
CERO ： A（全年齢対象）
参考データ--------------------------
購入価格：4,032円（新品）
プレイ時間：約2時間
実績：ボス妖怪を3体撃破（4体目の直前）
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●DSでもついに3作目だドン！
今作は、アーケード版などでお馴染みの『太鼓の達人』シリーズの最新作です。
DSでは3作目になります。今回も、収録曲は全部新規です。
●まず「太鼓の達人」の基本から
BGMに合わせて、赤丸と青丸が左から右へ流れていきます。それを、画面右の丸マークに合ったタイミングで、下画面の太鼓を叩くという音ゲーです。
赤丸の場合は太鼓を叩き、青丸の場合は太鼓のフチ（外）を叩きます。
成功し続けるとノルマメーターが増えて、失敗すると減ります。曲が終わった時点で、ノルマメーターが一定まで達しているとクリアとなります。
ボタン操作の場合は、十字ボタン・A・B・X・Yボタンが太鼓で、L・Rボタンが太鼓のフチとなります。（変更可能です）
●モード紹介
◆演奏ゲーム
曲や難易度を選択して、自由にプレイできるモードです。
◆ヨーカイ大決戦
RPGの要素を盛り込んだ、ストーリーモードです。
詳しくは、下記の「ヨーカイ大決戦について」を参照。
◆毎日うでだめし
1日1回だけ挑戦でき、記録によって段位が上がっていくというモードです。
練習は何回でもできます。本番は1回限りです。
ノルマ成功すれば段位が上がり、明日に挑戦できる曲の難易度が上がります。
なお、明日に挑戦する曲を今日のうちに練習することもできます。
◆通信プレイ
最大4人での通信対戦ができます。
ダウンロード通信にも対応しているので、このゲームソフトをもっていないDS本体との通信プレイできます。
◆どんちゃんのへや
ここでは、各モードを進めることで、届く手紙を確認したり、「音色」を変更したり出来ます。
「音色」というのは太鼓の音のことで、「ヨーカイ大決戦」モードで獲得した音色を使用することができます。
●ヨーカイ大決戦について
本来の太鼓リズムゲームに、RPG要素を取り入れられたストーリーモードです。3段階の難易度があり、特定のポイントでいつでも難易度を変更することはできます。また、セーブはどこでも可能です。
流れ自体は本当に普通のRPGと同じで、ストーリーに沿って街やフィールドを歩いていきます。もちろん敵も出現します。ボスの妖怪を倒せば、新しいBGMを獲得できたりします。
戦闘方法は…太鼓の達人ですから、もちろんリズムゲームです（笑）
叩くのを成功させていくことで敵にダメージを与えていき、敵の体力を0にすると勝利です。経験値とお金がもらえ、もちろんレベルアップもします。
失敗すると自分の体力が減り、0になるとゲームオーバーになっちゃいます。また、曲が終わるまでにどちらの体力も0にならなかった場合は「引き分け」となり、経験値だけはもらえます。（お金はもらえません）
手に入ったお金は、「音色」「ぼうし」「ふく」を購入するのに使います。
「音色」は攻撃力に、「ぼうし」「ふく」は防御力に影響します。
また、ここで購入した「音色」は、「どんちゃんのへや」モードで選択できるようになります。
●収録曲の紹介
現時点で登場しているものだけ紹介します。たぶん、まだまだあります。
◆J-POP
キセキ
じょいふる
春夏秋冬
RIVER
Choo Choo TRAIN
メルト feat.初音ミク
◆バラエティ
まねきねこダックの歌
BAROQUE HOEDOWN エレクトリカル パレードのテーマ
RHYTHM AND POLICE（「踊る大捜査線」より）
スリラー
お菓子刑事の歌
◆クラシック
第九交響曲 ベートーヴェン
ハンガリー舞曲 第5番 ブラームス
シンフォニックメドレー 第1番
トルコ行進曲
聖者の行進
おおプレネリ
ホリディリディア
◆ゲームミュージック
名乗り（天上）（「未来忍者」より）
ナックルヘッズ 鷹舞狼吼
メタルホーク BGM1
relations（「アイドルマスター」より）
◆ナムコオリジナル
どろろんガール（今作のテーマ曲）
妖怪道中記音頭
ラブリーX ※「ヨーカイ大決戦」モードで獲得できる隠し曲
百鬼夜行 ※「ヨーカイ大決戦」モードで獲得できる隠し曲
Sweet Lay
バブリィ☆クイーン ※「ヨーカイ大決戦」モードで獲得できる隠し曲
トータル・エクリプス ～少女の時空皆既日食～
◆アニメ
宇宙戦艦ヤマト
Sign（「NARUTO-ナルト-疾風伝」より）
W-B-X ～W-Boiled Extrene～（「仮面ライダーW」より）
天装戦隊ゴセイジャー
Alright! ハートキャッチプリキュア！（「ハートキャッチプリキュア！」より）
ハピハピ（「クレヨンしんちゃん」より）
踊れ・どれ・ドラ・ドラえもん音頭（「ドラえもん」より）
サイコー・エブリディー（「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」より）
となりのトトロ
崖の上のポニョ
●初回生産版に同梱の「金のバチペン」
黄金色に輝くバチペンです。
といっても、別に重いわけでもなく、おそらく金の折り紙と同じ製法です。
◆partygameの評価◆…69点（100点満点）
ヨーカイ大決戦モードは、新しいとは思うけど…
何となく、イマイチに感じることがいくつかあるんですよね。
まず思うのは、敵との戦闘とかでリズムゲームをプレイする時、体力が0になった時点で曲が終了するという点。当然、RPGだから仕方ないとは思いつつも…なんかこう、途中でブツンッと切られた感じがして、純粋に音ゲーを楽しみたい身としてはあんまりいい気分ではないです。
あと、攻撃力を上げるためには様々な「音色」を購入して装備する必要があるんですが…まあ、元々が太鼓ですからね。太鼓以外の音は、個人的にはどうもしっくりこなくてあまり好きじゃないんですよね。（もちろん人それぞれ好みはあるでしょうけど）でも、攻撃力を上げるために、気に入らない音色でもイヤイヤ装備してプレイすることになります。
しかもそのボス戦ですが…攻撃力が足りないと、例えフルコンボでも倒しきれません。ボス戦で引き分けになった場合はそこそこ多めの経験値がもらえるものの、そのマップの入り口まで戻されて、場所によってはけっこう遠くまで戻されます。こういう場合、多少攻撃力が低くても腕前次第で何とかなるレベルにしておくのが定説だと思うわけですが、普通に装備を揃えて、普通に進めても勝てないって…。
私の記憶が確かならば、前作では「BGMの最後までプレイして、体力が多いほうが勝利」という風に、あくまで太鼓の達人を楽しむことが優先で、ストーリーモードによる内容はついでのようなものでした。
それが、今回は逆で「RPGのついでで太鼓の達人を楽しんでいる」という位置づけになってしまっているような気がするのです。前作よりボリュームのある内容にしたかったのかもしれませんが、その意識が強すぎたせいか、太鼓の達人本来の楽しみを損なっているように思いました。特に、攻撃力が足りないからフルコンボでも倒せないことがあるとか…全然リズムゲームと関係ないところが敗因になる点は、けっこう萎えました。
とはいえ、このモードを進めないと手に入らない隠し曲もあるわけですから、やらないわけにもいかず。こう…今ひとつテンションが上がりません。隠し曲のためだけにやっている、みたいな。
その他の点については、ほぼ問題なく楽しめています。
前作で、なんとなく面倒に感じた「手紙を読む」処理まわりも快適になっていますし、基本的な点は安定していると思います。曲のラインナップについては好みの問題でしかないので、ここで評価云々は言いません。
※追記（2010/07/11 18:43） 「どんちゃんのへや」で和田どん（太鼓のキャラクター）をタッチすると着せ替えができました。
太鼓の達人としては、いつも通りの安定した安心感が欲しかったのですが、「ヨーカイ大決戦」モードがどうも引っかかる感じがして…個人的には、前作くらいの要素のほうがまだバランスが良いと思いました。
こういうとアレですけど、太鼓の達人を買う人は太鼓の達人がやりたいわけで、RPGをやりたいわけではないですからね。特に、RPGものがあまりお好きでないという人はご注意ください。
全部のBGMが出現したら、セカンドインプレッションを書く…かもしれません。
関連記事：
「太鼓の達人DS タッチでドコドン」ファーストインプレッション（2007/07/26）
DS『めっちゃ！太鼓の達人DS 7つの島の大冒険』 ファーストインプレッション（2008/04/29）
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あ、失礼いたしました。
セカンドインプレッションの時点では気づいたので記事にちゃんと書いていたんですが、こちらで訂正してしませんでした。訂正して、お詫びいたします。