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a green hand

骨折から11日目

不自由な生活に、嫌気がさしてきた。
自分では2週間で治るつもりだったが・・・。

全治2ヶ月ということか?
手首は骨折しないようなことを接骨医が言っていた。

病名はなんだかわからない骨の名前だったが、分かりやすく手首骨折ということに。

手首から指1本腕側に入ったところで親指側の骨の骨折である。


夫に付き添ってもらい通院している。
そこで大発見したことがある。

私が無意識の内に夫が近づくと左腕をかばう仕草である。
これはわけのわからない、やんちゃな子どもから身を守る姿勢であると気づき笑ってしまった。

夫が付き添うといっても頼まれたこと以外に気づく風でもない。
今に始まったわけではなく振り返ってみれば結婚式まで遡る。

気づいてもらえないから頼む。
頼まれたほうは「何て俺は優しい夫」ということになり、頼んだほうはなぜか気分が優れない。

命令している、されている関係ができてくる。

気づいてほしい、同じ側でイメージしてほしいというと、
「あんたにこんなふうにしつけられた」という。

これは絶対に正しいいいわけだとうなづく。

世の妻たち、特に良妻と言われるひと昔まえの我々の時代の妻たちが、良妻であるがために
老後、いかに苦労をしているか。

私は悪妻なので恐れ多い良妻の枠には入らないのだが。

自分中心にのびのびとしつけられた夫たちは妻からの不満には気づかないまま、
年をとって死んでいく。

それで、私は自分の老後を考えて、骨折で先が見えた気がした。

そこで諦める私ではなく
今回の骨折を機にたくさんの要求を夫にしてみた。

右手でできるだろうというので(できないことはない〉それじゃあ
左手を使わないで生活をしてみてと言ってみた。

接骨医に行き、私が戸を開けたり、靴を出してあげたりしている。
夫は普段通り、当然のようにしている。

これが逆なら私は賢い介助犬ぐらいにはなれる。

看護師の妹は、さすがにプロである。

注射はとびきりうまいが患者が何をして欲しいか要求以上のことを察知する。
要するに優しさはそのひとの立場になれるかどうかであると思う。

イメージすることは優しくなければできない。

それともう一つは「学習」だと思うから自分のためにも人のためにも
その力を夫に期待する未熟者である。

アイロンがけをしている夫に、頼み事をすると「今仕事をしているから」
「あなたは私が今、死にそうになっていても、自分のしていることを優先しそうね」
というと
「よくわかるした・・」と。

私の悪い方のイメージはちょっと鋭くひどいかもしれない。
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