今回は、高校の同級生プラス娘のような可愛い子が参加した。
Kの大事な部下である。
私たちの仲間のことは、会社でよく話している風で、会った途端に
打ち解けたて。
ニコンの一眼レフカメラを持ち、バチバチ撮っている。
デジタルではない、フィルムを入れるカメラである。
若いのに驚いてしまった。
仕事は、日本の映画を外国に売る、中近東担当の女子である。
Kから聞いていたが、天然なところがあるというが、なかなかどうして
若いのに気くばりは抜群であり、繊細である。
すっかり福島弁に馴染み、癌宣告をされたTの言葉通りに使っている。
Kがその娘に、電車を降りたところに東京の私はどこにもいないからと
言っておいたという。
Kは金曜日から福島入りし、その娘は土曜日に那須塩原駅で落ち合った。
楽しい宴会の翌日、二日目は日光市にある「上三依水生植物園」へと向かった。
そこは、ヒマラヤケシが有名だと宿の主人に紹介された場所である。

日本ではそこの植物園に綺麗に咲いているというのだ。
湯の香ラインを通り、そこを目指した。
水生植物薗を見るのは初めてである。
広い敷地内に、水辺を好む植物が植えられている。
Oはモネ好きの睡蓮好きである。
睡蓮がありホッとした。

しばらくぶりで集中して写真を撮った。
もう一つの観光は日光国立公園になっている「大沼」である。
葦が見渡す限り生い茂る湿地帯である。
OとTは疲れるから行かないというのでKと可愛い娘と私と3人で行くことにした。
途中、ピーピー草と私が呼ぶ茅があり、表面の一枚を剥がして笛にして鳴らすと
珍しがって鳴らして歩いた。
Kは唇が切れるからやらないという。
慎重だというか、すでにジジイだった。
お昼は、Oお薦めの那須で有名なイタリアンレストランでランチにした。
20分待ちで入ることができた。
食事をゆっくり取り、その後、道の駅で買い物をし、二人を送るために那須塩原駅へと向かう。
二人は思い出をたくさんのお土産にして東京の人となり帰っていった。
初夏の日の楽しい旅が終わった。
すっかり疲れた私は、頭痛のため、熟睡できずにいた。
本気で撮った写真のせいで、肩こりが頭痛を引き起こしていたのである。
いつも楽あれば苦ありの分りやすい私の日常である。