この人は、いい人だ。
渋谷にお店をもつ「ラ・ブランシュ」のマスター、福島出身である。
疲れたのでまた後で続く
NHKの今日の料理?だったか、タイトルは野菜の力と言ったと思う。(記憶が怪しい)
じゃがいも料理のときに見始め、次に野菜スープだった。
驚いたのは、コンソメも一切使わずに、塩だけで野菜の旨みを出しているところだ。
セロリ、玉ねぎ、人参、キャベツ、ズッキーニ、トマトである。
それに必要なのはベーコンとオリーブオイルと塩である。
切り方は全て1センチ四方である。
アシスタントがズッキーニを切っている田代さんに、この時どんなことに気をつければ
いいでしょうと聞くと、「そうですね指を切らないようにですね」とスラリと言う。
最初の頃には、穴の開いた前掛けをしていたのも面白かった。
TVに出るようになったのは何年前ぐらいだったかずい分前だ。
それと「野菜の気持ちになって・・。」という。
こんな人の作るお料理がまずいはずがない。(続く)
外国産の牛すじ肉をコトコト煮なければならないので。
牛すじ肉ってずい分と灰汁が出てびっくり。
さて続きであるが、このスープを作るときの特徴は、少量の油というが、
私には少量というのはそれぐらいをいうのかと多いので見てびっくり。
少量の油でベーコンを炒める。
次に玉ねぎにした。そして塩をひとつまみ以上振りかけて
長い2~3センチ幅の平たい棒でかき混ぜている。
丁寧に炒めたら次は、セロリ、同じように一つまみ以上の塩を振りかけ丁寧に
野菜の気持ちになり、美味しくなれを心で呟く。
人参、ズッキーニ、(ちなみに私の場合は、ズッキーニをどこで探してもないので、
似たような色でズッキーニの親分を何人も集めたような、冬瓜というものを買ってみた。
1個まるまるではバカでかいので売る側で切リ売りをしている。)
380円もする。(ちなみにズッキーニを探し歩いたのは夫で、冬瓜を買ったのは私)
それも一つまみ以上の塩を振りかけてと一つ一つの野菜に同じように塩を与え、野菜の
旨みを出してくれるよう頼む。
柔らかいものは当然出番が遅い。
キャベツやトマトになると待ちくたびれている感がある。
それでも丁寧に一つまみ以上の塩を振りかけて長い平たい棒でひたすら掻き混ぜる。
いい具合に混ぜあわせたら、水を入れてコトコト20分ほど煮る。

私は、テレビを見ただけであり、その時にメモを取らなかったので大変な迷いが生じた。

じゃが芋の料理のあとにスープだったのだが、材料の中にオリーブオイルで炒めたニンニク
があったことを思い出してしまった。
さて、じゃが芋用だったかスープ用だったか定かでない。
それで野菜そのもののスープを息子に飲ませた。
次にニンニクを入れたものを飲ませると、全然違うよという。
どう違うのというと、野菜の風味があるのと、ニンニク風味という。
夫にはニンニク入りだけを飲ませた。
するとレストランの味などというものだから、残ったニンニクを全部入れて仕上げた。
ここが未熟者の料理なのだ。
折角のそれぞれの野菜の旨みを出しておいたものに・・
私はじゃが芋用のニンニクを入れてしまったのだ。
走り書きしたメモには、青じそもニンニク入りオリーブ油もじゃが芋の方に書いてある
ではないか。
息子の舌を信じるべきだった。
不覚にもレストランの味だなんて喧嘩中の夫に言われて・・。

というわけでまずいわけではないが、田代さんには教えられない大失敗である。
ごめんなさい。
田代さんのお店には昔、2回ほど行ったことがある。
様々なチーズを出して歓迎してくれたことを思い出す。