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a green hand

祖父母参観日


昨日は、祖父母参観。
来春は一年生のメーちゃん。
初めてで最後の保育園での祖父母参観である。

ニコリともしないメーちゃんのステージでの発表。
シャイなのはよくわかる。

ステージでの組み体操発表、ブリッジとフラフープの体の調整は真剣そのもの。
失敗しそうな低い位置までおりていたフープを体を低くして頑張る姿は美しいとさえ感じさせるものがある。
ブリッジも身体が小さいわりに驚くほど床から高く逆V字型である。

後でメーちゃんに聞くと、バレエで普段練習しているという。
自信の持てるものはシャイを通り越すものなのかもしれない。

祖父母で参加した。

2人で参加できることは貴重なことなんだというなんでもないことが夫の病気以降は大事に思えるようになった。

昨年の今頃、夫は入院真っ最中、拷問のような抗がん剤治療にじっと耐えていた。



ステージ発表後は保育室に戻り、祖父母と孫とで簡単な遊びをした。

ようやくニコニコ顔になり、2人組のお遊戯なのだが、3人でお遊戯擬きをして遊び、その後は園児たちが自由に園庭で遊ぶのを参観した。

いつもと違う状況のためと思われる、友だちと遊ぶという姿は見られず、登り棒や雲梯で遊ぶメーちゃん。
できるようになった遊具での成果を見せてくれているように思えた。
赤い登り棒に登っていたが、「もう汗が無くなった」と言って雲底の方に行く。

もう汗が無くなったの言葉に、汗が無くならない手をどうやったら作れるのだろうとしばし考えている私がいた。そしたらどこまでもどこまでも登れるかもしれないと。

私も参加し、しばらくぶりで子どもの中に身を置く。
雲梯で子どもたちを相手に遊んでいると女の子が「メーちゃんのお母さん?」と私に聞いてきた。
内心嬉しがったが、即、「メーちゃんのおばあちゃんよ」と。

タイヤがずらりと並ぶところに行って遊びをする。

数人の子供が寄ってきてじゃんけんを交えて陣取りのような遊びになった。

いつのまにか、帰りの時間になり、メーちゃんは我々に一言も言わずに駆けて行き、カバンを背負って準備万端。

そのまま我が家へと帰ってきた。

お昼に夫の作る焼きそばをお代わりし、我々は参観疲れでお昼寝。
メーちゃんは私の隣でiPad でずっと動画を見て疲れ知らずであった。

夕方になり、久しぶりのお散歩をした。
近くの公園でブランコに乗る。
まだうまくこげないらしい。

その後、3歳の頃に私と一緒にママの帰りを待ちながら歩いた辺りをブラブラした。

手を繋いで歩いていると大型トラックがきた。
「あっ、車だ❗️」
とメーちゃんが叫び、とった行動に今、しみじみしている。

道路側に向かって立ち、私の前に両腕を広げ、私を守ってくれているのである。

人を守るというその咄嗟の仕草に驚きのあまり言葉が出なかった。
そして私は孫に守られる立場になったのだということにしみじみしてしまった。

その後もいい。
「抱っこして」と歩くのが嫌になったようだ。

「おばあちゃんなんだから抱っこは無理でしょう?おんぶならできるかもしれないけど」
という私に、おんぶ。

ちょっとの間、おんぶして3歳の頃に戻っていたメーちゃんの祖父母参観の一日であった。
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