パリ裏ラ

ステキパリのみならず
ちょっと裏側のパリをも
案内します

在外投票

2009-08-23 19:39:21 | Weblog
今日日曜は 日本で30日に行われる衆議院選挙 在外投票の最終日である。
オーストラリアの友人が 選挙に行って来たという話を聞いて
在仏日本大使館のホームページを 見てみた。そして悲しくなってしまった。

投票できないのである。恥ずかしいったら 情けないったら しょうがない。

在外投票するには 前もって 大使館に出向き 書類を提出するなどして 自分の本籍が
ある日本の役所に連絡をとってもらい そして その後 選挙カードが発行されるということ
この間 2ヶ月ほどの時間を要するようだ。

そんなこと知らないよ。で 済まされないのはわかっているが
在仏日本大使館も 連絡をくれたらいいのに。。。と ちょっと他のせいにしたくなる。

夫が 日本にいたときは 在日フランス領事館から 選挙のお知らせがきちんと届いた。(在外投票の登録などしていなかった)
在日フランス人と 在仏日本人 だんぜん 在仏日本人のほうが 多いので 案内を全員に出すのは
大変かと思うが せめて 在留届を日本大使館に提出しにいったときに 案内をするとか(その場で申請できるのでこれが一番適切)
在留期間の延長の確認をするためにわざわざ送って来た手紙に 案内をするとか 色々方法はあるはずだ。


自分から 確認しなかったのが何よりもいけないのだが 何だか 納得いかない。
大使館に出向いたときにちょっと聞いてみようと思う。

選挙行ってくださいね!!ぜったい! 


最近お気に入りの場所(写真むちゃでか!)

2009-08-21 05:30:36 | フランス生活
最近友だちに教えてもらった 楽しいところがあり かなり気に入っている。
名前は マルシェ デ ザンファン ルージュ。
直訳すると 「赤い子ども市場」。想像すると ちょっと怖いですが
(何だか 小さな赤鬼が 野菜やらなにやら叩き売りしているのを想像してしまう)
とっても楽しいところです。
場所は マレ地区北側 3区の ブルターニュ通り 地下鉄は templeが便利です。
(temple公園を過ぎて ちょっといくと 赤い門があり そこに marche.....と書いてあるのでわかります。)

中は 野菜やお肉などを売っているお店もありますが ここの醍醐味は マルシェの中で食事ができること。
八百屋や肉やの隣りに ブースがあって 気分に応じて様々な国の食事が楽しめます。
モロッコ、イタリア、アフリカ、フランス、そして日本食にいたるまであり何度も通いたくなる場所です。
テーブルも それぞれのお店で用意されているので安心です。(回転も結構はやい)

日本食コーナーでは きれいな日本のお姉さんたちが小さなキッチンを切り盛りし 本物の日本の味を食べさせてくれます。
サービスも日本式で ちょっと感動すらしてしまいます。
(例えば おつりを渡すときに 左手をお客さんの手の下にそえるような。)
マグロ漬け丼は 丼ではなくて 大きいマスで出てくるのがまた 洒落ていて素敵です。

月曜はお休みですが それ以外は 朝9時から夜8時までやっています。
日曜は 2時までです。日曜は特別に 豪華なガレットを趣味で作ってるおじさんがいます。格安5ユーロです。

パリに来たらぜひぜひ お腹をすかせていってくださーい。
絶対に気に入りますから。

パリに来てくれた友達よ 知ってたら連れてきたかったよーー。
ソーリーねー。

             
       右からの入り口を入るとすぐにある店。日曜はブランチあり。ここはちょっと高めですが
          ボリュームは満点です。ここだけ 店内で食べられますがやっぱりテラスがいいです

             
             
          日曜は家族連れが多いです。

             


           日曜はテラスこみこみです

             
            この果物やさんは確かBIO

          

ブランチのお店ではお茶が付いて来て グリンティーを頼んだら ふじやまがきました!

             
          BIOのお店の野菜のパンケーキ。まだ試してません。

             
                   ~おまけ~

食べ過ぎたのでセーヌまで散歩。何度きても写真をとってしまう。
セーヌクルーズはイヤホンから流れる日本語の案内(おじさん)がすっごく楽しいですよ。エッフェル塔の前から乗れます

           


まだお腹が一杯なので オペラまで。オペラにはBOOK OFFもあります。日本の食材もここで調達。


写真が見つかったので追加。この日はジュリアと。

                     

梅干し

2009-08-19 23:51:13 | Weblog
パリとは 全然関係ないことですが

最近 うめぼしにこっています。

おにぎりを握るときくらいしか お目にかかってなかったのですが
母が日本から送ってくれたおいしい梅干しを このまま
長い間放置しておいてもいけない と思い
雑誌 クロワッサンにのっていた アイディアをちょっと試してみました。

考えつきそうで考えつかない
ごはんを炊くときに 梅干し(種ごと)入れて炊いちゃえ というもの。
お米2合に大きい梅干しを 1つぶ入れてみたところ 炊きあがった頃には
梅も柔らかくなっていて 香りもすこぶるよい。しゃもじでよく混ぜると
ごはんも ほんのりピンク色で 食欲もそそります。
豚の生姜焼きとの相性ばっちりでした。

日本も暑いでしょうが 今年のフランスも暑いです。連日30度、南では40度を超えるところも
あります。
クーラーがほとんどのうちにないので パリ市内では 公園の木陰 道ばたの木陰など 涼を求める人で満員です。
朝晩は まだ気温が16度程度と 過ごしやすく 湿度が少ないのも助かりますが
地下鉄なんかは もう暑いのなんのって。
よって この疲れた体に 梅干しごはん とっても効果的です。

梅干し餃子も作ってみました。
焼くときに 塩辛さは水と一緒に抜けるので たくさん入れても大丈夫でした。梅の香りが舌に残っていい感じです。

あと 残った 梅干しごはんを チャーハンにしたら これも美味でした。
味付けは ちょっと お醤油と ベトナムのバジルを入れるとまたこれ良いです。日本のしそなら なおさらでしょう。

鶏ささみに梅を塗って 丸めてパン粉を付けて揚げてもおいしかったです。

まだまだ 残ってる 母の梅干しで 何とかこの暑い夏を乗り切りたいと思います。
おいしい 梅干しレシピ ご存知でしたら どうぞ教えてくださーい。


 友だちが送って来た 韓国のビーチの写真。見たらよけい暑くなるかもしれませんが。。。すごい人です。
http://coolstuff.floristone.com/china-beach.html

パリ表

2009-08-16 04:01:07 | Weblog
以前にも書いたが 私が住んでいるところは18区で かなり下町である。
今年の夏は 2年ぶりにとても暑く(毎日30度近くあります)
地下鉄に乗るのも自転車に乗るのも億劫なので ほとんど何でも近所ですませている。

よって 時々 ここぞパリ!ってな町中へ出て行くと
ちょっとわくわく きょろきょろしてしまう。
セーヌ川を渡るときは カメラをもっていたら必ずパチリとするし
素敵なアパートを見つけたときも しかり。

先日 夫のいとこちゃん宅へお茶を飲みに行って来た。
自転車をこぎこぎ20分(自転車は便利ですねえ。名古屋市にもパリのレンタル自転車ベリッブを真似たものが出来るそうな)
町並みがどんどん変わるのに何度「すごーい」を連発していたことやら。
まず 高級住宅地区に行くと 街の清潔度が違います。

               
    彼女の家の近所には こんなアパートもありました。どんなお金持ちが最上階に住んでいるのでしょうね。

彼女の住むのは8区で モンソー公園が近くにあります。役所が多いので 生活感には欠けますが閑静な住宅街といった感じす。(18区は生活感ありすぎ)
彼女は 一人っ子で なんとお母さんが「私レズビアンだということに気がついたから」とお父さんと離婚してしまったというすごい環境の持ち主です。彼女自身はインテリアデザイナーで 最近は自分で会社を立ち上げ 毎日睡眠4時間で頑張っている生粋のパリジェンヌです。とても素敵でいい人なのですが 時々でるパリジェンヌ的発言で夫を かちん! とさせています。
(私にとっては ネタになって面白い)
彼氏は 最近まで彼女の ほぼ紐状態だったのを脱し 今は単身 ドイツのベルリンでレストランをまかされています。
それにしても フランス男は 女に食べさせてもらうのがうまいのは何故か??? 

遠距離恋愛と仕事に疲れきった顔で タバコを吸う彼女の横顔は美しくてかっこいいです。
パリジェンヌは タフなのです。

                 
            彼女のアパート 玄関。 本当は横にビーナスが2体たっとります。

                

              
              入ると また別の入り口に天使がぞろぞろ。

                

             
             螺旋階段が素敵です。エレベーターで最上階へ。

               

              
              玄関。いいなあこんな素敵な色の玄関。

                

             
           天井裏部分なので 天井がカーブしていて面白い。

                

              
              この椅子は一人物思いにふけるのに最高。

                

              
            窓からの景色。むっこーの方にエッフェル塔の頭が見えます。

                  

             
モンソー公園。公園の芝生でビキニ。太陽今のうちに浴びとかないと。

                  

             
          こんなすてきな場所も。日本ではお化けを連想してしまう柳の木 パリでよく見ます。

                  

           
         18区はアベスから。向こうの水車が昔ムーランデュラガレットだったところ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88縦列駐車もすごいです。

           
            サクレクール寺院はどんな天気でも美しい。

例の田舎の家 写真

2009-08-03 23:24:21 | Weblog
例のブルゴーニュでの田舎の写真

朝テントが暑くて起きるてみると すでにフランスのみなさんは
起きて おしゃべりに夢中。
なんだか 朝から気を使って 話しかけるべきか否か など考えるのも
面倒だったので 散歩に行ったときの写真。
でも この「散歩に一人で行く」という考えにたどり着くのにも 時間がかかったのですね。

              
私たちのテント。中にはエアーベッドあり(しかし夫が蓋をわすれて横になって15分後にはぺったんこに)
実際 私たちがいたところから100キロ離れたディジョン(マスタードで有名)に夜テニスボールくらいのヒョウが降り
街は半壊滅状態になったらしい。あやうくテントで寝てる間に死んでたところでした。。。



                  
               即席屋外シャワー。

                  
          彼の田舎の家。すごい屋根がでかいのが ここの土地の特徴。


                  
           朝の様子。ね みんなだらだらしてるでしょ。昼までずーっとこんな感じでした


                  
        お散歩開始。牛が3頭いて はえだらけでした。。。でもなんかこのベンチは絵になる。


                  
 小道を歩いて行くと 適当になったぶどうを発見。 昔実家の裏側にもこんなぶどうのつるがあったのを思い出しました。
すっぱかったな。

                  
       これは何の実でしょうか? 木いちごも見つけ 食べようとしたら 2回ともクモがいちごを抱えていた。
       招かれざる客とはこのことだ(私が)


                  
            あのかわいい猫ちゃんがいた 家。

                  
            誕生日会にやってきた人々の車。多分全員で20人くらい。

シリーズ猫1

2009-08-02 07:03:31 | Weblog
かわいい猫たちの写真です。
癒されますねえ~


この子たちはブルゴーニュの例の田舎の家の近所で見かけた子。お母さんと3人暮らし。多分ワイルド猫家族。



ここで隠れて遊んでた。かわいかったなあ。フランスパーティーで疲れた私を癒してくれました。



このご婦または紳士ねこさんは ブルゴーニュの道ばたでばったりと。凛々しいです。



スイスの姉友人宅で出会ったお母さん猫とその子どもたち。一匹欲しかったなあ。。。



まだ 目があいてまちぇんのよ。


これはすごい!! フランスの雑誌で見つけた猫ちゃん。巨大です。ガーフィールドです。または幼児が着ぐるみきてるよう。


右の猫は うちの猫に顔が似ている。。。



我が家の猫 つなみ です。 いつもこうやって寝てます。

分け分けに関して

2009-08-01 20:26:42 | Weblog
先日 とっても気持ちのよい夜だったので
ソランジュマックスカップルたちと一緒にテラスで夕食をとることにした。
(テラスといっても 勝手に歩道にテーブルを出してるだけなんだけど)

前菜とメインをそれぞれ注文した。
夫のメインに 私の大好物の手作りフレンチフライ(冷凍でないもの)がたくさん
付いてきたので 少しもらった。ソランジュも もらった。
「私が 今日は珍しく 寛容だねえ」と言ったところから
その話題が 始まる。

フランスでは (多分 欧米文化圏では) 人と同じ皿をシェアすることに
慣れていない。他の人が触った料理を口にいれるのが 嫌なのではなくて
ただ そういう感覚がないのだと思う。

フランス料理から言っても 前菜 メイン デザート と自分の食べたいものを注文するので
あって 「あなたがこれを注文するなら 私はこれで。」とか 「前菜一つとって一緒にわけよう」とか
そういう感覚はまずない。友人と食事をする時は 大体が割り勘であるので(自分の頼んだ物に大して払うというのは
スマートでない。 明らかに私は30ユーロ分だけど あの人は50ユーロ分食べた という場合でも その50ユーロ分
食べた人の人間性に欠けるしかない。本当にお金がない場合は最初に言っておけばいいけどね友だちなんだし)
損したり得したり(そんなことを考えるのも変かもしれないけど)でも まあ トータルでいけば
みんな同じように払っていると思われる。
何だか損した気分になったことも多々あったので 
あんまりたくさん食べられなかった私も 最近は彼らと同じように食べられるようになった。(意地汚いなあ)


夫と出会ってからしばらくの間 私はのんきに 彼のプレートに付いてくるフレンチフライを 「ちょーだい」と言って食べていた。
そして ある日 一緒にアメリカのテレビドラマ「フレンズ」を観ていたときにこんなシーンがあり それが改善されることになる。

ジョーイが女の子と初めてのデートで食事をしていると その女の子が勝手にジョーイのプレートのポテトを食べだした。ジョーイは何とか彼女から逃れようとするのだが 彼女は一向に食べるのをやめない。そこで 我慢できなくなったジョーイが一言「JOEY Never share FOOD!」

すかさず私が夫に 「もしかして あなたも ジョーイ?」と聞くと 彼は
だまって こっくりと頷いたのである。 ごめんごめん。これからは 聞いて返事を待ってから食べるわね と 約束。

そんなわけで 自分のプレートがきちんとある場合には 人の食事をもらって食べるという感覚はわからない と 彼は言う。(もちろんみんながそうではないけれど 少なくともフランスの友人たちがちょっとちょうだい それ とやっているのは見た事がない)

この感覚が フランス料理のみに大して発揮されればいいのだが こちら 
デリバリーのピザを除いて ほとんどの料理に適応されているのが何ともおかしい。
ソランジュと私は声を荒げて 「ほんとばかだよね。中華もベトナムもシェアして食べるのが前提で作られてるのにさ 一人でひたすらチャーハンとか焼きそばとか 食べてるよね 笑っちゃうよね」 とか言ってやった。

そうなのだ 一度 ベルビルの中華レストランの円卓に座っていたフランス人全員が 大きな皿にのったチャーハンをそれぞれ注文して食べていたを目撃したのだ。(これは店員がいじわるだったとも思われるが) または ベトナム料理では それぞれに前菜として 大きな生春巻きを3本ずつ 炒め物の料理をそれぞれ 注文している人たちも目撃した。私たちからすると 「あーわかってないなあ。ばかだなあ」。 一緒に分け分けして食べるのがおいしいのになあと。
分ける事を前提としてある食事を一人で食べていることの悲しさを その感覚を彼らが持ち得ない事に 私は悲しさを感じてしまう。

しかし 郷に入れば郷に従え というもので そんなアジア系のレストランでも セットメニューは フランス式の前菜 メイン デザート となっており
人と分けて食べなくてもよいサイズになって出てくる。日本食もしかりだ。

ソランジュと私は 一通り彼らに対するうっぷんを言ってしまうと 幾分気が楽になり さあ 別の話題へと思ったところに ソランジュが
「私なんて 妹と何でも分けて食べるよ。色んな味が楽しめてお得だから 絶対同じ物は注文しないよ。ねえ みなこもそうでしょう?」と同意を求められたが 私は一言「いや それはない」と言ってしまった。
ソランジュは え??って顔してたけど しょーがない。
私は全部はわけない。むしろ そういうのには あんまり慣れていない。

大皿料理でなく シェアすることを目的に作られていない料理を味見し合うという行為は とっても女性的なものだと思う。(あんまり男同士がそれちょっとちょうだいって言ってるのは見た事がない)
4人兄がいる中で育った私は 多分そういう感覚を育ててこなかったのだと思われる。(母とたまに 何かを半分こすることはあったけど。) 
友だち同士でケーキを頼んだら 途中で交換して食べあっこするもの というのも 高校で初めて知った。
ポテトチップスの袋を後ろから縦にピリーと開けて食べる方法も 中学で初めて知った。
お金を稼ぐようになり レストランに行く機会が増えるにつれて 「そうかあ そういうものなのか」とだいぶ慣れてはきたが やはり いまいち その感覚が身に付いていないのが 正直なところだ。

レストランに入る前に 今日はこんなものが大体食べたいな と考える。
そのメインにあわせて 前菜を頼む。運ばれてきた自分のメインの味を
ふーん なるほどね 何のソースだろうこれは とか 色々考えながら 1口2口食べて行く。ちょっとちょうだい と 他の人の味を口に入れたら さっきまで楽しんでいた味がどこかにいってしまうのではないか。
それに たった1口食べたところで その料理を味わった気分にはならないのではないか。むしろ おいしそうに食べてる友人を見て 「あーあれ次頼んでみよう~」って思う方がいい。(あっでも 食べたい人には分け分けしますよ もちろん)

しかし そんな私も 相手が別のものを頼んでいたら気になってしょうがないものがある。それは ラーメンだ。
ラーメンは 醤油に限ると思っているのだが 相手が自信満々に「みそで!」とか『塩で!」とか言って注文していると 果たして自分の選択が正しかったのかと不安になるのだ。
もしかして この店 塩のほうがおいしいのかなあ とか。
それで「ねえ スープちょっとちょうだい」と言って
味見させてもらい 大体は 「あーやっぱり醤油がいいや」と 自信を取り戻して自分のラーメンにもどるのだが。

食事の食べ方も 人それぞれ そして 文化それぞれに違って面白い。 やっぱり 食べる事は 何よりも大切で もっと真剣に取り組まれてもいいものだと 思うのであります。

それにしても長い文だなあ。。