講談社コミック「君の手がささやいている」 軽部潤子作
TVドラマにもなった講談社のコミック漫画で
知ってる人も多いんじゃないかな。
聾の女性が主人公で
彼女が結婚、出産、子育てを通しての日常生活を描いたホームドラマである。
このTVドラマはいつごろ見たんだっけかな??
かなり大昔、菅野美穂さんがその聾の女性を演じてて。
多分、そのドラマがきっかけで
漫画も読んでみたいと
娘がこのコミック本を買ったので
私も読ませてもらったという記憶が・・・・・・・
遠~~い昔あったような。。。。。。。(健忘酷い)
そんなわけで、娘の部屋を探したら
出てきた、出てきた。
この漫画は
「君の手がささやいている」全10巻
「新・君の手がささやいている」全13巻
「君の手がささいている 最終章」全3巻
からなっているようで
探し出した娘の部屋から出てきたのは
この中の
「新・君の手がささやいている」 だった。
この「新」シリーズは、主人公 美栄子がすでに結婚出産終えていて
夫と、娘千鶴(共に健聴)との日常生活を描いた
3人の温か~い家族のお話になっている。
で、なんで急にこの漫画を娘の部屋から引っ張り出してきたかというと・・・
最後に発売された
「君の手がささやいている 最終章」 のストーリーを
ひょんなことから知ってしまい・・・
それがホントに予想もしない驚く展開になっていて・・・
最終章3巻は、買ってなかったかな?と思い探してみたんだけど・・・
結局なかったというわけなの。
で、その最終章
何が驚いたかって・・・・・・
美栄子の 娘、千鶴。
ずっと 聞こえない母の耳になり
けなげに母を助けてくれていた娘の千鶴ちゃん(小学生)が
こともあろうに
両耳突発性難聴のため、ある時突然失聴してしまうというのである
なんてことよ~~~
しかもその上驚くことに
千鶴はその後 人工内耳をすることになる・・・っていうじゃない
ほのぼのしたホームドラマで終わってたと思ってたこのお話が
最後の3話でそんなことになっていたとは・・・
し・し・し・知らなかった~~~
というわけで 「最終章」 読まなければ! と
この最後の3冊 購入~。
この最終章
学校で音楽コンクールの指揮者に選ばれて練習頑張る千鶴ちゃんを
突然めまいが襲い
そのままあっという間に失聴してしまうのだ。
両耳同時に突発性難聴に罹りすぐ入院するも
聴力回復せず
そんなことってあるの?
治ると信じ
入院中もメトロノームでリズム取りながら
けなげに指揮の練習する千鶴ちゃん。
自分が難聴になるのも辛いものがあるけど
かわいい我が子が聞こえなくなっていくのを見守っていくという事は
それ以上に胸がギュ~っと締め付けられるような気持ちになってくる (涙)
千鶴ちゃんの退院後の学校生活においては
そんなにうまくいくのかな~と思う部分もあったものの
聞こえない事に関する悩みは
とてもよくわかるものであり、
特に私には
人工内耳にしてから出てくる困惑した部分には
共感するところが多かった。
騒々しい学校の中での聞き取りは
困難を要するというのに
人工内耳していきなり音が聞こえたと知った生徒たちは
もう普通の健聴児のように接するんだよね。
これは、当致し方ないのかな・・・。
しゃべれるし、後ろから呼んでも振り向いてくれる・・・
となると
人工内耳装用の聴覚障害者としてどう接したらいいかなんて
わかるはずもない。
これは聞こえてもこれは無理
術後のリハビリ途中でまだまだ不完全
そんな状態をわかってもらうのには
やっぱりたくさんの苦労がくっついてくる。
私は大人になってからの障害の為
学生生活における苦労は経験がないのだけど
聴覚障害の子供たちの気持ちを
少しだけど実感できた気がした。
やっぱり、黙ってたって相手はわからない。
結局は自分で
自分の状態や、困ったことを
きちっと話してお願いしていかなきゃいけないんだろうな~。
難しい事だけど。
ただ、この千鶴ちゃんは
自分の家の中では生まれた時から手話で会話していた為
お母さん、お父さんとのコミュニケーションはスムーズにとれるんだよね~。
それは見ててとてもホッとするものがある。
同じく中途失聴から人工内耳をした女の子がいて
彼女は、リハビリがなかなかうまく進まないというのに
お母さんが手話を嫌がってあくまで耳で聞いて話すという会話にこだわり
その為親子のコミュニケーションがうまくとれず
かわいそうなことになっていくんだわ
千鶴ちゃんが指文字教えてあげたらすごく喜んで。
でまた、それを知ったお母さんがすごい剣幕
だったんだけど
最後はそのお母さんもわかってくれて
ホッ
そんな中・・・・・
こんなことがあった。
数日前の夜、寝ようと思って人工内耳はずして布団に入った時
長女があっちから話しかけてきたけど聞き取れなくって・・・。
肝心な単語が聞き取れなくて話がつながらない。
声が小さいから
もっと大きい声でと言いたいところだけど
すぐそこで夫が寝てるし、そんな大きな声も出せないし。
で、何度か聞き直したけどわからなくて
娘 「もういいわ、たいした話じゃないし。」と一旦あきらめかけたんだけど
その後ふと思いついたように
恥ずかしそうに
これであってるかな~という顔しながら
指文字で伝えてくれた。
3文字の指文字だったけど
娘、少しだけ知ってる指文字があって(手話のドラマで覚えたらしい)
たまたまその3文字は知ってたようだ。
それを見て意味がわかり
全然たいした話じゃなかったけど(笑)
わかったことがすごく嬉しくて
そのまま暖かい気持ちで、す~~っと眠れたのだった。
で、その話を夫にして
あんたも覚えて
と・・・昨日無理やり
「あ行」と「さ行」を教えたんだけど(笑)
一応一生懸命覚えてくれたけど
さて次の日曜まで記憶が持続するのだろうか???
忘れないでね~~夫様。
「君の手がささやいている」
知ってますよ~。
確か、ドラマをリアルタイムで見たような・・・?
夫の役が武田真治で、なんとかっこいいお父さんなんだろう
と思ったのを覚えています。
このドラマを見た時は、私はまだ人工内耳をしていなくて
片耳が聞こえなくなって、どんどん聞こえなくなっていくことに
不安を覚えていた頃じゃなかったかな?
千鶴ちゃんが突発性難聴になっちゃうんですか?
えええ~!
考えてみたら酷いストーリーですね
それもいつかドラマ化するのでしょうか?
見てみたい気がします。
ちなみに「サイン」はまだ見ていません(汗)
ところで、この間の「阪急電車」の
★ナオさんが「投げられた方」というのは
1「お友達がナオさんの席を取るためにカバンをなげてくれた」
2「ナオさんが座ろうと思った場所にカバンが投げられて別の人が座った」
どっち???(笑)
もっちろん、「2」ですよ
忘れもしない、地下鉄がまだ完全冷房になっていない頃で
腰をおろす寸前に後ろの窓から、バッグを放り投げられたのでした
今なら、そのバッグを床におろして私が座るところなのですが
その頃は花も恥じらう20代
きまりが悪くて、違う車両に移ったのでした(笑)
そうそう。。。武田真治がいい夫で、いいパパで、
なかなか良かったですよね。
「最終章」ドラマ化してくれて、世に人工内耳というものの理解を広めてくれたらいいなと思うけど
この漫画、よく見たら2001年発刊。
もう10年も前のだわ~
ドラマ化は難しいかも・・・
「サイン」見ましたよ~。
教えてくれてありがとう。
このドラマの主人公の高校生の男の子は、2年前に病気で失聴したらしく
ずっと読話でやってて
手話は全く使わないみたい。
で、普通高校に通ってるんだけど
先生、黒板見ながら話して問題をだして
こともあろうに彼をあてるんだわ~
で「何度言ったらわかるんだ、俺は後ろ向きで話されてもわからない、口が見えなきゃ何言ってるかわからないんだ。」
みたいなこと言って教室でてっちゃうんだけど・・・
なんだかな~~~、そういう先生、やっぱりいるのかな~(悲)
「阪急電車」答えは「2」?(笑)
マジでそんなおばさんがいるのね~。
そういうのやめてほしいよね~
20代の乙女なら、そりゃきまり悪くて車両変えたくなるわ
で、そのおばさん、ホームにいて窓から座席にカバンを放り投げたの?(驚)
「阪急電車」のおばさんは座席に座った状態で、遅れた友達の席を取ろうと、カバンを前の座席に放り投げたんだったようにおもうんだけど・・・(笑)違ったっけかな。また、記憶が・・・
20代の乙女の頃と違って、今だったら、放り込まれたカバン、またホームに放りかえして、ドスンと自分が座りそうになるわね、笑
好きなことでメシを食うってほんとにたいへんと「きみの手がささやいている。」の内容を知ってあらためてそう思いました。
お嬢さん、指文字覚えたのですね。ぷーどるさんのこと好きなんだなあと、なんだかほんわり。3文字って一体どんな言葉だったのでしょうか?
指文字スラスラ出てくるといいのですけど、例えば「チョコレート」なんてやったら、何分かかるかなあ。。。
県名とか夫にやって見せると、「なんだ、そりゃ」と笑い転げてしまいます。自分には必要ないと思っているので、なんとなく違和感持つのかも。
でもぷーどるさんの身近でもそういう事実があるのですから、障害のこともっと自分のこととしてとらえて欲しいです。でも私がその方の立場だったらどうしただろう。。。
こっちの立場で物事を考えますが
もし自分が健聴者側だったら
どうだったでしょうね。
自分ならどうだったのか・・・ちょっと想像がつかないのですが
話したい相手と、それを覚えれば話せると思えば
頑張って覚えてるかな~
娘のしてくれた指文字は
「か」「り」「な」
です(笑)
実は、私の掛布団カバーが
この前見たドラマの、香里奈役の女性教師の部屋にあったものと同じで(笑)
そのドラマ娘と一緒に見てて
「あ、あのカバー私のと一緒の柄だわ~~!」「ほんとだ~」って言っててね。
で、その時私が布団をかぶったところで
娘「お母さん、お母さんのその布団、香里奈と一緒のだね」
と言ったのだけど
何が一緒なのか聞き取れなくて
「か」「り」「な」って指文字であらわして
布団を指さしてくれて
わかったというわけなんです
聞けなくてもまあ別にどおってことない話だし
「たいした話じゃないからいいわ」と言われても困らない事なんですけどね。
でも聞けた事で、ほんわか嬉しい気持ちになりました。
漫画家さんは本当に素晴らしいですよね。
絵がうまいことは言うまでもないですけど
物語を作るための知識も半端じゃないですものね。
ワタコリさんは有名な漫画家さんにお会いしてお話が聞けたのですね。すごいですね~。
手話サークルや聴覚障害者センターで話する「困ったこと・苦労している事」話題の中心は、
家庭内でのコミュニケーションとその手段に関してが多いのですが、
日常生活そのものが「何気ない会話」が当たり前の上に成り立っているのですが
それを意識し出すのは家族の中で難聴者がいる状況になって初めて気が付くのです。
そして多くのご家庭では、この気付きから手話ではないのですが、
家族間で通じる「ホームサイン」がコミュニケーションツールとして活躍していると聞きました。
家族全員が手話を拾得すればそれに越した事はないのでしょうが、
お話を伺った各ご家庭でのホームサインの実例勉強会で感じたのは、
家族間での意思疎通を考えたとき、必ずしも手話でなくとも良いのではないかと思えました。
見たことないので、マンガの古本みたいな所へ行こうか、
ネットで調べたら
DVDもあったので
レンタルして見たいと思います
(^-^)
西さんの書き込みでホームサインなんですが、我が家でもあります
手話ではないですが私がお風呂に入ったあと補聴器はつけないので言葉が聞きずらい時に子供達がサインを出すと私もサインするかんじですよっぽど大事な用件の時は、補聴器つけるか筆談になっちゃうけど
昨夜あの劇的なサッカーを娘と見てましたもう点が入るたび飛び上がってガッツポーズ夜おそかったので声を押し殺し、侍JAPANお願い勝たせて下さい!
祈りながら…
本当に劇的でした
その後興奮して眠れなかった!
そうですね。
家族がみんな手話を覚えてくれたら一番かもしれませんが
なかなかそれは難しいでしょうし
家族だけで通じるサインが自然と出来ていき
会話の手助けしていくというのはいいですね。
そういえば家族の会話って
「聞かなくても困らない何気ない会話」ホントに多いですね。
西さんのコメント読んで、なるほどと思いました。
今日も朝起きてきて「さむい~~」と娘
玄関であっち向いて靴はきながら「今日は○○さん、来るかな~(昨日体調不良を訴えてたらしい)」なんて言ってるのは夫。
どっちも聞こえなくて返事しなくても困らない話だけど
さむい~と言われれば、ストーブ強にしよっか?と声をかけ
来るかな~と言われれば「あ~心配やね~」と・・・。
聞こえないからいいわ、と思えばそれまでという話だけど
そんな事でも
ホームサインで伝えてもらえたら楽しくなりますね。
私は朝起きて一番にニュース見て知ったのですが
(前の晩「1対1」まで見て気になりながら寝ました)
1対1からどうなってるのか結果知るまでドキドキ。
で、勝ったと知って私もめちゃくちゃ嬉しかったです。
朝からテンションアップでした~
あともう1試合、頑張って欲しいですね。
「君の手がささやいている」DVDご覧になられるんですか?
いいドラマでしたよ~
楽しんで見てくださいね。