台風9号の猛威は、渓流シーズン終盤に大打撃となった。
秋川本流は先週よりはよくなったものの、未だ白濁し水量多く力強く流れている。
それでも枝沢の回復は思ったより早く、平水より若干水位は高いものの、ジンクリア。
だが、渓相は大きく変化した。
岸際のボサはすべて流され、まるで春先の渓のよう。
いくつかのポイントは消滅していた。
沢床もきれいに洗われ、渓全体が水の美しさを際だたせている。
水も心なしか冷たく感じる。
何となく生命感が薄くなってしまった。
9月も中旬になると、蝉の声もほとんど聞こえなくなってくる。
朝日の光も真夏と違い、穏やかに差し込む。
水の流れる音だけが谷底に響く。
渓魚の姿を確認できぬまま、時間だけは緩やかに過ぎていく。
幾度と無く底石にフックを引っ掛けては、バイトと勘違いしてロッドを煽る。
シャープナーでフックの先を磨ぎながら、退渓するタイミングを考えていた。
退渓の踏ん切りをつけてくれたのは、思いもかけないイワナとの邂逅。
20cmにも満たないその小さな体で台風の猛威をくぐり抜け、自分のルアーにアタックしてくれた。
感謝と安堵。
こいつはきっと大きくなるだろう。
秋川本流は先週よりはよくなったものの、未だ白濁し水量多く力強く流れている。
それでも枝沢の回復は思ったより早く、平水より若干水位は高いものの、ジンクリア。
だが、渓相は大きく変化した。
岸際のボサはすべて流され、まるで春先の渓のよう。
いくつかのポイントは消滅していた。
沢床もきれいに洗われ、渓全体が水の美しさを際だたせている。
水も心なしか冷たく感じる。
何となく生命感が薄くなってしまった。
9月も中旬になると、蝉の声もほとんど聞こえなくなってくる。
朝日の光も真夏と違い、穏やかに差し込む。
水の流れる音だけが谷底に響く。
渓魚の姿を確認できぬまま、時間だけは緩やかに過ぎていく。
幾度と無く底石にフックを引っ掛けては、バイトと勘違いしてロッドを煽る。
シャープナーでフックの先を磨ぎながら、退渓するタイミングを考えていた。
退渓の踏ん切りをつけてくれたのは、思いもかけないイワナとの邂逅。
20cmにも満たないその小さな体で台風の猛威をくぐり抜け、自分のルアーにアタックしてくれた。
感謝と安堵。
こいつはきっと大きくなるだろう。
秋川水系でイワナはうれしいですね。
この子達が大きくなるといいですね。
コメントありがとうございます。
厳しい状況でしたが、なんとかイワナを出すことができてホッとしています。
でも、ヤマメの姿がまったく確認できなかったのが気がかりです。
きっとどこかで狡猾に生き延びていることを期待しています。
>岸際のボサはすべて流され、まるで春先の渓のよう。
>いくつかのポイントは消滅していた。
うう~~ん、厳し~すね~・・・。
けど、そんな中、出したイワナ、お見事!。
ホント、俺、いつも思うんだけど・・・
台風とかの激流&濁流の時の渓魚って、
何処でどの様にして過ごし、あの激流を乗り切ってるのか?未だ疑問です。
そうそう、俺も昨日やっとこ渓に行けました(汗)。
とても厳しい状況でした。
釣れそうな雰囲気がまるでなし。
そんな感じでした。
記事には書きませんでしたが、出会った何人か餌師の方々と話をしましたが、釣果ゼロ、アタリもなしとぼやいていました。
そんな中でのイワナでしたから、喜びというより安堵に近いものがありました。
台風の中をよくぞ乗り切ったぞ!と拍手を贈りたい気持ちです。
イワナは、川が増水すると流されないように石を飲み込むと何かの本で読みました。また、自分が過去に釣ったイワナの腹から小石や砂利が出てきたこともありました。
凄まじい知恵だなと思いますが、荒れ狂った谷でどれほどの効果があるのかはわかりません。
しかし、生き延びていたことは事実です。どうやって隠れていたの?とイワナに尋ねたいところです。
>そうそう、俺も昨日やっとこ渓に行けました(汗)。
sugarさんが行くところビッグフィッシュあり!
素晴らしい渓魚とのふれ合いがあったんでしょうね~。
ブログ楽しみにしてますよ~!
>素晴らしい渓魚とのふれ合いがあったんでしょうね~。
ど汗~~~!!んな訳ねぇ~スョ~!。
コッチもヤッパリ厳しかったですネ。
数は程々出ましたが、サイズがサッパリ。。。
デカイのは何処行っちゃったんでしょうね?
皆さん釣りまくっちゃって、もう大きいの居なくなったのかな?
ホント 今回は、小さな支流でのリリースの大切さつうのを身にしみましたね。。。
・・・っても、今回の主役は俺ではありませんでしたが・・・(再汗っ。
sugarさんには、なにか特別な釣りの神様がついてますからね。
大きさでなければ、数の方ですか。
sugarさんのとことん自然を楽しむ姿勢に、お魚さんたちが吸い寄せられてくるようですね。
残り2週間。
お互いがんばりましょう!
イワナの生命力には、ホントに脱帽ものですね。
なんでも秋川水系にはイワナはいなかった(本当か?)ようです。
奥多摩周遊道路を作った際に、多量の土砂が流れ込んで秋川の魚は死滅。東京都は補償のために渓流魚を放流したものの、その中にイワナが混じっていた……そんな話を以前に地元のじーさんに聞きました。
そのときのイワナの子孫なのだから、きっとこのイワナも大きく育ちますよ!
秋川のイワナのルーツ、初めて知りました。
奥多摩周遊道路が開通したのが1973年ですから、34年も前のことですよね。
そのころはイワナやヤマメの養殖&放流はあったのでしょうか?
ひょっとしたら、どこかの沢から移殖してきたものなのでしょうか?
どのような経緯にしろ、もしそのころの放流モノが世代交代しているのだとしたら、本当に感動ものです。
今度秋川のイワナに出会ったら、今までと違った感覚で見えてくると思います。
貴重な情報、ありがとうございました!
川が復活することをお祈り致します…
イワナが石を飲む話し!
オイラも何かの本で読んだことがありますよ!
動物や魚は凄い!
これから来るでろう天気を予測して待ち構える能力?本能?があるのだから…
そんな中での一本!感動ですね!!
>そんな中での一本!感動ですね!!
ホントに感動しました。
どの渓魚を釣っても、いつもステキな出会いだと思っているのですが、今回のイワナは格別でした。
ひさびさ心が震えた気がしました。
まだまだ川は厳しい状況ですが、禁漁までの残りを悔いが残らないようにがんばりたいと思います。