息子も小学生になったし、だいぶ体力もついてきた。
そろそろ山に連れて行きたいが、いきなりとんでもないところに連れて行って、「もう、papaとは行かない!」なんて言われても困る。
いろいろ考えた末、バックパックキャンプに行くことに決めた。
カミさんは、仕事が忙しく一緒に行けないので、自分がすべて担ぐことになるのだが、まぁよしとする。
軽い荷物でも、子どもが自分でザックを背負って歩いて行くキャンプは、きっとよい思い出になるはず?
行き先は、徳沢キャンプ場。
上高地バス停から6.7kmある。
ほぼ平坦な道のりなので、景色を楽しみながらのんびり歩こう。
快晴の中、気持ちよく出発する予定が、なんと雨。
けっこうしっかり降っている。
レインウェアを着てのスタートとなった。
防寒着にもなるからと思い、先日アウトレットに買いに行ったモンベルのレインウェアが早くも威力を発揮。
買っといてよかった。。。
幸い雨でも、子ども達はそれをはるかに凌ぐワクワク感でいっぱいのようだ。
河童橋からすぐの流れで、何やら大騒ぎしている。
「あっ! イワナだ!」
おお、いるいる。
当然ここは動植物採集禁止エリア。
イワナもそれを分かり切っていて、本来の警戒心がまったく発揮されることなく、完全に安心しきってぼよーんと漂っている。
甘やかされすぎだ。papachanが夜中に釣っちゃうぞ~。
この後も、子ども達は小さな流れが出てくるたびに、イワナを発見して大喜びだ。
上高地から槍・穂高方面へ続くトレイルは、横尾街道と呼ばれている。
いつも多くの登山者が行き交い、活気がある。
自分自身、何度この道を通ったことやら。
横尾までの平坦な道は11kmほどあり、登山者にはいいウォーミングアップだ。
師匠とこの道を歩くときは、めざす登攀ルートの打ち合わせをしたり、師匠の若い頃の話を聞いたりしながら足早に進むのが常だった。
だが、今日は子どもと一緒。
景色を楽しみつつ、しりとりをしながらノンビリ歩く。
こういうのもいいもんだ。
これはpapachan。
子ども達が、「ザックから足が出てるみた~い!」とケラケラ笑う。
濡れ防止のザックカバーがあるため、まるで妖怪ぬりかべだ。
3人分のシュラフやマットやテントを押し込むと、どうしてもこうなる。
あっちこっちひっかかりながら、約1時間10分かけて明神に到着。
多くの登山者が小屋の軒先で雨を避けて休憩中。
自分たちも立ったまま小休止。
メンチカツパンをかじりっこして食べる。
雨が止まないが、出発。
しりとりをしながら軽快にぶらぶら(笑)歩く。
しりとりのネタがなくなってきた頃に、雨が止み青空が見えてきた。
そして間もなく目的地の徳沢に到着した。
徳沢キャンプ場は、昭和の初期まで牧場だったところだ。
気持ちの良い草原のキャンプ場だ。
また、ここを管理している徳沢園は、井上靖原作の小説「氷壁」の舞台となったところでもある。
アルピニズムの香りがそこかしこに漂う。
テント泊は、一人500円。
3人分支払い、札をもらう。
雨がまた降り出さないうちに、さっさとテントを設営。
こういうとき、山岳用テントは楽である。
ニレの巨木の前に陣取った。
テントが出来上がったら、水くみに行く。
レバーを何回か煽ると水が出てくる。
まるで井戸のようなシステムを子ども達が大変気に入り、このあとの水くみは彼らの仕事になった。
晴れているうちに子ども達が楽しみにしていたお絵かきタイム。
お姉ちゃんは途中で飽きてしまったが、下のボウズが何やら凄い集中力で描いている。
できあがりはこれ。
お~、なかなか上手に描けたね。少なくともpapachanより上手だ(笑)。
夕飯まではまだ少し時間があるので、新村橋まで散歩に行く。
この橋を越えると、慶応尾根、そして奥又白から前穂東壁へ。「氷壁」の舞台だ。
そこへ子ども達と共に足を踏み入れるのは、あと10年?20年?。
こっちがヨボヨボになっちまう。
梓川でひとしきり水切りをやって遊んだ後、テント場に戻る。
だいぶテントが増えてきた。
時間は早いが、空が泣き出しそうなので、夕食の準備に取りかかる。
バーナーに火をつけた瞬間、案の定ポツポツ落ちて来た。
あっという間にざーっと降り出し、夕食の支度と食事はテントの中で。
フリーズドライの典型的な山メシ。五目ご飯と中華スープ。
子ども達は、エビピラフとわかめご飯。
お湯を注いで15分で出来上がり!
スープは、フリーズドライにコンソメとソーセージをプラスして分量を増やしてコトコト煮込む。
これはこれで結構イケルのだ。
テントの中での食事だが、子ども達も楽しく食べていた。
こういう閉塞的な状況って非日常的でわくわくするようだ。
いつもは少食のボウズも大人と同じ量を完食してしまった。
メシが済んでしまうと、やることがない。
晴れていたら星空を見に川原まで行く予定だったが、相変わらず外は雨。
6時だけどもう寝ちゃおう。
おやすみなさ~い。
明日は晴れるといいね。
そろそろ山に連れて行きたいが、いきなりとんでもないところに連れて行って、「もう、papaとは行かない!」なんて言われても困る。
いろいろ考えた末、バックパックキャンプに行くことに決めた。
カミさんは、仕事が忙しく一緒に行けないので、自分がすべて担ぐことになるのだが、まぁよしとする。
軽い荷物でも、子どもが自分でザックを背負って歩いて行くキャンプは、きっとよい思い出になるはず?
行き先は、徳沢キャンプ場。
上高地バス停から6.7kmある。
ほぼ平坦な道のりなので、景色を楽しみながらのんびり歩こう。
快晴の中、気持ちよく出発する予定が、なんと雨。
けっこうしっかり降っている。
レインウェアを着てのスタートとなった。
防寒着にもなるからと思い、先日アウトレットに買いに行ったモンベルのレインウェアが早くも威力を発揮。
買っといてよかった。。。
幸い雨でも、子ども達はそれをはるかに凌ぐワクワク感でいっぱいのようだ。
河童橋からすぐの流れで、何やら大騒ぎしている。
「あっ! イワナだ!」
おお、いるいる。
当然ここは動植物採集禁止エリア。
イワナもそれを分かり切っていて、本来の警戒心がまったく発揮されることなく、完全に安心しきってぼよーんと漂っている。
甘やかされすぎだ。papachanが夜中に釣っちゃうぞ~。
この後も、子ども達は小さな流れが出てくるたびに、イワナを発見して大喜びだ。
上高地から槍・穂高方面へ続くトレイルは、横尾街道と呼ばれている。
いつも多くの登山者が行き交い、活気がある。
自分自身、何度この道を通ったことやら。
横尾までの平坦な道は11kmほどあり、登山者にはいいウォーミングアップだ。
師匠とこの道を歩くときは、めざす登攀ルートの打ち合わせをしたり、師匠の若い頃の話を聞いたりしながら足早に進むのが常だった。
だが、今日は子どもと一緒。
景色を楽しみつつ、しりとりをしながらノンビリ歩く。
こういうのもいいもんだ。
これはpapachan。
子ども達が、「ザックから足が出てるみた~い!」とケラケラ笑う。
濡れ防止のザックカバーがあるため、まるで妖怪ぬりかべだ。
3人分のシュラフやマットやテントを押し込むと、どうしてもこうなる。
あっちこっちひっかかりながら、約1時間10分かけて明神に到着。
多くの登山者が小屋の軒先で雨を避けて休憩中。
自分たちも立ったまま小休止。
メンチカツパンをかじりっこして食べる。
雨が止まないが、出発。
しりとりをしながら軽快にぶらぶら(笑)歩く。
しりとりのネタがなくなってきた頃に、雨が止み青空が見えてきた。
そして間もなく目的地の徳沢に到着した。
徳沢キャンプ場は、昭和の初期まで牧場だったところだ。
気持ちの良い草原のキャンプ場だ。
また、ここを管理している徳沢園は、井上靖原作の小説「氷壁」の舞台となったところでもある。
アルピニズムの香りがそこかしこに漂う。
テント泊は、一人500円。
3人分支払い、札をもらう。
雨がまた降り出さないうちに、さっさとテントを設営。
こういうとき、山岳用テントは楽である。
ニレの巨木の前に陣取った。
テントが出来上がったら、水くみに行く。
レバーを何回か煽ると水が出てくる。
まるで井戸のようなシステムを子ども達が大変気に入り、このあとの水くみは彼らの仕事になった。
晴れているうちに子ども達が楽しみにしていたお絵かきタイム。
お姉ちゃんは途中で飽きてしまったが、下のボウズが何やら凄い集中力で描いている。
できあがりはこれ。
お~、なかなか上手に描けたね。少なくともpapachanより上手だ(笑)。
夕飯まではまだ少し時間があるので、新村橋まで散歩に行く。
この橋を越えると、慶応尾根、そして奥又白から前穂東壁へ。「氷壁」の舞台だ。
そこへ子ども達と共に足を踏み入れるのは、あと10年?20年?。
こっちがヨボヨボになっちまう。
梓川でひとしきり水切りをやって遊んだ後、テント場に戻る。
だいぶテントが増えてきた。
時間は早いが、空が泣き出しそうなので、夕食の準備に取りかかる。
バーナーに火をつけた瞬間、案の定ポツポツ落ちて来た。
あっという間にざーっと降り出し、夕食の支度と食事はテントの中で。
フリーズドライの典型的な山メシ。五目ご飯と中華スープ。
子ども達は、エビピラフとわかめご飯。
お湯を注いで15分で出来上がり!
スープは、フリーズドライにコンソメとソーセージをプラスして分量を増やしてコトコト煮込む。
これはこれで結構イケルのだ。
テントの中での食事だが、子ども達も楽しく食べていた。
こういう閉塞的な状況って非日常的でわくわくするようだ。
いつもは少食のボウズも大人と同じ量を完食してしまった。
メシが済んでしまうと、やることがない。
晴れていたら星空を見に川原まで行く予定だったが、相変わらず外は雨。
6時だけどもう寝ちゃおう。
おやすみなさ~い。
明日は晴れるといいね。
いやぁ~すんばらしいっすっ!!
流石はアルピニスト。やることが違います!。
ご長男の絵も、すげー上手いっす!!
徳沢キャンプ場のほかの(ネット上の)サイトも見てきました。
イイところですねー。
もしかして?・・・疑似ちゃんちの近く通過して行ったのかな?
6時に寝る・・・ジツに素晴らしい!!
俺を始め、現代人は見習うべきこと多いです。
いつもは素通りするキャンプ場でしたが、ここで子ども達とキャンプするなんて、若いころは想像もしませんでした。
今回、ここで泊まってみて、改めてそのよさを実感しました。
子どもの絵を褒めていただき、恐縮です。
なぜかコイツは絵を描くのが好きで、明らかに自分にはないものを持っている。カミさんゆずりかもしれません。
>もしかして?・・・疑似ちゃんちの近く通過して行ったのかな?
松本ICで下りたので、おそらくそうではないかと…。(擬似さん、どうでしょう?)