青木村

お彼岸ということもあり、今月の初めに急死したヒロのおじいちゃんにお線香あげに行ってきました。
お宅を訪ねると僕が来るのを楽しみにしてくれていたヒロの姪っ子の「こころちゃん」が元気よく出迎えてくれました。
おじいちゃんが好きでいてくれたカレーパン、花束、その他色々を持参してお線香をあげてあら合掌。
生前に可愛がってくれたことへのせめてもの挨拶、葬儀に参加出来なかった事へのお詫び。時間にしたら微々たる物ですが深々と手を合わせてきました。
手を合わせた後、ヒロの愛娘「瑠夏」を抱っこしてしばらくお話し。
おじいちゃんの曾孫ちゃん達は相変わらず元気で可愛い。
おじいちゃんが亡くなった翌日、この子達が通っていた、おじいちゃんも通っていた小学校が全焼した。新聞でも大きく取り上げられた。
続く時は本当に続くって他人の僕が参ってしまったのが情けないくらいにちょっとちゃん達は明るかった。
振り返るにも懐かしむにも哀しむにもまだ子の子達はわかすぎるんだよね。常に明日や次の瞬間に前向きでドキドキワクワクしてるんだよね。

「こるぷはそんなお店にするんじゃなかったっけ？」

おじいちゃんが亡くなった後にヒロが言ってました
少し言葉は違うけど「明日が普通に迎えられることは本当にすごいことなんだ。今日起きたこと、会えた人にもっと感謝しなければいけない」

あ～、俺はまだまだ甘い。
改めてヒロの言葉を思い出した。
また明日から気合い入れねば。

不意に人生の終焉はやって来るらしい。でも、それまでは前だけ見ていよう。
競合店が出来たり、夏の暑さだったりこの夏はかなり苦戦した。季節が変わったから急に風向きが変わるわけではなし。

まだまだドキドキワクワクしよう。お客さんと一緒に。
おじいちゃんに恩返し出来なかった分、もっともっとお客さんに喜んでもらおう。