24日は、バッテリー満充電(おなかいっぱい)で、日中様子を見ました。
グラフの青い線がバッテリー電圧、ピンクの線が、電力(パネル側からバッテリー側へ送られている電力)です。
電圧は、57.19Vまであがり、少し維持されます。これは「Absorption(吸い込み)」というフェーズです。そのあと、55Vまで電圧が下がり、放置されます。これは「Float」というフェーズで、充電を安定させ、休ませるのが目的だそうです。実は、この時点では、送電量が「0W」になります。日照があって発電するポテンシャルがあっても、バッテリーがおなかいっぱいなので、送電できないのです。バッテリーから「もう食べられない」と言われてしまっているわけです。
今日は、昨日の夜にインバーターのアラーム(もう電池がないー)が鳴るまで使ったあと、一日中天気がよく、しっかりパネルから電気を搾り取れたと思います。
グラフでは、朝の5:00に41Vくらいまで電圧が下がっているのがわかります。これは、すべての負荷を切断しているので開放電圧ということになりますが、ほぼカラの状態です。5:00すぎに太陽があがってくると、一気に50Vまで電圧が引き上げられ、その後15:00ころのピークにむかって54V程度まであがりました。また、電力は、ほとんどリニアに、12:00に向かって上昇し、ほぼ逆の形で夜の17:00くらいまでさがっていく、という理想の形です。これは、最大量発電し、バッテリーに効率的に充電できている状態です。つまり、バッテリーがおなかいっぱいの状態では、効率的にパネルの電力を使えない、ということなのです。
さて、グラフを見ると面白いことがわかります。午前中は、まっすぐあがって生きますが、午後はギザギザになっていますよね。どういうことかと考えていたのですが、ひとつ前のブログエントリーの写真を見ていただくとわかります。午後になると、手すりの影がパネルの上にかかってくるのです。手すりは棒状なので、パネル上のセルの上を通過するわけですが、セルの上に影があると発電量が下がり、セルとセルの間にあるときは一時的に発電量が回復する、これを繰り返すために、ギザギザになるわけですね。