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低所得者は、将来の生活を考えると不安で眠れなくなるというケース等 心理的な健康不安が原因

2015年05月25日 09時30分43秒 | つぶやき
施術前施術後

VOL2

このような「健康格差」について、早くからその深刻さを指摘しているのが、千葉大学予防医学センター教授の近藤克則氏。同氏は、数々の調査を元に健康格差の実態やその背景を調べている。

近藤氏が中心となったAGES project(2007年)でも、健康格差にまつわるさまざまな調査が行われた。それによると、健康に望ましくない生活習慣は、社会階層の低い人たちに多く見られたという。たとえば「転倒歴」などを調べても、お金持ちのほうが転びにくいという結果が出たようだ。

なかでも注目すべきは、心理的な要因につながるデータだ。そのひとつが「不眠」。たとえばAGESによると、年収200万円未満の人では、不眠の割合が60.1%に対し、400万円以上の人では48.9%と1割以上少なくなる。

所得が低ければ、当然ながら老後の生活や年金の受給額も変わってくる。そのようなことから、65歳以上の人にとって、あるいは老後の生活を間近に控えた人にとって、将来の生活を考えると不安で眠れなくなるというケースが出ても不思議ではない。

「不眠は、脳卒中や心疾患など、循環器疾患の危険因子であることがわかっています」(近藤氏)というように、眠れないことが健康を阻害することは想像に難くないのだ。

さらにAGESの調査では、所得が低くなるほど“うつ状態”になる人が多いことも分かっている。このことからも、金銭面から来る心理的な不安が、健康格差の要因になっていることは多分に考えられるのではないだろか。

次回 VOL3(健康で長生きするためには「所得を上げる努力と、現状働いている仕事で出世することだ」)へと続く






この大変興味深い記事は ↓より
http://www.rakumachi.jp/news/archives/96086/2


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