えんぴつとぺんω

似顔絵のお仕事しています(*^-^*)
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鉛筆選び・鉛筆画の技法・似顔絵の心構え

2020年01月20日 | 
1/20「大切な事」
僕は大切な事は何度も書きます。と言うか僕は大切な事は何度も書きます。なので重複した内容の記事が幾つもあると思いますが、それは大切な事は何度も書くからなんですよ。要するに大切な事は何度も書くから重複した記事があるのですが、それは大切な事は何度も書くから重複した記事が幾つもあるんですよ。







1/20「出来るか~(;゚д゚)」
以前、TV番組の取材で本番中に5分で絵を描いてくれと言われた。自分は時間をかけて精密に描くタイプで、いわば長距離ランナー。フルマラソンを5分で走れと言ってるのと同じ。出来るか~(;゚д゚)💩 1枚に平均20~30時間、50時間以上かかるのも珍しくありません。この絵を描くのにどのくらいの時間が必要か想像出来ないから、簡単に描けと言えるのでしょう。



1/19「SNSは自己中心的世界」
10年前gooブログに訪問者のアイコン(登録必要)がリアルタイムに表示される足跡機能があって、毎日来てくれる訪問者のブログに足跡残してたら「いつも来て下さって有難う御座います」ってメッセージ来た。最初に自分が来た事も自分も毎日来てる事も度外視して、自分中心の考えだから「相手は自分に興味がある」って発想になるんだよ。

SNSの「フォロー」も「友達」も「いいね」も同じ。いくら相手発だとしてもこちらが返した時点で、相手は自分に興味があると都合の良い様に解釈するんだよ。そんな自分中心に回ってる世界で「いいね」だ「フォロ-」だと騒いだ所で何の意味も持たない。だから自分はフォローもいいねもコメントも一切しないと決めました。本当に興味持って声かけてくれた方だけ大切にすれば良い。そんなんで離れる人はさっさと消えてくれたら良いんですよ。もし「いいね」が義務化に感じるならやめたら良いと思います。


1/18「依存」
あんこが好きで1ヶ月に7kg食べた結果あんこが食べれなくなった。鯛焼きとか生地に包まれてたら食べれるけど、そのままでは無理、あれだけ好きだったのに....。過去には毎日絵を描いて更新しなきゃアクセスが下がるって自分を追い詰めたブログ依存。その延長に「メールの返事しなければいけない」「返事が無いと不安になる」「また返事をする」「不安になる」の悪循環で自分を苦しめたメール依存がある。

昨今のインスタ映えブームにしても所詮はスマホの中の出来事。SNSが無くなったら何が残るのか考えた場合、フォロワーに一喜一憂したって虚しいだけ。今の自分の目標は、自分の絵が人の手に渡ってこの世に1枚でも多く残す事で、しっかり仕事して行く為のツールとしてSNSを活用出来たらと思います。何事もほどほどにしとかないとね。



1/9
似顔絵と言ってもただ単に写真を絵にするだけではありません。どんな絵が良いのかは人それぞれ違うので、まずはご要望をお聞きしてスケッチに起こしイメージを形にします。更に修正案をお聞きしてスケッチを繰り返し、そうして出来た設計図を元に似顔絵の制作が始まります。あくまでも喜んで貰う事が仕事、こうした事を面倒くさがったり手を抜く様じゃプロ失格。チラシの裏に落書きしてりゃ良い。

そうは言っても「自分に出来るかな」っていつも不安だし、終わってみて「これで良かったのかな」っていつも一人反省する。それが例え上手く行かなかったとしても精一杯やった結果なら必ず人には伝わるから、精一杯は回り回って自分を救ってくれる物でもあるんですよ。結局は喜んで貰いたいを全うする為の自分自身へのスケッチなのかも知れません。そう言う意味でも誰でも出来る仕事じゃないと誇り持って鉛筆握ってます。

似顔絵を描く為の設計図。
(ラフスケッチ)
詳細はまた別の機会に。








1/4「鉛筆選び」
鉛筆は10H(1番硬く細く薄い)から10B(1番柔らかく太く濃い)まであって、20年前は中間の3H~3Bを使ってました。3Hから始めてHBで描き込んで、仕上げに3Hで整えるやり方で、HBがメインだったかな。5Hは硬すぎてまるで針で描いてる様な「まだ使いこなせない」って感覚がありました。

今は10Hから始めて6Hで一通り形が出来るまで描き込むので、6Hが中間(メイン)になるかな。5Hから濃い部類に入るんだけど、硬質鉛筆の性質上線が薄いのでここからが長いんだ。どれだけ濃く出来るかが今の課題で、ここ数年突破出来ずにいます。

自分は元々鉛筆の持つザラザラ感が嫌いで、極力ザラザラを出さない事を意識した結果、20年以上経て10Hへと行き着いたんだけど、よほど繊細さや質感にこだわり無い限りこの技法はお勧めしません。どんな物にもメリット・デメリットがあるから性質を理解して選択する事が大切です。重要なのは何故その鉛筆を選んだかと言うプロセスで、その選択に明確な意図がなければ技術とは言えませんね。




12/17「業務内容・心構え②」
最初にどんな絵にするのか画風や画材、服装やポーズ、その他細かくご要望をお聞きして、ラフスケッチを用いて決めて行きます。それを元に本番となるのですが、途中経過をお送りしながら気になる箇所、追加して欲しい物、その他変更点などをお聞きして、修正しつつ仕上げて発送となります。

現在は結婚式の贈り物にとご家族の方からご依頼を頂いて、うした「一から作って行く作業も含めてプレゼントしたい」とのご意向から新郎新婦さんと直接やり取りをして作画を進めています。そして「このやり取りも全て似顔絵の代金に含まれている」そう言って頂きました。主役は僕じゃないので、ただ描いて送るだけじゃなく、作画工程も含めて楽しんで頂けると嬉しいです。


※これは過去の作品で新郎新婦さんではありません。
体を変更、サンバイザー、聴診器、ゴルフクラブ追加。




12/17「業務内容・心構え①」
絵を描く仕事って誰にも会わず一人で出来る物だと思ってたけど実際はそうじゃない。最初にどんな絵にするのか綿密な打ち合わせをして、お客様の漠然としたイメージを具体化して行くのが仕事でもあるので、お客様の意図を読み取る能力も必要になります。少なくとも「これは出来ない、自分はこうやりたい、こうはやりたくない」こんな考えでは成立しませんね。





12/17「鉛筆画の技法」
10Hで全身を限界まで描き込んで、9Hで全身を限界まで描き込んで、8H、7H、6H、5H、4H、3H、2H、2H、H、HB、2Bまで繰り返し全身を描き込みます。硬質鉛筆は線が細く繊細な描写が出来る反面、色が薄いのでハッキリした陰影に仕上げるには、多くの手間と時間を必要とします。

描いても描いても終わらない。
そんな感覚に陥る事もあります。





12/17「仕事でミスした話」
2015年と2017年、お父様からのクリスマスプレゼントとしてご依頼頂いた似顔絵です。2017年、完成してあとは発送するだけと言う段階で「あ、紙のサイズを間違えてる...(;゚д゚)」とミスに気付き、大慌てで描き直すと言う失態をやらかしてしまいました。

2枚並べて飾るので同じ大きさでと言うオーダーだったのに、一回り以上デカイ紙に描いてしまったのです。幸いとても優しいお父様で、ミスした方も合わせて快くご購入下さったのですが、あんなに血圧が低下したのは始めてでした(・∀・;)テヘッ


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