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◆SORAの小さな写真館◆

アタシが切り取る小さな世界 アタシが見た一瞬
あの頃の未来 アタシの記憶の断片をキミに
          

#952 岐阜柳ヶ瀬お化け屋敷 恐怖の細道~あの夏の忘れもの~ 怖いぃぃ (゜ロ゜ノ)ノ

2013-08-04 00:23:04 | ◆想◆






今日は、岐阜は柳ケ瀬に行ってきました。

柳ケ瀬
昭和の岐阜、柳ヶ瀬は素晴らしい場所でした。
その喧騒なまでの賑わいに人々は大いに心躍らせ柳ヶ瀬に出掛けたそうです。

私は、岐阜育ちではないのでその頃の柳ケ瀬は実のところ知りません。

それでも私が、岐阜に来た頃には柳ケ瀬といえば
親子連れや若い人で賑わう街でした。

昨今、その賑わいがなくなり
柳ケ瀬に元気がなくなりました。
そんな岐阜柳ケ瀬商店街を盛り上げようと
活性化を図るべく 様々なイベントが開催されています。

町おこしの一環として
今日は、その柳ケ瀬で「スィーツフェスティバル」が開催されるということで
友達に誘われて久しぶりに柳ケ瀬へ!

スィーツや様々なイベントも楽しみだったのですが、
ここ何年か夏季限定で開催されている
超怖いというお化け屋敷を体験。

 
岐阜柳ケ瀬のお化け屋敷「恐怖の細道」は、
昭和の柳ケ瀬を舞台としたお化け屋敷です。
オカルト作家・山口敏太郎氏をプロデューサーに迎え、ジャパニーズホラーの小説仕立ての
恐怖空間となっているとのこと。
その怖さは、毎年、TVや新聞でも話題になるほど。

混雑時には、待ち時間が1~2時間となることもあるとかで
朝一番を狙ってみました。

お化け屋敷前に朝の9時45分に到着。
すでに一組がOPEN待ちしてました。

10時ジャストに一番に並んでいた2人がお化け屋敷の中へ

しばらく時間を空けて係りのお姉さんに
お化け屋敷内での注意事項を見せられ
読み終えると お姉さんがお化け屋敷のドアを開け中へ入るように言われる・・

中に入った途端にお姉さんがバタ!と思いきり音をたてドアを閉めるもんだから
いきなり「キャ――――――!!!!!!」
だって中は真っ暗だし、
中に入ったものの その先どうしたらよいのか・・・
行き止まりのようになっていて立ってるしか出来ない状態
えぇぇぇ~どうしたらええの~~~
暗さと密閉空間に恐怖がどんどん膨らんで
とにかく怖いんです

その先は口では説明できない恐ろしさ。
恐怖に続く恐怖に
あんなとこや こんなとこから 口裂け女が・・・
私と友達は、失神寸前(これ冗談じゃなく
しっかり手を繋ぎ 
大声で叫び
腰が抜ける寸前でへっぴり腰で恐怖の昭和の柳ケ瀬の細道を逃げるように必死で・・・
涙でそうなくらいこれ本当よ。

必死に前へ進み
最後の最後まで恐怖に追いかけられ
大声で叫びながら 明るい方へ走ると外

外には、お化け屋敷待ちの人達


とにかく恐ろしかった



今まで入ったお化け屋敷の中で間違いなく

恐怖度NO1


昔のお化け屋敷とは違った感覚(10年以上お化け屋敷とは縁がなかったのですが)

岐阜 柳ケ瀬にお越しの際は
肝試しに是非行ってみてください。










≪ 岐阜柳ケ瀬お化け屋敷 「恐怖の細道」~あの夏の忘れ物~ ≫

          9月23日まで開催

      平日:11:00~20:00 休日:10:00~21:00





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#938 手紙

2013-05-13 21:10:31 | ◆想◆







小学校1年生の頃、仲良しだったミカちゃんは動物や虫が大好きな女の子だった。

学校帰りに大きな犬を飼ってる家があって
ミカちゃんは、いつも大きな犬を平気で撫ぜていた。
じゃれて飛びついてくる大きな犬もへっちゃらなミカちゃんは、
とても勇気のある女の子に私の目に映った。
私はというと、飛びつかれるのが怖かったし、
その犬の面構えが怖くて近寄ることすら出来ずに
いつもミカちゃんと犬を少し離れた場所で見ていた。
「怖くないよ。ほら!」
ミカちゃんは、私にいつも大丈夫だよと言った。
ひきつりながら犬に近寄り少しだけ犬の頭を撫でたのは、ほんの数回。


カマキリやバッタ、蜘蛛や毛虫、蝉にカエル、にわとり、蛾・・・
どんな生き物もミカちゃんは平気で捕まえた。

学校の帰り道、蟻の行列が死んだバッタを運ぶのを
座り込んでジッと2人で見ていた。

死にかけのカマキリを見つけて治療だと言って2人で木の枝や葉っぱで
カマキリを撫でた。
でも、カマキリは生きかえらなかった・・。
蟻の行列があっという間にカマキリの周りに集まってきたのを覚えている。

蜘蛛の巣に葉っぱを投げて へばりつくのを面白がった。

ミカちゃんは、髪が長くていつも綺麗に髪を結んで可愛いリボンをつけていた。
クセ毛の私は、髪が短くボサボサだった。

学校から帰るとよく私はミカちゃんの家に遊びに行った。
ミカちゃんのお母さんは若くて
いつも綺麗にお化粧をしていて赤い口紅を塗っていた。
髪もセミロングでヘアカラーをしてお洒落なパーマをかけていた。
化粧っ気の無かった自分のお母さんとは全く違うタイプの
お母さんだなぁと子供心に感じた。
ミカちゃんの髪を可愛く結っていたのは、
きっとお母さんだったんだと今になって思う。


ある日、ミカちゃんは転校することになって
何処か知らない町へ引っ越して行った。
「お手紙書くね。」
そう言って転校して行った。

ミカちゃんが、転校してしまってどれだけたった頃だったか
よく覚えていないけれど、
1通の手紙が私宛に届いた。
ミカちゃんからだった。

「お元気ですか?わたしは、新しい学校で頑張っています」

そんな感じの短い文章が丁寧な字で書かれていたと思う。
そして、手紙と一緒に女の子の絵が描かれたものが入っていた。
その女の子が私だったのか、ミカちゃんだったのか覚えていない。
ただ、とっても上手な絵だったという記憶がある。

ミカちゃんに手紙をもらったのが、多分、私が生まれてはじめてもらった手紙だ。

でも、その頃の私は、
どうやったら知らない町のミカちゃんに手紙を送れるのかわからなかった。
ミカちゃんからもらった手紙を姉に見せたのを覚えている。
その時姉に手紙の返事をどうやって出すのか聞いたような聞かなかったような・・・
記憶は曖昧でミカちゃんに私は手紙の返事を書いたのか・・・
よく覚えていない。

多分私は、ミカちゃんに返事を送っていないんじゃないかと思う。

赤いポストを見ると、
ミカちゃんや綺麗だったミカちゃんのお母さんのことをおもいだす。

そして、今頃ミカちゃんはどうしているのかなぁ・・・
私は手紙の返事を出していないんじゃないかなぁ・・・
ミカちゃんは、手紙の返事をずっと待っていたんじゃないかな・・・
そんな事を考えて少しブルーになる。

「ミカちゃん、お元気ですか?」

頭の中で届くことのないミカちゃんへの手紙を綴る。

きっと私は、今どこに居るのかわからないミカちゃんに
この先も頭の中で手紙を綴り続けるだろう。

最近、めっきり少なくなった大きな赤いポストは
はじめてもらった手紙と
幼い頃の懐かしく少しほろ苦い記憶を蘇らせる・・・。










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#930 四葉のクローバーを探せ

2013-04-16 00:10:13 | ◆想◆







外で遊ぶのが好きな子供だった。
学校から帰るとランドセルを置いて5分とたたないうちに外へ飛び出していた。
友達と遊ぶ時もあったけど、
そうでない時でも一人でブラブラと外で何かをしていた。
春には、一人で田んぼや畑の脇道に座り込んで
つくしやタンポポやレンゲソウやシロツメグサなどを黙々と摘んだりしていた。
シロツメグサの周りにクローバーがあると何時間でも四葉のクローバーを探した。
見つけた四葉は、家に持って帰って一番分厚い本の間に挟んだ。
挟んだまま次に見た時は四葉はぺっしゃんこで枯れてパリパリになっていた。
だから、ふいに分厚い本のページをめくると
パリパリの茶色い四葉があちこちのページから出てきた。

ある日、いつものように四葉のクローバーを探していたら
後ろから「SORAちゃ~ん」て声がして
振り向くと白い蛇が私を呼んでいた。
私は少し驚いて「あ、」て小さく口にした。
その途端に白い蛇の姿は消えてしまった。

大人になってもクローバーを見かけると
ついつい座り込んで四葉を探してしまう。
そして決まって、いつかの白い蛇のことを思い出す。
その時の風景も見事に思い出される。

あの声は本当に白い蛇の声だったのか?
あの時見たのは本当に白い蛇だったのか?
四葉のクローバーを探しながら
「蛇が喋るわけないよなぁ~」とぼんやり思う。

そして四葉のクローバーを見つけると
やっぱり分厚い本を探すのだ(笑)




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