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◆SORAの小さな写真館◆

アタシが切り取る小さな世界 アタシが見た一瞬
あの頃の未来 アタシの記憶の断片をキミに
          

#1097 秋の夜空に咲いた花

2015-10-07 21:01:03 | ◆夜◆








この何年か私と親友の間で恒例となった季節外れの花火大会。
今年も2人で出掛けた。

1年があっという間だって、
この季節外れの花火大会に教えられる。
去年の今頃「嫁」だった私が、
今年は「姑」になっていた。
そして40代だった私が今年は50代になった。
病気ブログで仲良しだった友達は、
去年は闘病中だったのに今は空へ。

「ねぇ、そこから見る花火はどう?」
「特等席だよ!最高~!」 満足げな彼女の顏が浮かぶ。
「いいなぁ~私も特等席がいいなぁ~」
「あはは、まだまだ駄目だよ!ここは私の場所だから。」彼女が笑いながら言う。きっと、彼女は、そう言うだろう・・・。
だから、私は苦笑いしながら、親友の隣で夜空に咲く花を見上げる。

40代だった頃、
年を重ねるごとに深みを増す
「ワイン」みたいに年齢を重ねていくんだ!
深みのある味ぶかい女性(人間)になる。
そう意気込んでいた。
間違えても「干しぶどう」にはならないように~なんて。。。
ところが、年数を重ねるごとに深みと味を増すワインになるのは、
なかなか難しいのだと既に思い知らせている(苦笑)
それでもジタバタともがきながら熟成されたワインになれないもんかと毎日それなりに格闘しながら過ごしている。

来年の私は、どうなってるんだろう?

でも、何より嬉しかったのは今年も
季節外れの花火大会を露店で買った
「広島焼き」と「みたらしだんご」を
「おいしいね。」て食べながら
「わぁ~綺麗!」って
無邪気に笑いながら季節外れの花火を親友と2人並んで見れたこと。

今年も残すところ3か月をきった。

1年ほんとうに早いな。


そうそう、特等席の彼女に
先日、初孫が産まれた。
きっと、花火以上に彼女はパッと弾けて喜んでいる事だろう。






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#1076 裸男たちが火の粉の滝へ @手力火祭り

2015-04-21 00:12:19 | ◆夜◆



境内正面には歌舞伎や昔話を題材とした大掛かりな山(舞台)がセットされています。












境内には高さ20mの御神灯(巨大な行灯)が立てられ









次々と点灯された後、滝花火に点火!











火の粉が降り注ぐ中へ裸男が神輿を担いで乱入してくのです。

この時、見物人の頭上にも火の粉が降り注いでくるのです
風向きによって物凄い量の火の粉が降り注ぐので見物客もウカウカ出来ません。
皆、火の粉に当たらないよう必死で火の粉を払いのけながら裸男達の乱舞に見入るという決死の覚悟のお祭りなのであります。

ナイロンのブルゾンなど着て行ったなら、火の粉で穴が開くことも









滝のように降り注ぐ火の粉の中、火薬を仕込んだ神輿を担ぐ上半身裸の男達。

火の粉の中で裸男達が神輿を担いで乱舞!!!!

アツイ!アツイ!もう火の粉が降り注ぐ中凄いです!

見物客からは「キャー凄い!」の声がw









滝のように降り注ぐ火の粉の中、その間を鐘を鳴らしながら乱舞する男達、爆竹の轟音・・・
まさに音と火の勇壮な祭りです。

もはや裸男達の姿は火の粉で見えないほどです

手筒花火や、仕掛け花火が一斉に火を噴く山焼き、もう境内煙だらけw火だるま状態
火薬のにおいが立ち込める境内では言うまでも無く見物客が圧倒されるのです。









全部の御神燈(行灯)がうまく点火すればその年は豊作。
火の下をくぐると 1年間無病息災だと伝えられているそうです。

何より火の中で舞ったという充実感、男であることの意味、さらには 生きてる!って感じられる!なのだとか。でも、お祭りの後には身体中火傷であちこち水ぶくれで痛いというのも事実のようです。この土地で男として生まれたら大変ですねぇ~




写真ではなかなかこのお祭りの迫力をお伝えできませんが、

ほんとに凄いお祭りです。



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*夏は、復興・観光用の祭りイベントとして毎年8月の第2日曜日に長良川公園でも火祭りが開催されるようです。出場する町内は本祭の半分ですが、本祭では行われない通常の花火を地面で爆発させる「地割れ花火」や和太鼓の演奏があります。