広島の山歩き(日記)

主に、広島の山を歩いています。
山のカテゴリーは「ひろしま百山」に準じています。

2018.6.4:三十三曲りは十九曲りだった(恐羅漢山)

2018年06月08日 | 西中国山地と芸北地方

登山教室の先輩(K川さん)に、下見の同行に誘われた。

旧羅漢~カマのキビレ~三本栃~広見山登山口~ジョシのキビレ~ジョシ谷~亀井谷~三十三曲り~台所原~ヤハチのキビレというコース。

先輩も私も、実は昨年行ったのだが、先輩の会で行くので、もう一度下見をしておきたいとの事だった。

行っても良いが、二人だと怖い(クマと道迷い)ので、もう一人誰かいませんか、と言ったら、登山教室の大先輩(T本さん)が参加することになり、三名となった。

7時4分出発。恐羅漢山~旧羅漢は全く問題ない。旧羅漢からカマのキビレまでも、やや薄くなるところがあるとはいえ、踏み跡がはっきりしている。

問題はここからだ。踏み跡はだんだん薄くなり、途切れる。テープを探しながら右左、標高差150m位下ると、いよいよルートが分からなくなってきた。

三本栃まで、あと標高差50m位だがと、スマホの地図アプリを見ながら進む。しかしこれ以上は無理だと最後にあったテープまで戻ると、右下に下る踏み跡発見。

いったん斜面を降りる。

向かい側の尾根っぽい所に乗り、少し歩くと、左手に三本栃が見えてきた。右の一本は数年前から倒れている。

ここからは、ハゲノ谷上流に沿って、右へ左へと渡りながら、下る。ここを渡ると、林道に出る。

ここからおよそ10分ほど単調な林道を歩くと、広見林道に出る。

ここから林道沿いに右折すると、2~3分で広見山分岐で沢を渡り左折する。この赤テープの丸太に、「広見」と彫ってある。

この少し手前に車が止まっていたから広見山にでも登られたようだ。

ここから悪い道を20分~25分くらいで「広見山・ジョシのキビレ分岐」に到着。

ここにはテープがギトギト貼ってあるから、すぐにわかる。

ここからの道は本当に分かりにくい。私のスマホ(赤線)は谷筋で狂いまくっているので役に立たない。去年の記憶をたどりながら、沢を渡り右の尾根にとりつく。

テープは所どころ、思い出したように右へ右へと付いている。青い線はヤマレコからダウンロードしたもの。

目の前には急峻な大きな尾根があるので、その右側を歩く。前回もそうだったが、ここは歩きながら非常に不安を感じた所。

帰ってから思ったが、ここはコンパスをセットして歩くべきだった。調べたら、ここはコンパスを60度にセットして歩けばよかったのだ。

地形が複雑で、地図では沢筋に見えるが、体感的には尾根筋を歩いていたという、わけのわからない所。

ジョシのキビレの手前からササが刈ってあり、ホッと一息。

ここにはカマのキビレへの矢印(新しい標識)があり、どうやら山稜会の方が、カマのキビレからジョシのキビレまでの稜線のササを刈っているようだ。

ここからジョシ谷までは、昨年はきれいにササが刈ってあって非常に歩きやすかったが、あれから1年、ササがだいぶ復活していて歩きにくいし、道が分かりにくい。

くねくねと曲がりながら、およそ30分でジョシ谷に降りる。

ここからは適当に、右へ左へと歩けるところを、テープを探しながら歩き、およそ40分で、ジョシ谷が注ぎ込む亀井谷を横切り対岸(寺床)に渡る。

渡ったところの樹木に「広見入口」と彫ってある。12時12分。ここでスマホを再起動したら、ジオグラフィカも元に戻った。

さてここからは特に問題ないと思われた。

しかし、ご覧のように三十三曲りの手前でまた迷った。実は三人とも右岸のみを歩くはずだという思い込みにとりつかれていたのだ。

そのため、歩けるルートが無くなってから、高巻きのルートを探すなどして右往左往。これはもう左岸にわたってルートを探すしか無いと言う結論で、渡ったら、すんなりと三十三曲がりまで行けた。三人居ったら文殊の知恵が、この場所では思い込みに阻まれて役に立たなかった。

ここでおよそ25分のロス。

三十三曲りに入ってからは、ここまでくれば迷う余地がないということで、気分はゆるゆるになる。本当はいくつ曲がるんだと、曲がるごとにかぞえてみたら十九曲りしかなかった(笑)。

台所原に着いたのが14時6分。12分休憩して、ヤハチのキビレに向かうが、この林道が長い。林道の終点に着いたのが14時56分。な!長い!。でも疲れた体で恐羅漢山に登るよりはよいか。

ここからは最後の登り。およそ12分で縦走路に出る。そこからナツヤケのキビレを経て、牛小屋高原駐車場に着いたのが、15時46分。

皆様お疲れさまでした。

距離:17.8km

時間:8時間42分

累積標高:1911m


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