そろそろ、ゆったりとした山を歩きたいなと思っていたら、前回十方山のお誘いがあったので、今回は比婆山に行くことにした。
自宅から下道を走って、県民の森まで2時間少々。実はこれ高速を走っても、時間的にはあまり変わらないのである。
さて、駐車場を出発したのが8時29分。10分ほど車道を下って、登山道に入る。
8時44分「牛曳山」の標識から、白樺並木の緩やかなジグの道に入るが、気持ちの良い道だ。
9時1分、谷筋に入り、しばらくして谷から離れると同時にヨメナロードが始まるが、このような状態が牛曳山を超えて、伊良谷山の向こうまで、途切れながらもずっと続く。正確にはヨメナは秋の花で、この時期咲くのはミヤマヨメナである。
10分も歩くと牛曳滝。右に回り込んで滝の上を超えると、再び緩やかな道になり、9時45分牛曳山。途中すれ違った男性は、毎年来るが、まだちょっと早かったね、もっと真っ白になるんだ、と言われた。
ヨメナをずっと見続けていると、いろんなやつがいるが、一番の美人はこれかな?。
牛曳山から伊良谷山までは緩やかなアップダウンで、わずか13分。9時58分到着。
毛無山は10時32分。山頂は風が強く、防寒着を羽織り、小休憩。目の前に立烏帽子山が見える。さてあそこまで行けるかどうか、我ながら半信半疑である(笑)。
今回はやや出遅れたので、桔梗が丘はスルーして、出雲峠にまっしぐら。途中、夫婦連れが登ってきて、「ヨメナは咲いてましたか」と聞く。ほかにも何人か登ってきたから、皆さんお目当てはヨメナの様だ。
出雲峠11時3分。3分休憩の後、烏帽子山に向けて出発。山頂間近になるとマイズルソウがチラホラと咲いているのに気が付いた。
11時50分、烏帽子山山頂。ここで休憩16分。相変わらず山頂は寒い。
12時30分、比婆山。この辺り、山頂周辺はマイズルソウが群生しているが、花芽がまだほとんどない。本来は夏の山野草なので、まだまだこれからの様だ。
比婆山から4分で門栂のイチイの木。
門のように2本のイチイが待ち構えていたが、衰えていた一本は完全に倒壊枯死。もう一本も樹勢が弱って、もうあまり長くはないような気がする。保護のため周りにはロープが張ってあり、近くには寄れない。
ゆるゆると下って、12時53分、越原(おっぱら)峠。古いガイドブックには萩峠とある。ここを左に降りると公園センター、右に降りると越原に下ったそうだが、右の道は今はもう無い。
池の段(1279.5m)到着、13時27分。秋になるとシラヒゲソウが咲くところ。
さて、いよいよ最後の立烏帽子に向けて、重たい足を運ぶ。登り始めると、あちこちにイワカガミが咲いている。今までの縦走路でもちょくちょく見かけたが、ここが一番咲いている。
13時47分、立烏帽子山山頂。さて、下の駐車場に降りて、ここからの草尾根が長い。
駐車場からは緩やかなアップダウンだが、5時間以上も歩いてくたびれているので、ちょっとした登りがきつい。
展望園地に着いたのが、14時51分で、立烏帽子からほぼ1時間かかった。目の前には今朝ほど登った牛曳山・伊良谷山が見えるが、その景色を楽しむ余裕もない。
駐車場到着、15時17分。
距離:16.8km、所要時間:6時間48分、累積標高:1188m、
平均時速2.4kmだから、このルートの道が、如何に歩きやすいかよくわかるが、疲労度マックスで、帰りの下道2時間半の運転は、あくびばかりしていた(笑)。
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