オヤジっちの週末超スローライフ

十国峠・JR最高地点


朝焼けに染まるあゆみ橋。今日は暑くなりそうです。

今日はDAHON峠スペシャル号乗って十国峠(標高1350M)を超えて野辺山のJR最高地点(標高1375M)を目指します。早起きして相模線の始発に乗り、八高線の児玉駅までローカル線に揺られながら3時間の旅です。

※DAHON峠スペシャル号で大弛峠2360Mと麦草峠2127Mを制覇しています(ブログ参照)。


児玉駅は八高線の終点付近の埼玉と群馬の県境にある。(駅は埼玉県)


児玉駅で降りたのは地元の高校生とオヤジっちだけ(*0*。


午前8時20分に十国峠に向けて出発。十国峠までは標高差1290M、基本的に72Kmず~っと登りになる。実際に走ってみると見た目より傾斜があるようで、DAHONNで20Kmを割らないように走るのが精一杯だ。


多少は涼しいかと思っていたのだか、群馬はやはり暑い...。


下久保ダムに到着。傾斜はまだ緩くアウターで登って行ける。


アサガオに乗っ取られてしまった道路標識。


国道462号線は砂利運搬のトラックが走っているが交通量も少なく走りやすい。


上野村辺りまで来ると段々と峠越えの雰囲気がしてくる。日航ジャンボ機事故の御巣鷹山慰霊碑の入口を通過して揺ったりと傾斜を稼いでいく。この辺りから少しお尻が痛くなってきた。


国道462号線のと国道299号線の分岐を過ぎて暫く走ると「ぶどう峠」の入口になる。


国道299号線はこんな感じ。群馬の国道をナメテはいけません(>_<#


今日はDAHONなのでレーサーパンツは不要と安易な判断をしたのが命取りになった。国道299号線に入ってからはお尻の痛みが半端じゃない。可能な限り立ち漕ぎでしのぐが、20インチのタイヤで立ち漕ぎしても精々50Mが限度だ。あまりの痛さに途中で休憩して沢水をかぶって気分転換するが一向に痛みは変わらない。少しサドルを下げてみてもほとんど変わらない。お尻の痛みでペダリングが思うようにならずペースダウン。走っても走っても峠が見えてこない。GPSが無ければ心が折れていただろう。


十国峠の終盤はこんな感じ。お尻が痛くなければ最高の峠道です。


結局、児玉から5時間かかって十国峠に到着。


展望台からは学生時代に登った妙義山が見えてました。景色より爽やかな風に感動!

展望台脇のお地蔵さんに道中の安全を祈願して佐久穂に向けてダウンヒル開始。しかしお尻が痛いので爽快さより痛み解消を優先して、ず~っと立ったまま下ることにした。佐久穂までこのままいけると思っていたのだが、下り区間はほんの少しで後は漕がなくては前に進まない。再びお尻の痛みに苦しむ。

以前、サイスポの峠の特集でこのコースを紹介していたのだが、佐久穂側から緩やかにアプローチして群馬側に一気にダンヒルを楽しむと良いコースとかいう内容が書かれていたような気がしたが、その逆コースななのだからキツいのは当たり前か...。

国道141号線まで下りてくると普通に暑かった。お尻の痛みはもう限界。目標地点のJR最高地点は標高1375M、これから700M位は高度差がある。しかし最寄りの駅から輪行で帰るには時間が余りすぎるし、とりあえず小海線なので小海駅まで行って様子を見ることにした。途中のコンビニで2L水を購入して頭からかぶったり飲んだりして体を冷やす。すでに朝から5L以上は飲んでいると思う。

小海駅付近を通過した時は既に午後3時を回っていた。甲府駅から特急を予約しているので清里を午後5時7分の列車には乗らなくてはならない。普通なら余裕で間に合うはずだがお尻が痛いので時間的に厳しいかもしれない。さて、どうする?

昨年は三連敗のメンバーで茅野から麦草峠を越えてJR最高地点を目指したが、チームの体力的な限界があったので目の前の野辺山駅で断念せざる終えなかった。今年は一人なので自分が頑張ればよいだけ。「列車に間に合わなかったらその時考えよう!」と意を決し小海駅をパスする。列車よりお尻が心配だが...。

松原駅を通過するとちょっとキツい坂が待っていてその後はあの長~い直線坂が待っている。しかも松原駅を過ぎてしまうと国道から小海線が離れてしまうので野辺山まで行くしかない。心が折れそうになったが弱気を振り切って坂道に突入した。

とにかくお尻が痛い。正確に言うと臀部が痛い。そこで考えたのがサドルのサキッポに座って走る「チョン座り走法」。臀部がサドルから離れるので一時的に痛みからは解放されるが「ハフ~♥」的な刺激と中腰で立ち漕ぎをしている体制になるので足への負担が大きい。そこでサドルの後ろに座りハムストリングでサドルに座るようにしてみたが、漕いでるうちに前にずれてきてしまい長くは続かない。そんなこんなしているうちにデタラメなベダリングで足がツリ始めてしまう。

何度となく立ち止まりお尻を擦りながら激痛に耐えて走っていると野辺山の駅が見えてきた。正直言ってやめて帰ろうと思ったのだが、王滝でお尻の痛みに耐えて完走したときのことを思い出し、あと少し頑張ろう!と心に鞭を入れて午後4時25分にJR最高地点に到着。


最後まで諦めずに走ってギリギリで完走しました。

シャッターを押してもらった人に「どこから来たのと」尋ねられたので「児玉から十国峠を越えてきたと」話すと、地元の人らしく「上野村を越えてきたのか?信じられな~い」と言われたので「予想よりキツいコースでしたよ」というと「だろうな」と納得されていました。

ご褒美に焼きトウモロコシを食べたかったのですが、時間がないので清里を目指します。10分程走ると清里駅に到着。走行距離128.6Km Ave 18.2Km(GPS計測)でした。


清里駅前にはC62の機関車が展示してありました。


小径車はコンパクトにまとまるのと輪行が簡単に出来るのが利点です。


清里から甲府までは普通列車で移動して、甲府からは特急あずさの指定席で寛ぎながら駅弁とビールを堪能する予定だったのですが、ビールを買って駅弁コーナーに行くとなんと、売り切れ...。

小淵沢駅で「元気甲斐」を買っておけばよかった~(ー_ー!

レーサーパンツと駅弁の偉大さを思い知らされた一日でした。

コメント一覧

オヤジっち>戸塚のさくまさん
アンカーで行くなら後ろから押して下さいね(笑)

あいにく18日はB1グランプリのボランティアでかり出され、20日はお彼岸で親戚が来るので、ちょっと無理なんです。

23日なら開いてます。

行き帰りは輪行ですかね?まさが自走(×_×
戸塚のさくま
お疲れ様でした。
ハンディがあった方がいいですね。レイパン履いていたらスイスイだったことですね。
DAHONとアンカーで出かけましょう。楽しみです。19日は都合が悪いから18日か20日に大弛かビーナスラインを走破も面白いかな。。。
オヤジっち>広葉樹さん
お尻の痛みは拷問の域に達していました。

清里駅前は「強者どもが夢の後,,,」状態で、閑散としていました。駅には若い人の姿は無く、中高年のハイカーがベンチを占領してました。

紅葉の季節にDAHONで「ぶどう峠」に行ってみましょう!
広葉樹
お尻の痛み・・・
 よくわかります。

にしても、MMだな。

学生のころブームにのって通った清里駅
変わっていないね。(当然か)

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