弁理士oTToのブログ(blog):

弁理士試験に合格し、登録しました。

三村量一さん

2006年10月21日 | 弁理士試験
「知財高裁発足から1年半 知財の司法現場からの報告」という講演を聴いてきました。

三村量一さんは中村修二氏の青色発光ダイオードの200億円判決を出したことでも知られているのだそうな(知らなかった・・・)。
見た目はどこにでもいそうなおっちゃんでしたが。

最初は制度の説明で、うとうとしてしまいましたが、
最近の事件の話題あたりから目が覚めてきました。

「まねきTV」は個人の録画だからOKで
「よりどりみどり」は業者の録画だからNGか・・・。
「よりどりみどり」事件は知らんかったです。

「『文系の裁判官に技術がわかるのか』という人がいるが
それを言ったら医療訴訟は医者しか判断できなくなる」
という話には、なるほど!と唸ってしまいました。
代理人の弁護士もたまに理系の人もいるが、ほとんど文系だとのこと。

秘密保持命令の制度はやっと1件利用されたのだとか。

エプソンの特許が無効にならなかったら面白かった、
というようなことも言ってたような。

会費1000円のもとはとれたかな。


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3 コメント

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Unknown (rose)
2006-10-21 07:04:54
地裁レベルで「専用実施権を設定した特許権者が差し止めできない」とした、あの三村さんでしょうか。一太郎事件もかなり難解な判決をしていましたね。三村さんがいるから受験生は勉強量が増えるという講師がいます。私も同感です。
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Unknown (oTTo)
2006-10-22 00:48:17
一介の裁判官の言うことと

一介の講師の言うことと

一介の受験生であるoTToにはどちらが正しいとも言えません。

しかし、

5人の合議でやってる裁判で1人が三村さんじゃなかったら違う結論が出るのかという疑問と、

違う結論だったら果たして受験生の勉強量が増えないのかという疑問はあります。

どちらかというと、法律でばしっと切れない事件が起きるから勉強量が増える、と考えるほうが妥当な気がします。

ま、講師の方は冗談半分で言ってるんでしょうね。



当事者同士で妥当な結論が出せないから

裁判でそれなりの結論を出すということを考えると

裁判でそれなりの結論を出して

「これからはこうしたらどうでしょうか?」

と言うことを示せるならいいんじゃないすか?
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なお、 (oTTo)
2006-10-22 00:52:12
ダメなら上告するってことで。
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